
『名探偵ゴッド・アイ』の感想・評価・ネタバレ
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2人の出会いシーンが既にタンゴになっててお洒落!ロマコメと謎解きとバディものとサイコスリラーとギャグとついでに『セント・オブ・ウーマン』と…それぞれ1本ずつ撮れそうなネタを惜しげもなく投入するトーさん気前良すぎ。それでもメインは愛のどつき漫才、いや食べ歩きか?何せコメディのアンディ・ラウは初めてなのでしばらく呆気にとられましたよ。ヒドすぎる。けどエレガントにスーツ着こなして踊る身のこなしがカッコいい。でもヒドいしカッコいいしもう最高。よく考えたら、何度虐げられても健気に尻尾振るサミー・チェンも事件の友人と同じようなものだよなあ。ベタベタにドタバタな身体の張り方が凄まじい!楽しくてお腹いっぱいです。
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ドロップキックが出る映画にハズレはありません。尚且つ食事が美味しそうとなれば面白くない訳がない。ドラマのボーダーも同じような表現を使ってましたがボーダーは霊、これは想像となってました。想像の方がやっぱり地に足がついてる感じしますね。ジョニートーはいいですね。フランス映画の雰囲気があって大好きです。
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ジョニートー作品には毎回観るものを弄ぶような自由度の高さに驚かされる。スリリングな急展開で観客を置き去りにしたかと思えばウダウダ夫婦漫才のようなやりとり。そして最後には物語を根こそぎ一気に束ねあげる職人技。この監督にはハズレがないです。今のところは。