Red

Red

2020年製作 日本 123分 2020年2月21日上映
rating 3.7 3.7
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『Red』のスタッフ・キャスト

『Red』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 3月7日

    資産家商社マンの嫁となり専業主婦となった女。夫とともに参加したパーティで昔の男と再会する。 日活製作の本作はロマンポルノの薫り漂う湿っぽいラブロマンスである。夏帆演じる女は抑圧された家庭から開放され、仕事を再開する。三島由紀子による徹底した女性目線は、男性による男性的価値観の押しつけに否定し続ける。しかしこの映画はそこに留まらない。本作のキーアイテムとなる指輪の行く末は、その行き過ぎた女性目線も否定するのだ。映画の顛末は悲劇的でありながら、真の開放へと向かう女の希望に満ち溢れている。 常に踏み台になっているような柄本佑だが、彼はおそらく妻夫木聡演じる男が好きだったのではないだろうか。明らかに視線がそれである。全身から溢れ出る色気が凄まじい。 幼顔の夏帆は本作によくハマっている。妻夫木聡と間宮祥太朗とがよく顔が似ているのだけが、気になる。なぜ似ている俳優を選んだのか。

  • amazon02
    amazon02 3 2月23日

    原作をかなり前に読んでいたので、思い出しながら観賞。 原作とは細かい設定と構成が違うくらいで、ラスト以外はストーリー改変はほぼなかったように思う。 ただ、主人公、塔子の昔の上司であり恋人だった鞍田をはじめ、彼女の夫、真と、同僚小鷹の三者の男性キャラのエッジのなさが気になる演出だった。 全員が似たような距離感で、少しずつ違った立場から塔子をざわつかせるのだが、原作ではもう少し小鷹はクズだったし、真はマザコンを拗らせていた。鞍田に至っては男の目から見ても、良いなと思わせる色気があったのに、セカイ系の主人公よろしく初めから死亡フラグが立っている始末。 2時間弱の映像作品に、沢山の人物のややこしい相関は持ち込めないから仕方ないかもしれないが、ぜひデイレクターズカット版で、もう少し3人の男の間で翻弄される塔子が観たいかなとも思う。 原作小説のように一人称で作劇してあるものの台詞が少なく、視線や情景で情緒を語る構成は、おそらく私のような理屈っぽい男には橙子の気持ちがイマイチ理解できていないのだろう。 所々の原作との違いを踏まえてラストシーンは映画独自のものになっている。時に破滅と分かっている結末を選ぶのも人間。ということなのかもしれないが、個人的にはほんの僅かでも救いのあった原作の方が好みだったなぁ。 2020.02.22 梅田ブルク7

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