フランケンシュタイン (1931)

フランケンシュタイン (1931)

Frankenstein
1931年製作 アメリカ 71分
rating 3.3 3.3
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『フランケンシュタイン (1931)』とは

イギリスの小説家メアリー・シェリーのゴシック小説『フランケンシュタイン(1818年初版)』を原作に、『暁の総攻撃(1930年)』『透明人間(1933年)』のジェームズ・ホエールが監督を務めた古典的ホラー・ムービー。出演は『暁の総攻撃(1930年)』のコリン・クライヴ、ユニバーサル映画「ドラキュラ」シリーズのヴァン・ヘルシング役で知られているエドワード・ヴァン・スローン。怪物フランケンシュタインを演じるのは1960年代末まで多くのホラー映画に出演、本作を皮切りにその分野における代表的な俳優となったボリス・カーロフ。

『フランケンシュタイン (1931)』のあらすじ

若き科学者ヘンリー・フランケンシュタイン(コリン・クライヴ)は、生命復活の研究に没頭するあまり、墓地から死体を盗みだし、助手のフリッツ(ドワイト・フライ)に恩師ウォルドマン教授(エドワード・ヴァン・スローン)の研究室から脳を盗むよう命令する。その頃、ヘンリーの居場所がわからず心配していた婚約者エリザベス(メイ・クラーク)は、ウォルドマン教授から、ヘンリーの不気味な実験について知らされ、彼が籠る山奥の時計塔の研究室へ向かい、その実験を目の当たりにする。雷光の高圧電流で死体が生者として蘇ると、エリザベスに同行していたウォルドマン教授はヘンリーへ蘇生した怪物を破棄するよう言い渡す。実験の成功に有頂天のヘンリーは当然それを拒否。だが、フリッツの盗んだ脳が殺人者のものだと聞かされて……。

『フランケンシュタイン (1931)』のスタッフ・キャスト

『フランケンシュタイン (1931)』の感想・評価・ネタバレ

  • 映画記録用(ネタバレ有り)
    映画記録用(ネタバレ有り) 4 2015年1月19日

    DVD 登録ありがとうございます。 多くの人が想像するフランケンシュタインの怪物は本作のボリス・カーロフの演じた怪物がそのイメージのもととなっています。背が高く、首にボルトが刺さり、継ぎはぎでおでこの広いあの怪物です。ちなみにフランケンシュタインは怪物ではなく博士の名前であり、怪物には名前がありません。「怪物」もしくは「フランケンシュタインの怪物」と呼称するのが正しいです。 このように、この怪物は後世に多大な影響を与えたキャラクターで映画本編のなかでも圧倒的な存在感を放っています。 怪物はヘンリー・フランケンシュタイン(原作では確かヴィクター・フランケンシュタイン)によって死体に手違いで凶悪犯の脳を移植し生まれました。知能は低く、言葉もあまり理解ができない。愛情の欠片も与えられなかった存在です。殺人を繰り返し、町の人々に追われ、最後は立てこもった小屋に火を放たれます。なんのために生まれたかわからない怪物のことを考えると哀れな最期出会ったと言えます。燃え盛る火のなかで響く怪物の悲鳴は悲愴感のあるエンディングでした。 少女とのふれあいのシーンでは怪物の無垢な一面が見られます。結果的には少女を殺害してしまいますが恐らくこれまでの殺人のような殺意はなかったように見えました。 もし、善人の脳を移植されていたら別の結末があったのかもしれないとおもわされました。 怪物の異形の殺人者として恐怖と生まれてはならなかったのに生み出されてしまったある意味無垢な哀愁をあわせ持つのキャラクター性が本作の一番の魅力出会ったと思います。

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