2017年11月17日更新

ウディ・アレン監督のおすすめ映画11選!

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ウディ・アレン
©︎Dennis Van Tine/Future Image/WENN.com
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名匠ウディ・アレン

ウディ・アレン
ウディ・アレンは、1935年12月1日生まれのアメリカ人映画監督です。2015年現在までにアカデミー賞に24回ノミネートされるという最多記録を保持しており、アメリカだけでなく、世界を代表する監督のひとりとして尊敬を集めています。 映画界に身を投じたのは意外に遅く、20代後半になってからで、10代の後半はギャグ・ライターとして活動していました。大学では映画専攻を選択しますが、授業をさぼることを繰り返し、二度中退しています。 20歳の頃から放送作家として活動をはじめ、シルヴァニア賞を受賞、エミー賞にノミネートされるなど才能を発揮します。 1965年の『何かいいことないか子猫チャン』でスクリーンデビュー。同作では脚本も担当しています。その後も多くの作品で監督、脚本、出演の三役を器用にこなしていきます。今回は、ウディ・アレンの数多くの監督作品の中から、おすすめ10作品をご紹介いたします。

1.『スリーパー』(1973)冷凍保存されていた男が200年ぶりに目覚めるコメディ!政府反乱軍によって起こされたマイルスは大変な事態に巻き込まれていく!

『スリーパー』
polo1026 ウディ・アレン主演・監督作品。200年間、冷凍保存されていた男が目覚め、突然、未来警察に追い回されることに...!設定がおかしいし、それに加えて凝りまくったセリフと気の抜けたようなウディ・アレンの演技がめちゃめちゃ面白い!w1973年公開の映画だからセットがちゃっちいのもまた良い(笑)最高のSF映画\(^o^)/
1973年制作。ウディ・アレン監督初期のSFコメディ作品で、冷凍保存から目覚めた男が200年後の未来社会で悪戦苦闘する様がコメディタッチで描かれています。 SF作家の巨匠アイザック・アシモフが作品に助言をしたことでも有名です。ウディ・アレン独特のアイロニーやシュールな笑いが作品全体に貫かれています。 特に、劇中に出てくる未来の様々な道具がユニークなものばかりでそれを見ているだけで楽しくなってしまうことでしょう。ハチャメチャなコメディで大笑いしたい方にはオススメの作品です。

2:『ラジオ・デイズ』(1987)ウッディ・アレン自身の家族をオマージュ!世界恐慌の時代に生きたユダヤ人家族がラジオと共に日々奮闘するストーリー

『ラジオデイズ』
honeycandybaby ウディ・アレンが描く古き良きアメリカ。ラジオにまつわる思い出がユーモアにテンポ良く進んでいって面白かった!前を向くことも大事だけど家族団欒同じ時間を共有しながら昔話をして懐かしむのもたまにはいいよね!
アカデミー賞脚本賞など3部門にノミネートされ、1987年に公開された作品です。第二次大戦初期のニューヨークが舞台で、ラジオが生活の中心であった古き良き時代のアメリカを愛情溢れるノスタルジックに描いたウディ・アレンの自伝的作品になっています。 劇中の音楽もノスタルジックな雰囲気をより一層引き立てています。 当時の人々の生き生きとした姿が一人の少年の目を通して描かれており見る者に郷愁の気持ちを誘います。失われた過去の美しい思い出を再認識するにはうってつけの映画です。

3:『それでも恋するバルセロナ』(2008)女友達二人でバルセロナへバカンスに向かう、情熱的な芸術家の男と出逢い三角関係に!さらに芸術家の元妻が現れ事態はこじれる!

