ジョン・デロリアン
ジョン・デロリアン
Driven
2018年製作 アメリカ 113分 2019年12月7日上映
rating 4 4
1 0

『ジョン・デロリアン』のamazon02の感想・評価・ネタバレ

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ルーカス御大制作総指揮、コッポラ監督の「 タッカー」は、1988年の作品だが、ややマイナー感の否めないクラッシックカーに対して本作はあの、デロリアンである。どちらも不遇な境遇の車である点が共通しており、個人的には似たストーリーラインを想定しての鑑賞だった。 タイムマシンのデロリアンにこんな背景があったのか、倒産の背景にはこんなことが、というのが正直な感想である。 何のことはない。 タッカーが御伽噺なら、本作は全てのキャラクターがあまりに人間臭く、それ故にシリアスが一周回ってコメディに至っている快作である。 この作品にプロダクツとしてのデロリアンは象徴としてしか登場せず、ひとくせふたくせ当たり前のキャラクターたちが繰り広げるコンゲームの中で、デロリアンという企業が翻弄される奇妙な構図になっている。 結末の判っているストーリーをどう魅せるか、タッカーもデロリアンも企業としては不遇だったが、映画としては良い作品に仕上がっているとおもうのである。 上映館の少なさが不遇ではあるのだが…。 2019.12.24 シネ・リーブル梅田