八月の狂詩曲
八月の狂詩曲
1990年製作 日本・アメリカ 98分 1991年5月25日上映
rating 3.1 3.1
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『八月の狂詩曲』のyumimu5656の感想・評価・ネタバレ

yumimu5656
yumimu5656 0 2012年10月23日

舞台は長崎。原爆で夫を失った祖母の家に泊まりに来る子供たちの目を通して、戦争の悲惨さや原爆の恐ろしさ、日米の擦れ違いを描く。 アメリカへ渡った祖母の兄の息子をリチャード・ギアが演じており、彼が日本語を話すシーンは少しお茶目(笑)象徴的なシーンが多くあるように感じられた。作中で出てくる「壊れたオルガン」はさまざまな関係のズレや間違いを思わせる。ラストでまっさきに走り出す子供たちの姿は、巨匠黒沢明監督が未来へこの悲惨な出来事を忘れないでしっかりと受け止めてほしいという願いの表れなのかもしれない。最後まで強い嵐は祖母、子供たち、大人に逆風として吹き続ける。この問題はまだ終わってはいないのだ。悲しみもまだ癒えてはいないのだ。