ルイの9番目の人生

ルイの9番目の人生

The 9th Life of Louis Drax
2016年製作 カナダ・イギリス 108分 2018年1月20日上映
rating 2.9 2.9
9 4

『ルイの9番目の人生』のスタッフ・キャスト

『ルイの9番目の人生』の感想・評価・ネタバレ

  • Kenzo

    「6歩目があると思った」 ルイは9歳の少年で、友達もなく、独特の感性のためか変なやつと呼ばれている。その実、無邪気な側面と不気味な一面がある。彼は9年の人生で、毎年死んでもおかしくない事故に遭ってきた。そしてやってきた9回目、昏睡状態に陥った彼は今度こそ死んでしまうのではないかと思われた。ところが… 説明のつかない事態が重なっていくことで、物語がどのジャンルに属しているのかが最後までわからない。 ヒントはわかりやすくたくさんあるのですが、観ている側はどう判断すれば良いのか、良い意味で迷う。面白い作品でした。 個人的には答えあわせのシーンがなくても、十分面白かったと感じます。 怖さ、気持ち悪さだけでなく、切なさもあります。 いろんな映画の特徴をうまくブレンドしたような映画ですね。 でもそれ故に、スリル感を期待しすぎると物足りなさを感じてしまう人もいるかもしれません。 アーロンポールはこの手の役柄が板についてきたというか、イメージが強くなってきてますね笑 受け取り方次第で姿を変える作品とも言えるかも。僕には、とても切ない物語に映りました。 『大人になる』って、とても難しいけど大切なことです。

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2018年4月29日

    何だかとても『めまい』だった。繰り返される落下シーン(そのまま『断崖』?)、ブロンドでクラシカルなファッションのサラ・ガドンが如何にもヒッチコック的なヒロインで眩惑する。観客含め誰もが止めとけきゃいいのにと思うのに取り憑かれて翻弄されるしかないジェイミー・ドーナンは、『めまい』のジェームズ・スチュワートだ。 ミステリー仕立てではあるけれど、シュールでもあり、信用ならない語り手系。9歳で9度も死にかけた少年ルイの視点で物語られるが、その自虐的で諦観した態度と同じく、映画も事実をはぐらかし続ける。登場人物はみな「薄々察してる」状態だし、それほど隠そうともしていないのだが、核心は昏睡状態にあるルイしか語れない。母親も父親もセラピストも本当のルイの物語を語れない。なので映画はややアクロバティックな謎解きを見せるものの、同時にループ…。 いや、僅かに救いはある。こちら側が繋がっているのと同じように、あちら側ともきっと広い海のどこかで繋がっているんだろう。この脚本を書いたのがマックス・ミンゲラくんというのが泣かせる…。あ、病室が温室みたいで素敵。

  • mamomamo31
    mamomamo31 3 2018年2月11日

    毎年の謎の事故の原因がまさか母親の仕業だったとは。それが愛なのか。 それを察して自ら死のうとするルイも愛だね。

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