グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
Good Will Hunting
1997年製作 アメリカ 127分 1998年3月7日上映
rating 4.1 4.1
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『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のsouthpumpkinの感想・評価・ネタバレ

southpumpkin
southpumpkin 3 2018年12月24日

MITで掃除係として雇われている青年ウィル。彼は掲示板に掲載された学生用の数学の問題をいとも簡単に解いてしまう。 天才ながらも生まれが悪く心を開かないウィル、その才能を見つけた天才数学者、ウィルの心を開くよう頼まれた傷心の心理学者。ウィルの心の解放が目的となった映画ですが、実は同時に心理学者の傷も彼との対話で救われていく。この3人の心情を直接的に描いたシーンはないのですが、状況を丁寧に描写することで間接的に理解することができます。クライマックスでウィルが泣いた時は泣ける。これはしゃあない。 ガス・バン・サント監督作。この映画の直前に『キッズ/KIDS』の製作を担当していますが、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』におけるマット・デイモンやアフレック兄弟のキャラクターは『キッズ/KIDS』そのもの。実は若者たちが憧れてしまう存在なのです。ちょっといいな、と思ってしまう。しかし社会的には怠惰で許されるものではなく、彼らにとっての旅立ちがまさにこの映画なのです。『キッズ/KIDS』で問題提起というか、その状況のみを切り取った映画なのに対して、本作はそれにきちんと映画的味付けをしています。マット・デイモン、ベン・アフレックが脚本を持ち込んだ、という話は有名ですが、ガス・バン・サントにとってみれば『キッズ/KIDS』の登場人物たちが脚本を持って「映画を撮ろう!」と言ってきたようなもんだったのでは?