アビゲイル・ブレスリンのプロフィール
アビゲイル・ブレスリンは1996年、ニューヨークシティ生まれ。両親は電気通信の専門家、コンピュータプログラマとして働いていました。彼女にはライアンとスペンサーという2人の兄弟がいます(共に俳優)。アビゲイルは3歳の時『トイザらス』のコマーシャル出演をきっかけに芸能活動を始めました。
映画『サイン』でメル・ギブソンの娘役を演じスクリーンデビュー!
アビゲイルが最初に注目されたのは2002年、サスペンス映画『サイン』でのこと。映画デビュー作にしてメル・ギブソンの娘ボー・ヘスという大役でした。発する言葉から不思議な能力があると思わせる少女という難しい役どころでしたが、若干5歳にして演じきったアビゲイル。映画の大ヒットと相まって、彼女もハリウッドで注目の子役となります。
『リトル・ミス・サンシャイン』でアカデミー賞助演女優賞にノミネート
さらに2006年に公開された『リトル・ミス・サンシャイン』も大ヒット。それぞれが問題を抱える家族がロードトリップを通して絆を深めるこの物語、アビゲイルは末っ子オリーブを演じました。
家族で旅に出るきっかけとなったのがオリーブの美女コンテスト出場。心のどこかに闇を抱える他の家族とは対照的に、コンテストを夢見る純粋な彼女が印象的です。このオリーブの演技は高く評価され、アカデミー賞や英国アカデミー賞で助演女優賞にノミネートされました。東京国際映画祭では史上最年少で最優秀女優賞を受賞しており、日本でも注目されましたよね。
ちなみにオリーブはかなり太めで丸メガネをかけた女の子。アビゲイルはこのときファットスーツを着用していたそう。美女コンテストの出演者たちは彼女をのぞいてコンテスト参加の常連だったそうですが、アビゲイルのバーレスクもなかなかの腕前です!
『幸せのレシピ』のゾーイ役でさらに人気上昇!
快進撃の続くアビゲイル、次に注目されたのは2007年『幸せのレシピ』でのこと。キャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じる女料理長ケイトとアーロン・エッカート演じる副料理長ニックの恋愛を描くラブロマンスです。アビゲイルはケイトの姪、ゾーイを演じました。
ゾーイは母親の突然の死によって急遽ケイトに引き取られます。ケイトによって厨房に連れてこられたことがきっかけで、ゾーイはケイトとニックの恋のキューピッドのような役割を果たすことになります。
『ゾンビランド』ではエマ・ストーンの妹役に
ヒューマンドラマ・ラブドラマに出演の目立つアビゲイルが新しい演技を見せたのが2009年に公開された『ゾンビランド』でのこと。ゾンビの蔓延によって終末を迎えつつある世界でロードトリップを続ける若者たちの物語です。アビゲイルはそのメンバーの1人、リトルロックを演じています。
リトルロックは姉ウィチタ(エマ・ストーン)と共に仲間に加わった女の子。詐欺を働こうとしたり、突如消えてしまったりと仲間を戸惑わせます。
舞台でヘレン・ケラーを演じたことも
映画のみならず舞台への出演経験もあるアビゲイル。2010年には『奇跡の人』のリバイバル版でヘレン・ケラーを演じました(写真左)。ヘレン・ケラーと言えば聴覚・視覚・そして言語能力を失いながらも社会活動家として福祉に貢献した人物。障害を含めて難しい役どころを演じたアビゲイル、やはり演技力が高いことがうかがえますね。
アビゲイル・ブレスリンの今後
昔の写真と比べてみてもすっかり綺麗な大人の女優へと変わったアビゲイル。2016年には公開作が続々と控えています。子役から女優への見事な転身を是非スクリーンでチェックしましょう!
『Freak Show(原題)』
超保守的なお堅い高校に通っているビリー・ブルーム。彼はそんな学校でホームカミング・クイーンに立候補することになります。ホームカミング・クイーンとはアメリカの高校で優秀な「女」生徒として表彰された卒業生の称号。男の子がクイーンを目指すというLGBTを題材にした映画のようです。
『Fear, Inc.(原題)』
ホラーオタクが友人と共にある会社のサービスに登録します。なんでもその会社ではその人にとって人生で一番恐ろしいことをもたらしてくれるそうで…。アビゲイルはジェニファー・アダムスという名の役で登場します。2016年4月アメリカで公開予定です。
『Yamasong: March of the Hollows(原題)』
少女とリクガメの冒険物語。声の出演として、共演者にはマルコム・マックスウェルやウーピー・ゴールドバーグなど錚々たる顔ぶれが並びます。2016年アメリカで公開予定。
『Dirty Dancing(原題)』
同名映画『ダーティー・ダンシング』(1987年)のリメイク版がテレビ映画として放映される予定ですが、主役のベイビー・ハウスマンとして出演予定です。