『それでも恋するバルセロナ』
Riyon_Yamamoto ウッディアレン作品を好きになったきっかけの作品。女性が魅力的。ペネロペ美しい〜。。ウッディアレンの世界の街シリーズは現実逃避したい時や、旅行行きたい時うってつけ。
ペネロペ・クルス、スカーレット・ヨハンソン、ハリウッド2大女優が共演で話題となったウディ・アレン監督の2009年の作品です。ゴールデン・グローブ賞では作品賞など計16部門を受賞しました。 ヴィッキーとクリスティーナという二人の女性がヴァケーションで訪れたスペインのバルセロナで出会った画家の男に心惹かれていく、しかし、画家の元妻が現れ事態は急転していく、、、、というストーリー。劇中ではこの作品で第81回アカデミー賞助演女優賞を受賞したペネロペ・クルスの魅力が際立っています。 アメリカ人と情熱的なスペイン人との対比がウディ・アレンによりうまく描かれています。

4:『カメレオンマン』(1983)ウッディ・アレンの作品に中でも異彩を放つ作品!フェイクドキュメンタリー調にカメレオンのように環境に順応する男・ゼリグを描く!

『カメレオンマン』
southpumpkin いくつかモキュメンタリー作品(ドキュメンタリー調)を観てきましたが暫定一位です。実際の映像とわざと古くした映像の中にそれぞれ監督であるウディ・アレン自身が主役:カメレオンマンとして登場し、現在の人が過去を思い出すインタビューシーンと交互させることで、歴史番組のような面構えをしています。周りの人間に順応する特殊能力を持ったカメレオンマンが、あたかも本当にいたかのように錯覚します。明らかにフィクションの世界の現象を野暮ったい歴史番組風にすることで非常にシュールな笑いがありますね。ゲラゲラ笑うコメディではないですがめちゃくちゃ面白い。ヒトラーだけは大笑いしました。 アイデンティティの喪失という現代社会の闇とも言える題材も扱っている点も秀逸だと言えます。
ウディ・アレン監督作品の中でも異色の作品。様々な周囲の環境に適応する能力を持つレナード・ゼリグというカメレオンのような男をフェイクドキュメンタリーという形で描いた映画です。 意図的にモノクロで撮影されていたり、実際のニュースフィルムや新聞を使用したりなどして、虚構をあたかも現実のように描く手法は見事の一言。 ウディ・アレン独特のアイロニーやユーモアは健在でカメレオンのようにころころと信念を変え生きる我々現代人を風刺しているところもこの作品のすごいところです。

5:『マンハッタン』(1979)舞台はニューヨークマンハッタン、コンプレックスを抱える男が恋に振り回される!

『マンハッタン』
928uhen ああウディ・アレンの映画だな~ってそういう映画でした。 でも人間の感情は次から次へと移ろい行く物だということを見せつけられ少々切なさなんかも感じました。
1979年公開のウディ・アレン監督の代表作。ニューヨークマンハッタンを舞台に中年の売れっ子TVライターの男が織り成す男女の人間関係をウディ・アレン独特の感性で描いた名作です。 何と言っても大都会マンハッタンの情景が美しく、そのシーンだけで映画に引き込まれてしまうことでしょう。華やかな都会で不器用に生きる人間達を最後には優しく包み込んでくれる作品です。

6:『ハンナとその姉妹』(1986)ウディ・アレンの作品の中で最も成功した一つ!姉妹3人を軸に様々な人々が交わる群像劇!

『ハンナとその姉妹』
Keimiyazato ウッデイ アレンの作品はアニーホール以降多少の出来不出来はあるけど 好きな人にはどれも大きくハズレる事無くコンスタントに作品を発表しています、アニーホール、インテリア、マンハッタンは 間違い無く代筆作、だけど初めて観るならまずはハンナとその姉妹、カイロの紫のバラを観て免疫を付けてからがいいと思います
1986年制作、ウディ・アレンが監督、脚本、主演を務めたウディ・アレンの集大成的な作品。第59回アカデミー賞作品賞にもノミネートされました。物語はニューヨーク・マンハッタンに住む三姉妹と彼女たちに関わる人たちの人間模様を丹念に描いたヒューマンドラマです。 不倫や夫婦関係、家族関係などの人間の日常を通して人生の喜びを表現している素敵な映画になっています。数あるウディ・アレンの作品の中でも最も彼の人生観が反映されている作品だと言えるでしょう。 生きることの素晴らしさを味わいたい人にはうってつけの映画です。

7:『ミッドナイト・イン・パリ』(2011)映画脚本家のギルが迷い込んだのは1920年代パリ!綺麗なパリの街並みは一見の価値あり!

