2017年7月6日更新

サシャ・バロン・コーエン、マルチな才能を誇るお騒がせ俳優が『アリスインワンダーランド2』出演!

カザフスタン人のジャーナリスト ボラットや独裁者アラジーン将軍など、数々の奇想天外なキャラクターを生み出し、人気を獲得したコメディアン、サシャ・バロン・コーエンが、『アリス・イン・ワンダーランド』の続編に出演します。今回は、そんなバロン・コーエンの今までの出演作などを振り返ってみましょう。

サシャ・バロン・コーエンのプロフィール

サシャ・バロン・コーエン(本名:サシャ・ノーマン・バロン・コーエン)は、1971年10月13日生まれ、ロンドンのハマースミス出身のイギリスの俳優・コメディアンです。

ケンブリッジ大学のクライスト・カレッジで歴史を専攻するかたわら、イアン・マケレン(『ゴッド・アンド・モンスター』、『ホビット』シリーズなど)や、映画監督のサム・メンデスなどを輩出した大学のアマチュア劇団で活動しました。

奇想天外なキャラクターの数々

1998年にブラックカルチャーにかぶれた白人ラッパー、アリ・Gを演じ、バロン・コーエンは本国イギリスでブレイクしました。2000年から放送が開始された『Da Ali G Show』では、英国アカデミー賞最優秀コメディ賞、ロイヤル・テレヴィジョン・ソサエティー賞を受賞しています。

バロン・コーエンは、後述するボラットやオーストリア人でゲイのファッション評論家ブルーノなど、数々の人気キャラクターを作り出してきました。

映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』で注目を集める

『Da Ali G Show』の人気キャラクターのひとつであるカザフスタン人のジャーナリスト、ボラット・サグディエフがアメリカを旅行するというモキュメンタリー(偽ドキュメンタリー)・コメディ映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』(2006)で、サシャ・バロン・コーエンは世界的に有名になりました。

ボラットは、文化の違いと称してわざと人々の嫌がることをすることでトラブルを起こし、相手の反応を見るスタイルで笑いを生んでいきますが、その中には、社会風刺や皮肉が込められています。

多くの場合、相手は映画の撮影と知らされていないため、本物の揉めごとが起こり、中には訴訟にまで発展しているケースもあります。

映画は興行的にも大成功し、バロン・コーエンはゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門主演男優賞を受賞しました。

『ヒューゴの不思議な発明』に鉄道公安官役で出演

『ヒューゴの不思議な発明』は、1930年代のパリを舞台に、孤児のヒューゴ(エイサ・バターフィールド)が父の遺した機械人形の秘密を探っていくファンタジー映画です。巨匠マーティン・スコセッシ監督初の3D作品で、クロエ・グレース・モレッツ、ジュード・ロウ、ベン・キングスレーなど豪華キャストの出演でも話題となりました。

この作品でサシャ・バロン・コーエンは、主人公ヒューゴが隠れ住む時計台のあるモンパルナス駅の鉄道公安官役で出演し、ヒューゴを追いかけるなど印象的なシーンを演じました。

『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』で独裁者アラジーン将軍を演じ話題に

2012年にサシャ・バロン・コーエンが制作・脚本・出演した『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』では北アフリカの架空の国、ワディヤ共和国の独裁者アラジーン将軍を演じました。

映画は、アラジーン将軍が核開発の弁明のため国連総会へ行く途中に何者かに拉致され、髭を剃り落とされ身元を証明するものを奪われてしまい、叔父がクーデターを企てていたことが発覚する物語です。

バロン・コーエンは、アラジーン将軍のキャラクターをリビアのカダフィ大佐から着想したと語っています。

2012年のアカデミー賞では、運営側が「ふさわしくない」と危惧していたにもかかわらず、バロン・コーエンはアラジーン将軍の扮装で登場しました。女性ボディガードを連れ、北朝鮮の独裁者、金正日の遺灰が入っているという骨壷を持っており、アメリカのエンターテイメント・チャンネルE!のインタビュー中にインタビュアーであるライアン・シークレストに遺灰をかけるというハプニングを起こし、話題になりました。なお、「遺灰」とされていたものは実際にはパンケーキミックスだったそうです。

『レ・ミゼラブル』のテナルディエがハマリ役!

ヴィクトル・ユゴーの小説を原作とし、世界中でロングランを続けているミュージカルの映画化『レ・ミゼラブル』に、サシャ・バロン・コーエンはテルナディエ役で出演しました。

テルナディエは、物語の中心人物であるフォンテーヌ(アン・ハサウェイ)の娘、コゼットを預かっていましたが、ことあるごとに「コゼットの養育費」としてフォンテーヌに金をせびる悪辣な人物です。フォンテーヌの死後は、コゼットを女中としてこき使った上に虐待しており、彼女を迎えに来たジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)に1500フランでコゼットを売りました。

バロン・コーエンは、夫人役であるヘレナ・ボナム・カーターとともに、ずる賢く憎々しいテルナディエを見事に演じ、劇中歌「Master of the House」では、歌声も披露しています。

『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』出演!

2010年の映画『アリス・イン・ワンダーランド』の続編、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』に、サシャ・バロン・コーエンは重要な役で出演するようです。

アリスが再びワンダーランドを訪れると、マッドハッターの様子がおかしくなっていました。彼を助けるため、アリスは半分人間で半分時計のタイムに時間を戻してほしいと頼みます。そこから過去への冒険が始まっていくというストーリーです。

サシャ・バロン・コーエンが演じるのは、新しく登場するキャラクター、タイムです。物語の鍵を握る重要な人物となっているようですので、その活躍が期待されています。

『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は、2016年7月1日(金)公開です。