1:どうしてもテレビに出たかったデビュー前
原田泰造は、1970年3月24日生まれ、 広島県広島市出身です。広島市にいたのは3歳までで、その後は父親の転勤により、北海道札幌市、東京都狛江市、同立川市、同東村山市と引越を繰り返して育ちました。
幼い頃から芸能界に憧れ、親に内緒で児童劇団に入団しようとしたこともありましたが、月謝が払えず断念します。将来を考えて、農業高校に進学しましたが、夢を諦めきれず、オーディション雑誌を見ては、モデルや役者の応募を続けていました。なんと「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」にも応募し落選した経験があるそうです。
芸能界入りのきっかけ
芸人になりたいというより、単にテレビに出たいという理由から、高校時代の友人とお笑いコンビ「パープルン」を結成し、1991年、渡辺プロダクションのオーディションに合格します。アルバイト先だった居酒屋「村さ来」にちなんだネーミングでした。半年ほどお笑いライブなどで活動していましたが、相方が借金で地元に帰ってしまいあっけなく解散します。
その後、オーディションで知り合った堀内健と組むことになり、新しいコンビ「フローレンス」を結成します。ネーミングは、たまたま目についたラブホテルの名前からでした。1994年には、名倉潤が加わり、ついにお笑いトリオ「ネプチューン」が誕生しました。
「フローレンス」は2年くらい続いたかな。お笑いライブで優勝したりもしたんだけど、健も僕もボケでしょ。収拾つかなくなっちゃったのね。お客さんがいつもポカーンとしてて、「何でだろう」と思ってたら、ツッコミがいなかった。それにリーダーを日替わりでやってたんだけど、2人とも時間管理がむちゃくちゃで。これはまずいっていうんで1つ先輩の潤ちゃん(名倉潤氏)に入ってもらったの。潤ちゃん、面倒見がいいからさ。
名前の由来は、人気アニメ『キン肉マン』の登場人物の一人である「ネプチューンマン」からです。
2:原田泰造は二児の父!妻はどんな人?
まだ売れていなかった1995年、「村さ来」でアルバイトしていた時の同僚とできちゃった結婚をしています。「ネプチューン」ブレイク後、隠し子発覚と間違った報道をされてしまい、わざわざ釈明会見を開かねばなりませんでした。一男一女、二児の父親です。
3:「タモリのSuperボキャブラ天国」でブレイク
「ネプチューン」がブレイクするきっかけになったのは、1992年10月から2008年9月まで長きに渡り、フジテレビ系列で放送された人気バラエティ番組「ボキャブラ天国」でした。
それまで無名で、ライブイベントも客の入りが悪く3回公演が1回で打ち切りになるほどだった「ネプチューン」が、一気に大ブレイク。いきなりライブイベントにもお客さんが殺到し、入りきらないほどになったと言います。特に、原田泰造は、番組内で演じたホストのアキラ役が受け、一躍人気者になりました。
4:裸芸が面白い!ネプチューンとしての活躍
プライベートでも仲がいいという三人の人柄からか、抜群の好感度を持つ「ネプチューン」。名倉潤がリーダーでツッコミ担当、原田泰造がボケ、堀内健が大ボケ担当という独特の分担ですが、三人の絶妙な掛け合いで人気を博し、看板番組を持つまでに飛躍していきます。特に2003年にフジテレビ系列でスタートした『ネプリーグ』は、高視聴率を記録し、いまだ人気番組としてゴールデンタイムを飾っています。
三人それぞれのキャラクターが明確な「ネプチューン」ですが、原田泰造は、そのがっちりとした逞しい体格を利用した裸芸を得意としています。「ふんどし先生」や「ザ・センターマン」など、様々な番組で印象的なキャラクターを誕生させました。
5:ジムキャリーと原田泰造は激似!そっくりなスターまとめ
ジム・キャリー
複数の人に似ていると言われがちな原田泰造ですが、そんな中でも激似だと言われているのが、アメリカの人気俳優ジム・キャリーです。確かに、アメリカ人と日本人という人種の違いが信じられないほどそっくりです。
イ・ビョンホン
もう一人、必ず名前があがるのが、韓国人俳優のイ・ビョンホンです。ハリウッド映画など国際的にも活躍し、日本でも大変人気がある俳優です。
佐々木蔵之介
見る角度によって、あるいは写真によってそっくりに見えてしまうのが、個性的な存在感でファンの多い俳優の佐々木蔵之介です。それぞれの目鼻立ちのパーツは違うんですが、やはり似ています。
三ツ木清隆
昭和に青春俳優として一世を風靡した俳優の三ツ木清隆の名前もしばしばあがります。特に三ツ木が若いころの写真によく似ているとか、時代劇で髷を結っている写真がそっくりとの声もあります。
『トイ・ストーリー』のウッディ
忘れてはならないのが、世界的に大ヒットしたディズニーの人気アニメ映画『トイ・ストーリー』の主要キャラクター、カウボーイのウッディです。顔のパーツ全部、特に口元がそっくりだと言われています。
6:演技も上手い!大河ドラマに複数出演!