southpumpkin やられた!ウディ・アレン大好きになっちゃいました!!なんで今まで観なかったんだろう。ウディ・アレンは作品が多いので今から必死で漁ります。 真夜中のパリは1920年代に通じている、というタイムスリップものなのですが、その枠にとらわれない、ウディ・アレンらしいとでも言うのでしょうか、小気味よい映画です。懐古主義への儚さにも触れ、現在を成り行きで生きる僕らへの勇気も与えてくれます。心移りする男性も非常に魅力的に描かれています。男なんてみんなあんなもんです。 古き画家や作家などが出てきます。細かいネタを拾うために人名をすぐに検索できる環境にあればなお楽しめるはずです。ダリそっくりだったなあ(笑)
オーウェン・ウィルソンやレイチェル・マクアダムス、キャシー・ベイツなどハリウッドを代表するスターが出演して話題となった2012年公開の映画です。その年のアカデミー賞脚本賞も受賞しました。 アメリカ人の脚本家の男が1920年代のパリにタイムスリップし様々な人たちと出会い幻想的で夢のような時間を過ごす様子が魅力的に描かれています。何と言ってもパリの風景や街並みがとても美しく、見ている者をまるでそこに旅行に行っている気分にさせてくれます。 とてもお洒落でちょっぴり小粋な映画になっています。

8:『アニー・ホール』(1977)アカデミー賞4部門受賞したウディ・アレン最高傑作!コメディアン・アルビーと恋人アニーとの日々をシニカルに描く!

『アニーホール』
HMworldtraveller ウッディアレンの映画は好きな人はとことん好きで観た者を熱烈なファンにし、そうでない人には全くハマらず、難解または退屈なものに感じる作りだと思います。映画は、出会い、楽しく過ごした日々から、すれ違い衝突し別れるまでの、日常の中のシーンを切り取ったもの。核になる出来事やはっきりとした起承転結がないので、男と女の関係の1つの在り方や2人のセリフそのものが楽しめないと最後まで観るのはつらいかも。残念ながら私はあまり好みではないです。決して、日常を切り取った映画が嫌いなわけではないのですが、自嘲的でシニカルで理屈っぽくて悲観的な主人公が好きになれない。唯一好きなのがロブスターのシーン。はしゃぐアニーがとても可愛くて、こういう些細なことで一緒に笑えて楽しい時間を過ごせる関係っていいなぁと思えるシーンです。
言わずと知れたウディ・アレン監督の代表作で、1977年アカデミー賞の主要4部門を受賞した映画史に残る傑作です。 ニューヨークに生きる男と女の出会いと別れがウディ・アレン独特のユーモアとセンスによりシニカルに描かれています。洗練された一つ一つの台詞や、ダイアン・キートン(アニー役)のオシャレなファッションなど見るべき所がたくさんある映画です。 個性の強い映画なので見る人を選びますが、ウディ・アレンの最高傑作の一つであることは間違いありません。

9:『ブルージャスミン』(2013)ケイト・ブランシェット演じるセレブ女性が夫と別れ、質素な生活を試みる。しかしプライドの高さが邪魔をして嘘を重ねる!

