
『フード・インク』とは
アメリカの食品がどのように生産されていくのかに焦点を当て、実態を暴き出していくドキュメンタリー作品。ドキュメンタリーなどを数多く手掛けるロバート・ケナー監督の、第82回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた話題作である。 『ファーストフード・ネイション』を脚本、製作したエリック・シュローサーが出演し、『レオポルド・ブルームへの手紙』などの音楽も手掛けるマーク・アドラーが本作の音楽を担当する。
『フード・インク』のあらすじ
大量消費社会となった現在、スーパーなどにはいつも食卓に並ぶ食材が豊富に揃っている。普段何気なく購入し口にしている食材は、一体どういった生産過程を経て消費者の元に届くのだろうか? 様々な技術の発展で作物を大量に安く生産できるようになり、大手企業などは利益を得るようになった。しかし、大量消費を支えるために「工業化」された農家では様々な問題がある。例えば、鶏のストレスなど全く考えることなく効率的に多くの収穫が得られるように作られた鶏舎、安い飼料をエサとして食べさせられ消化不良で病気になる牛たち……。 また、アメリカの農地の3分の1を占め、家畜の飼料やスナック菓子など様々な食材の原料となっているトウモロコシ。その多くは遺伝子組み換えのもので、正しい表記がされずに市場に出回っているのだった。
『フード・インク』のスタッフ・キャスト
スタッフ
キャスト
『フード・インク』の感想・評価・ネタバレ
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もうインサイドジョブといい、あまくない砂糖の話といい、アメリカヤバイ!!スポーツと音楽が無かったらもう後進国だよ!って思う。もう海沿い山沿いで自給自足して暮らしたくなる!!
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テーマはいいと思うけど、ちょっと間延びしてた。
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当事者たち(私達もその当事者なんだけど)のリアルな言葉で語られてる分、ぐさっとくるものはある。きっと(いのちの食べ方みたいに)ものを食べるってことがどういうことなのか?に焦点が当てられてるというよりは、食料生産という生きるために必要不可欠な要素が一部の多国籍企業によって握られていて、政治の介入が出来ないところまできてるという社会のシステムの問題点を訴えてる感じだね。生産コストを抑えるためにすることでの影響をさらに科学で抑える。もう今の状態で十分限界超えてる気がする。お金より大事なものはある。