学校(1993)

学校(1993)

1993年製作 日本 128分 1993年11月6日上映
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『学校(1993)』とは

1993年から2000年までに制作された全4シリーズのうちの、記念すべき第一作品。「男はつらいよ」シリーズの山田洋二監督が15年間温め続けてきた「教育」を扱った映画である。脚本は山田と『幸福の黄色いハンカチ』、『スペインからの手紙 ベンポスタの子どもたち』などでペンをとった朝間義隆による共同執筆。夜間中学校が舞台となっており、この作品によって知名度の低かった夜間中学の存在がクローズアップされた。第17回日本アカデミー賞では作品賞をはじめ、数多くの部門で最優秀賞を受賞。キネマ旬報ベストテンでは第6位に選出された。

『学校(1993)』のあらすじ

下町の公立夜間中学校で長年教師を務めてきた黒井。卒業式が近づいてきたある日、彼が担当するクラスでは卒業記念文集のための作文の授業が行われていた。黒井は生徒たちを見つめながら一人ひとりの思い出を振り返る。シンナー中毒になり荒れた生活をしていたみどり。在日コリアンで56歳になって入学してきたオモニ。5年前に中国から移住してきた中国と日本のハーフの張。小児麻痺のため言語が不自由な修。昼間は肉体労働に励むカズ。自閉症で登校拒否をしていたえり子。そして、病気療養のため故郷である山形へ帰っているイノさん。卒業式をひかえ、クラスメート全員はイノさんとの再会を心待ちにしていた。そんな矢先、彼らのもとにイノさんの訃報が届く。

『学校(1993)』の感想・評価・ネタバレ

  • U2

    みんな若い。これだけのキャストならこの安定感だよね的な作品。

  • 保津稔
    保津稔 4 2017年2月26日

    素晴らしい、しか言いようが無い。今も夜間学校あるのかな?こういう最後の受け皿というか、そういうものが無くなっていってる気がする。世の中にそういう余裕が無くなっていってる気がする。弱者を叩きたがる風潮が強い今こそもう一度見られるべき映画。

  • Ryosuke Ohba
    Ryosuke Ohba 4 2016年5月26日

    冒頭、西田敏行演じる夜学の教師が他校への異動を命じられます。ベテラン教師が同じ学校にい続けるのはよくないと言われ、卒業生が訪ねて来た時に知ってる先生がひとりもいないのは悲しいじゃないかと返すのです。異動を年数で機械的に出すんならコンピューターでいいじゃないかと。 もうね、こういったシーンひとつひとつに山田洋次の人情というやつが込められているわけです。それを冒頭でわかりやすく明示してくれているのです。 人情、という言葉は死語になりつつあるような気がしていますが、個人的には一番くらいに大切にしたい言葉なので、是非とも、本作や『男はつらいよ』『幸福の黄色いハンカチ』なんかを多くの人に観て欲しいなと思うわけです。 幸せっていうのがなんなのか知るために勉強する。その通り。日々是勉強。

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