太陽を盗んだ男
太陽を盗んだ男
日本 147分 1979年10月6日上映
rating 4.2 4.2
60 20

『太陽を盗んだ男』のsouthpumpkinの感想・評価・ネタバレ

southpumpkin
southpumpkin 5 2015年7月30日

オールタイム・ベストに長谷川和彦監督『青春の殺人者』を入れているのですが、同監督の監督第一作目がこちら。長谷川和彦監督はこの天才的な2作品を残していながら、その後映画を撮っていないという伝説の映画監督です。いま邦画を救うことができるのはこの人しかいないんじゃないかと思っています。 『青春の殺人者』と比べるとリアリティはありません。プルトニウムを盗んで原爆を作った中学の理科教師の話なので、まずもうここからおかしいのですが冒頭からバスジャックがあったり、まるでハリウッドのようなカーチェイスなど見どころがこれでもか、とつめ込まれています。メッセージとしてはマーティン・スコセッシ『タクシードライバー』に似たところがあり、明らかなオマージュなどもあります。『タクシードライバー』を下敷きに好きなように作った映画といえるのではないでしょうか。映画の熱量は凄まじいものがあります。まさに原爆級。荒唐無稽スレスレの際どいラインで物語が進行していきます。 とりあえずみんな観たら良いのではないでしょうか。人によっては生涯ベストにもなりうる大傑作だと思います。