女王陛下のお気に入り

女王陛下のお気に入り

The Favourite
2018年製作 アイルランド・アメリカ・イギリス 120分 2019年2月15日上映
rating 3.3 3.3
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『女王陛下のお気に入り』のスタッフ・キャスト

『女王陛下のお気に入り』の感想・評価・ネタバレ

  • 錆犬
    錆犬 0 3月3日

    2019/02/28 伏見ミリオン座

  • Sayaka  Toda
    Sayaka Toda 3 2月28日
  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2月23日

    ゴッテゴテの装飾がまったく煩くならない色の統一感、それを背景にしたモノトーンのドレス姿がカッコいいのなんの。魚眼レンズっぽい撮り方は女王陛下の住む宮廷内を金魚鉢みたいに思わせた。つまり女王の寵愛を巡る争い=狭い鉢の中での金魚の共食いみたいな。そういやヨルゴス・ランティモスの映画ってごく狭い特殊ルールの世界、不条理で殺伐とした極地的な権力が付き物だった。「愛には限界がある」し、我慢にも国家予算にも限度がある。そこで操ったり操られたりする滑稽さ。 解体された愛と行為、主と従は強引に拘束力を持ち、ままならぬ重たい身体を乗せた車椅子、白い包帯に黒レースの眼帯、ドレスも何だか一種の制服みたいに見えて、お互いがお互いを束縛し合うようなフェティッシュ&ボンデージのプレイみたいで。それがブラック・パールのメタリックな輝きを放ち、しかもパンキッシュでグラム!音や音楽やオーバーラップにサイケなトリップ感まであり、台詞もダンスの振り付けもロックだ。 そんなトリッキーでエッジィな感覚は『数に溺れて』『英国式庭園殺人事件』辺りのグリーナウェイをちょっと思い出しつつも、ミニマムな様式美をぶっ壊すかのような破壊力。権力しか持たない者がルールの破壊者の頭を抑えつけるラストの混沌にゾッとする。うさぎこわい。いやはや。 オリヴィア・コールマンの無邪気と空疎の残酷なコントラスト、エマ・ストーンの成り上がりド根性とあっけらかんとした邪悪さ、レイチェル・ワイズの勇ましく誇り高きツンデレ…惚れ惚れするほど魅惑的。そしてあのエンドクレジット。マイお気に入りフォントCopperplate(たぶん)の四角い枠に打ち込まれた配置が白いレース刺繍図案に見えてまたうっとり。

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