2018年3月30日更新

ウィル・ポールター、『メイズ・ランナー』ギャリー役で知られるブレイク間近の若手俳優

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ウィル・ポールター

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ウィル・ポールターのプロフィール

ウィル・ポールターは、1993年1月28日ロンドンのハマースミスで生まれた、イギリスの俳優です。 元看護師の母と心臓病学の教授の父の間に生まれました。 ウエストロンドンの私立校ハロディアン・スクールに通い、そこで演劇に参加するようになります。ポールターは、演劇の先生に映画『リトル・ランボーズ』(2007)のオーディションを受けるよう勧められ、主人公のひとり、非行少年のリー・カーターの役を得てデビューしました。 その後も『なんちゃって家族』(2013)や『メイズ・ランナー』(2014)など、多くの映画に出演し、活躍をつづけています。

『ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島』 ユースチス・スクラブ役では賞を受賞

『第1章:ライオンと魔女』『第2章:カスピアン王子の角笛』に続く『ナルニア国物語』の実写映画化第3弾『ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島』に、ウィル・ポールターはユースチス・スクラブ役で出演しています。 ユースチスは行方不明になった7人の貴族を探すペペンシー兄弟のいとこで、彼らやカスピアン王子らとともに冒険に出ます。 この役でポールターは、優秀なSF・ファンタジー・ホラー作品に送られるサターン賞の若手俳優賞を受賞しました。

ウィル・ポールターの知っておくべき7つのこと

1.実際の彼はいい人だが、いやな奴の役に現実味がある

嫌な奴を演じることについて、ポールターは次のように語っています。
「『メイズ・ランナー』で演じたギャリーは、本当に最低な奴だった。ほとんど悪役みたいなもので、そういう役を演じるのは好きなんです。でも、主演のディラン・オブライエンに暴力をふるうのは難しかった。彼はとてもいい人で面白いから」

2.コミコンに行って無事に帰ってきた

コミコンとは、アメリカ・サンディエゴで7月または8月に、4日間に渡って開催されるエンターテイメント関連のコンペティションです。当初は一部のマニアが集まるイベントでしたが、次第にメジャーなテレビドラマや映画などのブースが出展されるようになり、現在では一般人が参加できるエンターテイメント業界最大のイベントとなっています。 『メイズ・ランナー』の制作発表でコミコンに初めて参加したときの感想を、ポールターはこう話しています。
「今まででいちばんおかしな経験でした。女の子たちが泣いたり叫んだりしている、あんな興奮は見たことがないでしょう。ディラン(・オブライエン)が登場すると、涙を流したり気絶したりする人もいました」
大人数が集まり熱気に満ちたイベントへの初参加は、驚きの連続だったようです。

3.ポールターの眉毛はカーラ・デルヴィーニュと同じくらい印象的

カーラ・デルヴィーニュは、イギリスのファッションモデル、女優、歌手です。祖父は歴史的な建造物を保護するイングリッシュ・ヘリテッジの元会長として知られ、一流の家庭で育ちました。 ポールターとデルヴィーニュは、ふたりとも自分の眉毛が目立つことを自覚しているらしく、映画で共演した際に、そのことで仲良くなったようです。
「カーラ・デルヴィーニュと僕で眉毛の自撮りをしました。ふたりとも目立つ眉毛をしていますが、カーラの方が僕のよりいいですね。交換したほうがいいかもしれない。映画『Kids In Love(原題)』で彼女と共演できたのは、とても面白い経験でした」

4.英国アカデミー賞のトロフィーを母親にあげた

ポールターは2014年に英国アカデミー賞のRising Star賞を受賞しています。そのトロフィーは、いま母親のもとにあるといいます。
「あれはいま、母の家のマントルピースの上にあります。僕が子供の頃、母はすべてのオーディションに送っていってくれましたから」
親に対する感謝の気持ちを忘れないのは、すばらしいことですね。

5.実は負けず嫌い

俳優業について、ポールターは次のように語っています。
俳優というのは職業であって、順位を競うレースではありません。競争が好きだというわけではありませんが、努力せずにいるのは嫌なんです。できる限り自分のベストを尽くしたいと思っています。

6.こつこつ頑張るタイプ

「自分には少し強迫的なところがあると思います。僕は役を得ることに必死ですが、そうなった後はすぐに自尊心が低くなってしまって、いい仕事ができなかった場合のことを恐れ始めてしまいます。「夢が叶った」と思ったすぐ後に「いい評価が得られなければダメだ」と思ってしまうんです」
イギリスの新星ウィル・ポールター。ひとりの若者としても魅力に溢れていますね。

ウィル・ポールターの今後

『レヴェナント:蘇りし者』(2016)

アメリカ西部開拓時代に実在した罠猟師、ヒュー・ダラスの反省を描いた伝記映画です。 狩猟中に瀕しの重症を負ってしまったダラス(レオナルド・ディカプリオ)は、同じチームのメンバーに置き去りにされ、それに反発した息子も殺されてしまいます。一命を取り留めたダラスは自分を裏切るよう隊長に要求したフィッツジェラルド(トム・ハーディー)に復讐するため、猛威を振るう大自然のなかを旅することになります。 この作品でポールターが演じるジム・ブリッジャーは、狩猟チームのメンバーのひとりでダラスの息子ホークやフィッツジェラルドとともに、ダラスを看取るため森に残ります。 『レヴェナント:蘇りし者』は、2016年1月10日に発表された第73回ゴールデン・グローブ賞で主演男優賞、助演男優賞、作品賞、監督賞の4部門を受賞し、アカデミー賞にも12部門ノミネートされています。

『It(原題)』

スティーヴン・キングの小説『IT-イット-』を原作としたホラー映画です。子供達を狙う不気味なピエロ、ペニーワイズが人々を恐怖に陥れていく様を描く物語です。1991年に1度テレビシリーズとして映像化されており、この映画が原因でピエロ恐怖症になる人が増加したと言われています。 今回の映画化は原作の長さを考慮して、2部作になる予定とのこと。 ウィル・ポールターは、ピエロのペニーワイズを演じるのではないかと噂されています。

『War Machine(原題)』(2016)

ブラッド・ピットがCEOをつとめる映画製作会社Plan B Entertainmentと、Netflix共同製作する映画『War Machine(原題)』に、ポールターも出演することが決定しています。 この作品は、32歳で謎の死を遂げたジャーナリストのマイケル・ヘイスティングスの『The Operators: The Wild and Terrifying Inside Story of America’s War in Afghanistan(原題) 』をもとにしています。 ポールターの役柄はいまだ不明ですが、ブラッド・ピットやトファー・グレイスなど周りのベテラン俳優に負けないよう、頑張ってほしいですね。 公開日は未だ不明です。

『Kids in Love(原題)』(2016)

現代のロンドンを舞台に、めまぐるしい生活を楽しむ若者たちの群像劇です。 ポールター演じる主人公のジャックは、高校を卒業し大学に入学するまでのギャップ・イヤーをロンドンで過ごす学生ですが、将来の目標や計画を決めかねていました。そんなある日、ジャックはアルマ・ホドロフスキー扮する若い女性と出会い、街の奔放な側面を知っていくことになります。 この作品には、モデルで女優のカーラ・デルヴィーニュや『フィフス・エステート/世界から狙われた男』のジェイミー・ブラックリーなどのフレッシュなキャストが集まっており、その点でも注目されています。 イギリスの新星、ウィル・ポールターは現在イギリスとハリウッドの両方で活動しています。今後も幅広い活躍が期待されます。