MasayukiShimura [高嶺、崩落]マンハッタンでのセレブ生活を謳歌していたものの、夫の浮気と金融事件ですべてを失った"ジャスミン"。その影響で精神が崩壊しかかるものの、再起を賭けて西海岸に住む妹の元に身を寄せた彼女は、あるパーティーで外交官の男性と恋に落ち......。主演のケイト・ブランシェットがアカデミー賞をはじめとして賞レースを総ナメにした作品です。監督は、近年では『ミッドナイト・イン・パリ』などで注目を集めたウディ・アレン。原題は『Blue Jasmine』。 とんでもなく性格の悪い映画だなと思いつつも親指を「グッ!!」と立ててしまうタイプの映画でした。虚栄の中に生きる(と書くとかわいそうだけど端から見ればひどいこと結構してる)女性をこれでもかと痛めつけていく様子は、「ウディ・アレン監督、なんかありました??」と問いかけたくなるほど。皮肉の聞きまくったコメディー(?)として評価できる良作だと思います。 テーマそのものはいわゆる裸の王様のそれに近いところがあると思うのですが、その描き方がとにかく鋭い。ジャスミンにとっては悲劇といえる結末を迎えた後に、妹と対峙するあるシーンがあるのですが、そこでのジャスミンの「ある部分」の演出などは「ひどっ...」と思わず苦笑が漏れてしまいました。あのシーン、最高だったなぁ......。 予想以上の作品でした☆5つ
アカデミー賞女優のケイト・ブランシェットが主演した2013年公開の作品です。セレブの生活を送っていた主人公のジャスミンは離婚によりすべてを失います。再出発するため努力するも、昔の華やかな生活が忘れられず嘘を重ね心が疲弊していく、そんな中、新たな幸せを掴もうとしますが……。  誰しもが持つ虚栄心やプライドが人間の人生を狂わせることがあるということが悲劇的に描かれています。何と言っても、ケイト・ブランシェットの演技が群を抜いて素晴らしく主人公の中年女性の痛々しさがひしひしと伝わってきます。

10:『カイロの紫のバラ』(1985)ウディ・アレン埋もれた名作!ウエイトレスをして夫を支える妻は現実逃避のために映画館へ通う。そしてそこに現れたのはスクリーンの中にいるはずの俳優だった。

『カイロの紫のバラ』
yuki12241 タイトルでもある『カイロの紫のバラ』が上映されている映画館で起こるファンタジックな物語を通して、メタ構造的に観客を楽しませる緻密に計算されたストーリーは、映画を愛してやまない人々の心に必ず刻み込まれるはず。そんなエンタメとしての映画の可能性を最大限に追求した個人的ウディ・アレンの最高傑作です。 上手く行かない人生と対照的に、スクリーンの中の人々は燦然と煌めいています。「自分もこうありたい、自分もこの中に入りたい。」映画好きの方なら一度くらいは考えたことがあるのではないでしょうか。人生に行き詰って映画館に通い詰めるようになった女性に起こる奇跡を描きながら、「フィクションとは」「俳優とは」「人生とは」という様々なテーマに的確な答えを用意しているしっかりとした脚本に支えられています。特に、俳優とキャラクターの関係性の描き方は見事。しっとりとした人間ドラマを根底に置きながらもドタバタコメディ要素も詰め込まれていて単純に面白く、どことなくキャプラ的なプロットは完全に好みでした。『素晴らしき哉、人生!』『陽気な踊子』あたりを意識していると思うのですが、どうでしょう(展開は全く違いますが)。 「自分の人生では、自分が主役だ」なんて、良く言われますよね。しかし、社会の中ではほんの端役なのかも知れない。では、自分は何のために存在しているのか…?環境や周りの人間に左右されながら、何かを演じ続ける虚像に過ぎないのでしょうか。そして、エンターテイメントは、本当の意味で人を救うことが出来るのでしょうか。 映像としての楽しませ方も、一見突飛に見えつつも内包されるメッセージの深さも、テーマ通りにあくまで映画的に素晴らしいです。映画って、人生って、やっぱり良いですね。
1985年公開のロマンチックなファンタジー映画です。1930年代のアメリカ、失業中の夫に代わりウェイトレスとして働く主人公のセシリア、彼女の唯一の楽しみは映画館で映画を見ることです。 だがある日いつものように映画館で映画を見ていると何と映画の中の主人公が映画の中から語りかけてきて……。『ニューシネマパラダイス』にも通じるような映画愛に満ちた映画です。 映画というものが何気ない人生に潤いをもたらすことができるのだということを掛け値なしに見る者に伝えてくれます。

11:ハリウッドを舞台にしたロマンチックコメディ

2017年5月5日公開の『カフェソサエティ』はジェシー・アイゼンバーグ、スティーブ・カレル、クリステン・スチュワートなど豪華俳優陣がウディ・アレンの元に集結したロマンティックコメディ。 1930年代のハリウッドを舞台に希望に溢れた青年ボビー、秘書ヴォニー、美女ヴェロニカのロマンスが美しい映像と共に描かれます。