ラン・ローラ・ラン

ラン・ローラ・ラン

Lola Rennt
1998年製作 ドイツ 81分 1999年7月10日上映
rating 3.1 3.1
96 20

『ラン・ローラ・ラン』とは

愛する恋人を救うため、ドイツの街を全力で駆け回るローラの姿を追う、疾走感たっぷりのラブストーリー。 ストーリーが終わったかと思いきやリセットされ、再スタートするという、ノベルゲームのような斬新な展開。 監督はドイツの気鋭の新人、トム・ティクヴァ。 サンダンス映画祭、ワールドシネマ観客賞受賞を始め、ドイツを中心に数々の賞を受賞した。

『ラン・ローラ・ラン』のあらすじ

真夏のベルリン、午前11時40分。ローラは恋人マニからの電話を受ける。組織の裏金の運び屋をしているマニだが、ボスから預かった10万マルクもの大金を電車に置き忘れたという。12時までに全額を揃えないと殺される。残り時間はわずか20分。マニの命を救うべく、ローラは街へと飛び出した。 まず銀行の頭取の父親の元へ。 ところが父親は愛人と密会中。10万マルクを手に入れるどころか、自分の実の父親でないという事実を知らされ、守衛に慰められる始末。仕方なくマニとの待ち合わせ場所に向かうと、彼はすでに店に押し入って金を強奪しようとしていた。ローラはマニに加担するが、10万マルクは無事に手に入れられるのか……。

『ラン・ローラ・ラン』のスタッフ・キャスト

『ラン・ローラ・ラン』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 3月21日

    赤髪の女の子は彼氏のために大金をかき集めなくてはいけない。たった20分で。 映画では大定番とも言えるテーマのバタフライ効果を少し変わった形で採用しています。女の子が突っ走る20分間におけるバタフライ効果に何か根拠があるわけではなく、あああの時こうしておけばな…、のifストーリーで展開。女の子の一瞬の選択で様々な人の運命が展開していきます。諦めんな!そしてできれば正しいことをしろ!というのがこの映画のメッセージでしょうか。映像がイメージで接続されたり、一部アニメーションだったり、バタフライ効果を生かした反復が行われたり。なによりローラがガンガンに走るのがとっても気持ちが良い。僕もローラみたいに、誰かのために全力で走りたい。

  • エミデブ
    エミデブ 2 2017年6月5日

    久しぶりに男はつらいよ以外の映画。 90年代後半らしい、アンダーワールドのような当時最盛期を迎えていたヨーロッパのテクノ音楽と前衛的なヨーロッパ映画が、合わさった感じ。トレインスポッティングど被るのはそのせいだろう。 最近、映画を観ることよりドラマとか昔のバラエティとかばっかりみていたが、たまたまこの前バミリオン・プレジャー・ナイトを観ていて、監督の石橋義正は時代的にもこの系統を日本で行い、さらに日本的に一歩深めた存在であるように思う。特にバミリオン・プレジャー・ナイトのクイックガールやDr.フェローはこういう世界観にエロティシズムを盛り込んだ、変な言い方になるが日本的な90年代後半のヨーロッパの映像作品なのである。 話をラン・ローラ・ランに戻すと、ストーリーこそよくあるし、バタフライ効果ってのもよくあるから、もしこれを普通にやってたら全然面白くないんだけど、この疾走感とほとんど鳴り止まないBGM、それとやはり映画よりも前衛的な映像作品に近いこの感覚が飽きさせない環境を作っているように思う。すれ違う人たちのバタフライ効果の成れの果ての様子がコメディタッチで面白かったり、ローラの接近を消防車で視聴者に伝えるシーンはお見事!! そしてなにより、エンドロールが見づらい!上から下に降りていくのがドイツ式なんかな?

  • 翔

    ループ物。力学的ってよりかは、因果関係論的なバタフライ効果に焦点を当てた作品。 11時40分、主人公であるローラが走り出して階段を駆け下り家を飛び出す。この一連の動作を完了するまでの微妙な差異。その差異から生じる様々な事象の違いによって導き出される正午の結果。 ここまでをパラレルワールド的な描き方で繰り返す。 納得出来るかは別として面白いし色々と洒落た演出という面でも楽しませて貰えた。 シンプルに構成されていて余分な場面が少ないので、バタフライ効果が表れている箇所もハッキリ分かりやすい。 でもやっぱり流石に合点がいかないシーンも幾つかあるし、シンプル過ぎてキャラクターもストーリーも味気ないのは否定出来ないかも。極め付けにローラの金切り(文字通り)叫び声、僕には不愉快以外の何物でも無かった。 少し悪いところばかりが目についてしまったが全体としては楽しめたのも紛れも無い事実、しかもベッドシーンのローラが何故か超絶「盛れて」いる。 だいぶ短めな映画ですので、興味がそそられたら軽い気持ちで観られてみても良いかと思いますー。

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