秘密と嘘

秘密と嘘

Secrets & Lies
1996年製作 イギリス 142分 1996年12月21日上映
rating 3.8 3.8
6 7

『秘密と嘘』とは

カンヌ国際映画祭でパルム・ドールやヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞等、数多くの賞を受賞しているイギリスのマイク・リーが監督・脚本をつとめる。マイク・リーの作品は、脚本がない即興演出で知られており、徹底した長期リハーサルによりドラマを作りあげる為、リアリティーが追及されている。第69回アカデミー賞では5部門(作品賞、主演女優賞、助演女優賞、監督賞、脚本賞)でノミネートされた。第49回カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールと国際批評家連盟賞を受賞、そして主演のブレンダ・ブレシンが女優賞を受賞し、三冠を達成した。その他の映画祭でも多数の賞を受賞している。

『秘密と嘘』のあらすじ

ロンドンで幼いころ母親を亡くし、弟のモーリスと共に養子として育てられた中年女性のシンシア。10代で仕事に就き、結婚もせず、21歳の時に出産した娘のロクサーヌとふたりで暮らしていた。陽気な彼女であったが、どこか陰りを帯びていた。ある日シンシアに一本の電話がかかってきた。電話の相手は、かつてシンシアが出産し、養子に出した娘、ホーテンスであった。シンシアは驚き疑ったが、ホーテンスの要望でふたりは会うことになる。やがてふたりの心は通い始め、シンシアはロクサーヌの誕生日会に、ホーテンスを職場の同僚として家族に紹介するのだが……。

『秘密と嘘』のスタッフ・キャスト

『秘密と嘘』の感想・評価・ネタバレ

  • ののはな
    ののはな 4 2015年2月10日

    マイク・リー監督作品。 明るいけどちょっと気持ちに配慮がない中年女性が主人公。私生児の一人娘と暮らしているが関係はギスギス。ある日、顔も見ずに養子に出したはずの子供から電話がかかって来て… 登場人物はみんな何かしら問題を抱えています。そこに現れた1人の女性。彼女が「鍵」であり「家族」を新たに再構成していく。誰だって過去を抱えて生きていて、些細な事でも秘密はある。秘密を隠すことは悪い事ではないけれど、心の負担になるような大きな問題は思い切って明らかにした方が楽になるかもよ?と投げかけていて、少しの希望が見える作品です。

  • 竪琴

    2004.9月以前に鑑賞

  • podima_hattaya
    podima_hattaya 4 2014年2月14日

    進んでいるのかいないのか、分からないほどのゆっくりなペースでストーリーは進んでいく。その中で、じわりじわりと各々の背景が浮き彫りになっていく。言わずもがな、これはみな悲しみの背景である。 終盤、それぞれの秘密と嘘を秘めたま誕生日会に集う名シーン。 これまでにない晴れた空の下、酒を酌み交わすこのほのぼのとしたはずの状況で唯一真実を知る我々視聴者のみが全くほのぼの出来ず、感じるのは緊張とスピード。 地味ながらも、光るイギリス社会的リアリズムの傑作である。

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