自転車泥棒

Ladri di Biciclette
0000年 イタリア
rating 3.9 3.9
37 11

「自転車泥棒」のスタッフ・キャスト

「自転車泥棒」の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 3.5 2017年8月3日

    貧困に苦しむイタリア。せっかく手にした仕事で必要な自転車を盗まれた男は息子と共に自転車を探し歩く。 貧困を基軸に多くのメッセージを含有しています。印象的なのは信仰。貧困のためとは言え教会での祈りを邪魔するような男は、都合よく神の力を借りようとも叶わない。それが信仰への勧めなのか、貧困の元では信仰など瑣末なものになってしまうというメッセージなのかは観る人によって異なるでしょう。 強烈なラストシーン。あまりにもやるせなくて脱力しそうです。子は親を選べない、とはよく言ったもので、貧困は相続されてしまうのも大きな問題ということです。貧困の元に親としての権威など存在しない、というあまりに残酷なラストシーンでした。 以上のように胸糞の悪い映画になっています。胸糞悪さはエンターテイメントになりうると考えているので、本作は古典映画と言えどかなり面白く観易い映画なのではないでしょうか。小難しいことを考えなくても鑑賞することができます。 この映画、現在ではアキ・カウリスマキ、ケン・ローチ、ダルテンヌ兄弟などに受け継がれているということでしょう。上記映画監督好きにもおすすめしたい。

  • skateman0107ega
    skateman0107ega 2.5 2015年4月4日

    有名な映画なので観てみました! 最後にうわってくる映画

  • HMworldtraveller
    HMworldtraveller 4 2015年2月22日

    1948年のイタリア映画。題名そのままの、自転車を盗まれてしまいそれを探すというシンプルな話ですが、当時の世相や父と息子それぞれの思いがよく伝わってくる、切ない映画です。たかが自転車と言えど、この父親にとっては言わば生活の糧。父親が探すのに必死になるのも当然だし、見つけ出すのが絶望的なこともわかっていながら何とか見つかってほしいと思いつつ観てしまう。そうして、この父親に思いっきり感情移入したところに、あの行動。家族ともども食べていくための我を忘れた行動が、その家族(息子)に一番見せたくない姿を見られるという結果に繋がるのが、とてもやるせなくて何とも言えない気持ちになりました。でも、息子は父の行動の理由や気持ちをよく理解していると思います。最後のシーン、歩く2人の握りあった手に父と息子の絆を感じました。やるせない出来事だけど、結果的に家族の絆はより強まり、前を向いて生きていくことと信じたいです。

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