あげまん

あげまん

1960年製作 日本 118分 1990年6月2日上映
rating 3.6 3.6
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『あげまん』とは

愛した男にツキをもたらす「あげまん(上昇運)」の女とそれを取り巻く男たちをユーモラスに描いたコメディ。『マルサの女』シリーズが大ヒットした伊丹十三監督作品。伊丹は脚本も担当している。主演はもちろん妻で女優の宮本信子。第14回日本アカデミー賞の主演女優賞に宮本信子が、脚本賞に伊丹十三がノミネートされた。当時「あげまん」という言葉が大流行した。

『あげまん』のあらすじ

身寄りのなかったナヨコは老夫婦に育てられていたが、中学を卒業すると芸者になることを決心し、芸者の置屋に預けられる。一人前の芸者になったナヨコは18歳の時、62歳の僧侶多門院に水揚げされる。偶然か否かナヨコを妾にした途端多門院の位はどんどん上がっていく。しばらくして多門院が亡くなり、ナヨコは水揚げの際仲介役をしてくれた一ツ橋銀行頭取の千々岩の秘書として働いていた。ある朝満員電車でナヨコはある男性を痴漢と間違えケンカとなる。そのケンカの様子を見ていたお見合い会社の男性からある老人を紹介される。その老人は政界を裏で操る大物の大倉であり、大倉はナヨコの「あげまん」ぶりを一目で見抜き大層気に入るのであった。

『あげまん』のスタッフ・キャスト

『あげまん』の感想・評価・ネタバレ

  • lessmore
    lessmore 4 2015年6月24日

    伊丹作品観賞週間4作目 伊丹作品の名作です。 伊丹監督流の昔話や神話めいた作品である。 どのような境遇や環境でも純粋に生きているナヨコがあげまん ナヨコはいつも思いやりがあり、周りが上手くいく考えに導く。 疑うことはなく、偏見や差別なく接することができる。 だからこそ、世の中では利用され、裏切られ傷つく事が多い。 純粋が故に弱くもろい、故に強く逞しい。 一方、欲にまみれた人達の描写は、上手に醜く下品に描かれていて素晴らしい。 また、利用している人達には罰や障害が降りかかる内容は昔話や神話のようである。 主水がナヨコに縁があり救われるのはどうしてなのかは感じれなかった。

  • Baku Iida
    Baku Iida 5 2014年7月3日

    いいおんな。 そしていいおとこ。

  • Yuki Ishii
    Yuki Ishii 3 2013年10月12日

    少年時代に見てエロいなぁ〜と思った

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