ニンジャバットマン

ニンジャバットマン

2018年製作 日本・アメリカ 85分 2018年6月15日上映
rating 3 3
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『ニンジャバットマン』のスタッフ・キャスト

『ニンジャバットマン』の感想・評価・ネタバレ

  • amazon02
    amazon02 3 2018年6月30日

    最初に一言で言うなら、これは面白い。 ただ鑑賞後の感情整理が難しく、好きな作品なのだが、何が?といわれると感覚の因数分解ができない。チョコミントアイスを大人になって初めて食べた時の、言語化し難い、脳が直接好きか嫌いかに振れる中毒感のようなものが感じられる。 DCキャラでアニメだから許される展開なのか、振り切りすぎて異次元レベルの完成度になっているのか。とにかく初めから終わりまで「なんで?」を差し込んだ瞬間に、作品としては破綻してしまうバランス感覚を保ちつつ、結果的に私は好きな作品に仕上がっているのがすごい。 今2作目まで公開されているアニメ版GODZILLAと双璧といえばよいのかも知れないが、あちらが怪獣の特性を維持しつつ、それを取り巻く周辺環境(人類の反応や対処方法の理論)に積み上げ算式の設定(+デウス・エクス・マキナ的追加設定)を用意して、ストーリー展開に反映させている。対して、こちらはキャラと性格設定だけを生かし、国際需要の高いニッポン「的」要素を(たぶん)DCに要求されるまま盛り込んだ「とにかく面白けりゃ何でもいいから」的な力押しストーリーで切り込んでくる。 きっと私の気持ちの底に、子供の頃毎日見ていた、「トムとジェリー」や、「ウッドペッカー」があるのだろう。DCなのに、バットマンなのに、大人なのに、画面を見ていて自然と笑えるほど楽しいと思えるのだ。そりゃないだろ、という突込みが、どこかへ吹っ飛んでしまうのだ。 この作品は好きか嫌いかで見るもので、本質的にアニメとしての役割を果たしていると思う。 国際市場を視野に入れることで、閉塞感のある国内市場に「逆輸入した和製黒船はどうだ」と突きつけているようにも感じる。 もう一度言う。この作品は面白い。 だからアニメ版GODZILLAも、このニンジャバットマンも売り上げを上げられる市場がまだ国内アニメ市場にあることを切に願って、是非多くの人に見てもらいたい突然変異アニメとして喝采を送りたい。 2018.06.29 ミッドランドシネマ名古屋

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