
『恋愛奇譚集』のスタッフ・キャスト
『恋愛奇譚集』の感想・評価・ネタバレ
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福島の田舎に台湾からの交換留学生、東京で痛い目にあった元アイドルがやってくる。それによって少し人々の歯車が動き始める群像劇。 ヤオ・アイニン(最高!マジで最高!)と福田麻由子(微妙!)とのパートはよかった。異邦人同士が繋がり、心を通わせあう様子は良い。元アイドルの件も悪くない。痒みのメタファーも効いている。ただこれらが群像劇として生きていたかがピンとこない。もちろん物語は噛み合い、それぞれが作用しあう群像劇は完成していましたが、群像劇にしてしまったがために語りたいことが多すぎてそれぞれの設定が薄くなってしまった印象。男がヤオ・アイニンに「来てくれてよかった」と言いますが、彼ら二人だけのパートが致命的に少ない。最初に二人で食卓を囲んだきりのようなイメージです。男の想い人に対する想いもあまり伝わってこない。ヤオ・アイニンパートだけでよかったんじゃないかな。その他の話はもっともっとおまけでよかった。
(C)2017「恋愛奇譚集」製作委員会