ビサイド・ボウイ ミック・ロンソンの軌跡

ビサイド・ボウイ ミック・ロンソンの軌跡

Beside Bowie: The Mick Ronson Story
2017年製作 イギリス 102分 2019年3月8日上映
rating 4 4
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『ビサイド・ボウイ ミック・ロンソンの軌跡』のスタッフ・キャスト

『ビサイド・ボウイ ミック・ロンソンの軌跡』の感想・評価・ネタバレ

  • エミデブ
    エミデブ 4 3月21日

    デヴィッド・ボウイと共に歩んできた俺にこの映画を観ないという選択肢はない。デヴィッドのファンであるというのはもちろん彼の独創性や何よりも楽曲に惚れたわけだけどもそこには欠かせない存在がいる。それが盟友ミック・ロンソンであり、この映画はそのかなりニッチな人物に焦点を当てその偉大さを掘り下げるドキュメンタリー映画だ。 ミックのキャリアに関してはもちろん多くを知っている。しかし、ウィキペディアやらのネットの情報や音楽雑誌で取り上げられることだけではその細部を理解できていたとは言えなかった。そういう意味で俺はまだ何も知らなかったんだ。 実際に関わったルー・リード、ロジャー・テイラー、モリッシー、イアン・ハンターなど大物アーティストへのインタビューや当時の実際のライブ映像そしてミック自身のインタビュー映像を振り返ることによって改めて彼の偉大さを見せつけられることになる。そしてあまりにも悲しすぎる彼の最後と不遇にどんな言葉を贈ればいいのか分からない。 特に印象的だったシーンは、ミックとデヴィッドが共同プロデュースしたルーの名盤トランスフォーマーの話で、楽曲パーフェクトデイの編曲をルーが聴くシーン。染みるようにその素晴らしさに浸るルー。そしてボーカルを除いたそのトラックを自らミキシングルームで聞いてこう言う。「本当に素晴らしい曲にボーカルは必要ない」と。 そして突如、末期の肝臓ガンと診断され余命3ヶ月と言われながらも参加したフレディ・マーキュリーの追悼コンサート。そこでのデヴィッドとの共演。 あまり脚光をあびることのなかった彼の人生の最後は、アルバム制作のために大物ミュージシャンが集結することとなる。ミュージシャンに愛されたミュージシャン。彼は一生一部で伝説として語り継がれていくのだ。その証人となるためにもこの映画はマスト。是が非でも見に行って欲しい。

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