たちあがる女

たちあがる女

Woman at war
2018年製作 アイスランド・フランス・ウクライナ 101分 2019年3月9日上映
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『たちあがる女』のスタッフ・キャスト

『たちあがる女』の感想・評価・ネタバレ

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2019年6月29日

    アイスランドには岩と苔と氷と羊と温泉しかない…訳じゃない、楽隊&合唱隊もいる。ていうか、いる?と思うと必ずいるんだよ!いつでもどこでも人生に楽団を。そんなミュージカル・アクション映画(?)。 空から追跡するヘリやドローンVS苔や羊を被り大地と一体化する「山女」ハットラ。グローバル企業に立ち向かうたった一人の闘いのようで、彼女は決して一人ではなく、分身のような双子や“いとこもどき”がいる。けれど彼女の主義主張の是非というよりも、もっとプリミティヴな、都市に住んでいてもあの荒涼とした大自然と繋がっていられるか否かを問う感じ。「民主議会の原点」を謳う地球の裂け目で行われる密談やSNSは現代の議会、沈みゆくバスは沈みゆく地球環境と、アイスランドの現在を揶揄する寓話のよう。更にウクライナから養子を迎える件が並行し、未来を救うための闘いは終わらない。ああ、可哀想なバックパッカーに幸あれ。 それにしても、決してあきらめない女ハットラである。ガンジーもマンデラもその思想と直結しないと思うけど、まあ「あきらめない」象徴なんだろう。彼女のたくましく突き進む姿、力強い眼差しがなんと清々しいことか。まるで送電線に挑むドン・キホーテ、矢を射るケンタウロス。顔の見えない敵に追われ、圧倒的なロケーションでのサヴァイバルは『カプリコン1』の逃走シーンを思い出すよな迫力。編集もタイトだ。 でもって、地味に後ろで様子を伺ってるバンド、祝福する合唱団、空港の受付とか刑務所の人とか、周囲の人々のリアクションがよかった。そして何たって、演奏と歌が最高!あのバンドうちにも居てほしい。

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