俳優としても活躍
俳優として、1995年のTBS愛の劇場『ママに宿題』に出演し、正式なドラマデビューを飾ります。その後数々のドラマや舞台、映画出演をこなし、俳優・原田泰造として高い評価を受けるようになりました。2005年には、舞台『キスへのプレリュード』で主人公を演じ、第43回ゴールデン・アロー賞新人賞を受賞しています。
『ジャンプ』では映画初主演
2004年公開の『ジャンプ』では主人公・三谷純之輔を演じ、単独での映画初主演も果たしています。佐藤正午の同名小説が原作で、突然姿を消した恋人の行方を追うというミステリーテイストの切ないラブストーリーです。相手役は、笛木優子が演じました。
NHK大河ドラマに何度も出演
確かな演技力を評価され、NHKの大河ドラマには3度も重要な役柄で登場しています。2008年には『篤姫』で大久保正助役、2010年には『龍馬伝』に近藤勇役、そして2015年には『花燃ゆ』で主人公の兄である杉民治役に大抜擢され、圧倒的な貫禄すら漂う演技を披露しました。趣味が読書で、特に幕末歴史ものが好きだそうですから、この三作への出演は嬉しかったのではないでしょうか。
ちなみに、無名時代、エキストラとして1991年の『太平記』にも、死体役として出演していたことはファンの間で有名です。
2016年には映画『ボクの妻と結婚してください。』に出演
原田泰造は監督・三宅喜重、脚本・金子ありさの2016年11月5日公開の映画『ボクの妻と結婚してください。』にも出演します。
余命6ヶ月と宣告を受けた織田裕二演じる放送作家・三村修治。修治は妻・彩子(吉田羊)の未来を考え、彩子の結婚相手を探す企画を思いつくのですが……。
原田が演じるのは修治が見初める彩子の結婚相手・伊東正蔵です。
7:原田泰造の心の闇?ZIP降板の理由は?韓国人?飛び交う噂
お笑いから俳優までマルチに活躍する原田泰造ですが、人柄がいいことでも有名です。それでも、これだけの人気者になると、様々な噂がつきまとうのも致し方ありません。家族と別居状態だとか、日本人ではなく韓国人だとか、どれも全く根拠のない憶測に過ぎません。
日本テレビ『ZIP!』の突然の降板のときも、様々な理由が取りざたされましたが、番組内での自分の立ち位置に悩んだ上で自ら願い出た降板だったというのがどうやら真相らしいです。
「俺、なんか嫌なのかもしれない、物事を悪い方に考えるのが。30歳過ぎたころから急に人の悪口が言えなくなっちゃって。仕事のときだけじゃなくて奥さんや子どもと話してるときも、そう。悪口言うと、夜、思い出して眠れなくなっちゃう。きっかけも何もなくて、“聖職者きどり?”って感じなんだけど。お笑いってある程度そういうのが必要なのに(笑)。だから、どうしようと思ってるんです。また、いつか急に悪口言い始めるかもしれないし…」引用:r25.jp
人柄がいいだけではなく、実に繊細な一面も持ち合わせているようで、そのあたりが、役者としても高く評価されている一因かもしれません。これからもマルチな活躍に期待です。