二重生活 (2016)

2016年 日本 126分
rating 3.3 3.3
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「二重生活 (2016)」のあらすじ

大学院の哲学科に通う平凡な学生、珠。同棲しているゲームデザイナーの恋人、卓也との日々は、穏やかなものだった。ところがそんな毎日は、担当教授から修士論文の題材に“哲学的尾行”の実践を持ちかけられたことで一変する。半信半疑ではじめた、隣人、石坂への尾行だったが、彼の秘密が明らかになっていくにつれ、珠は他人の日常を覗き見する行為から抜けられなくなっていく。修士論文が目的とはいえ、職務のためにターゲットを追う刑事や探偵とは違う、いわば“理由なき尾行”。そして、禁断の人間模様を覗き見するうちに、珠は異常なほどの胸の高鳴りを感じていく。

「二重生活 (2016)」のスタッフ・キャスト

「二重生活 (2016)」の感想・評価・ネタバレ

  • toshibakuon
    toshibakuon 3 9月14日

    大学の修士論文の課題で尾行を題材にするため何の関わりもない人を尾行しその人について調べるけど不倫している事がわかりどんどん他人の行動にのめり込んでいく。ストーカー行為って犯罪だけど人の生活を垣間見たい気持ちはわからないでもない。人を密着したドキュメントなどは面白いし自分と違う生活に興味がある人は多いはず。ただ人の生活を壊したり恋人との関係が崩れていくのは嫌だな。

  • takiaibo
    takiaibo 3.5 7月19日

    普段とは違う人の一面を知ることは確かに興味深いが私の場合それは自分が興味のある対象に限られるような気がする。 門脇麦の空虚な雰囲気の中で執念深さを見せる珠がハマり役だった。 菅田将暉の卓也も切なかったけれど今までにない控えめな感じででホントにどんな役でもハマるからすごい。

  • southpumpkin
    southpumpkin 3.5 6月11日

    哲学科修士二年の女が、修士論文として特定の人物の尾行を始める。 映画の中では3つの家族が登場しますが、お互いがお互いのことを全く知らぬまま生きていることが明らかになります。さらに映画は広がりを見せ、映画の中で築かれる関係性のすべてが隠し事のないものじゃないことがわかります。主人公と彼氏の関係性は酷い。お互いに何も言うことができず、ギスギスしたままの空気感。ただ誰しもが体験したことのある形容し難い雰囲気がよく伝わってきます。嘘を付き、二重生活をおくる事は必要悪なのだが、しかしそれも悪くないのではと思わせてくれる。愛のある嘘も必要なのではないでしょうか。人間関係における恋愛をさらに踏み込んだ題材なので、恋愛映画を期待して観ると意味不明かも。 映画そのもののテーマは非常に難しいのですが、「修士論文を書く」という大義名分のもと饒舌に映画を解説してくれます。これにより映画として不自然ではない流れで難しいメッセージを理解することができます。哲学者を主人公にする手法を使った映画は他に『未来よこんにちは』があります。 ノーラン『フォロウィング』も尾行映画として有名ですが、それも本作も尾行をとても魅力的に描いています。 菅田将暉はそれほど目立ちませんが、門脇麦が圧巻。感情的にならずに演技の旨さが目立つのは才能ですね。同世代で空虚を演じさせたら右に出る者がいないでしょう。

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