『忍びの国』が大野智主演で映画化!あらすじ、キャストを紹介

戦国の伊賀の国を舞台にした小説『忍びの国』が嵐の大野智主演で映画化されることが決定しました。大野以外のキャストなど、まだあまり情報公開がされていませんが、情報が出しだい、随時更新していきます!
『忍びの国』の映画化が決定!【2017年夏公開予定】
『のぼうの城』、『村上海賊の娘』で知られる小説家、和田竜の歴史小説「忍びの国」の映画化が決定しました。主人公である史上最強の忍び・無門を大野智が演じ、中村義洋が監督を務めます。
7月に撮影を始めて、10月にクランクアップ、翌2017年夏、7月1日に劇場公開が予定されています。
原作『忍びの国』のあらすじ
戦国時代の伊賀国は、忍びの働くによって繁栄していました。主人公の忍び・無門は、百地三太夫が当主の百地家の下手人でした。
ある日、百文の報酬のために他家の忍びを殺してしまう無門。そのことが伊賀の忍び衆と、伊勢の織田信雄(織田信長の次男)軍の戦争の火種になってしまうとも知らずに__。
天正伊賀の乱を題材に、伊賀国の大合戦を描いた物語となっています。
映画『忍びの国』予告編が解禁!アクションシーンが楽しそうと話題に
映画『忍びの国』の公式サイトにて、予告編動画が公開されました。大野智を始め、出演者たちのコミカルな演技が話題となっています。
戦国時代を舞台としていることから、戦のシーンなどシリアスな部分ももちろん描かれているのですが、そのシーンがどこか楽しそう...!アクションシーンに挑む出演者たちはとてもかっこいいのですが、大野智の演技がとてもコミカルなのです!
いつ死んでもおかしくない戦闘中に笑顔!国民的アイドルの大野智がお嫁さんに頭が上がらない姿はここでしか見ることができません!!
動画だけでも思わず笑ってしまう予告編は公式サイトから視聴することができます。 映画『忍びの国』 公式サイト
映画『忍びの国』主人公・無門を演じるのは大野智
二刀流で、目にも止まらぬ早さの斬撃を繰り出す伊賀忍者、無門役に抜擢されたのは、ジャニーズ・嵐のリーダーである大野智。
無門は、怠け者で銭ゲバ、妻のお国には全く頭が上がらない性格ですが、いざとなった時は残酷なまでの強さを見せます。大野は本作で演じる無門について次のようなコメントを残しています。
大野智です。 この度、映画では初の時代劇「忍びの国」で主演させて頂くことになりました。 史上最強と呼ばれるほどの忍者の役なので、アクションや格闘のシーンがたくさん出てきますが、 久しぶりにご一緒する中村監督の描く世界観に応えられるよう、精一杯頑張りたいと思います! 今演じている社長役から、次は忍者役へ、役柄は全く違いますが、新しい自分を出せるようチャレンジしてみます!
監督の中村義洋も本作での無門と大野について語っています。
予想外、規格外なところ、何を考えているのかわからない面白さが、似ていると思います。大野くんの、役に入ったときの得体の知れなさみたいなものをすごく感じていて、ぴったりなんじゃないかと思います。勝手に期待しているところがあって、ただでさえ面白いのに、僕やスタッフが想像できないところまでいってくれるんじゃないかという気がします。引用:natalie.mu
伊賀、忍び軍陣営のキャスト
お国役/石原さとみ
美人ですがプライドの高い武家出身の娘で、稼ぎの少ない無門を尻に敷いている妻のお国。本作のヒロインとなる役には、石原さとみが抜擢されました。
石原は自身が演じるキャラクター、お国について以下のようにコメントしています。
忍者として一流の無門の心の真ん中にはどんな時も必ずお国がいます。怠け者で不真面目な無門に対し、常に不安や苛立ちはありますが、叱って尻を叩いて舵を切っていくと同時に大きな愛情を注ぐ母のような女性だなと思いました。
下山平兵衛役/鈴木亮平
【RADIO】
TBSラジオ『伊集院光とらじおと』にまもなく生出演です!ぜひお聞きください! pic.twitter.com/I640gaQcFB— 鈴木亮平staff (@ryoheistaff) 2016年5月5日
伊賀にある下山家の嫡男である平兵衛は、『HK 変態仮面』、『俺物語!!』の鈴木亮平が演じます。
「人間ではない」忍びの世界で人間の心を持ってしまった平兵衛の悲哀を、大野さん演じる無門と好対照になれるよう、情熱的に演じきりたいと思っています。
2ヶ月もの稽古を重ねたという、アクションシーンにも注目したいです。
下山次郎兵衛役/満島真之介
下山家の次男で鈴木亮平演じる平兵衛の弟である次郎兵衛を、『風俗行ったら人生変わったwww』で主演を務めた満島真之介が演じます。予告編ではなんとも怪しげに武器を舐める姿が確認でき、その眼力には観客もぞっとさせられることでしょう。
名キャストが脇を固める十二家評定衆
百地三太夫役/立川談春
無門の仕える百地家の当主で、伊賀国の政治決定を行う十二家評定衆のメンバー、百地三太夫を『下町ロケット』など近年ドラマにも出演する、落語家の立川談春が演じます。本作のフィクサー的存在となるのではないでしょうか?
百地三太夫は見た目悪いやつなので、大野智ファンに嫌われるような立派な三太夫になりたいと思います(笑)。
と立川はコメントを残しています。
下山甲斐役/でんでん
鈴木亮平演じる下山平兵衛の父親で、十二家評定衆のひとりである下山甲斐を、映画『冷たい熱帯魚』で連続殺人鬼を演じ話題となった、でんでんが演じます。
半六役/きたろう
十二家評定衆のひとりである半六を、多くの作品で個性的な脇役で光るきたろうが演じます。
注目の日置大膳役には伊勢谷友介が決定!
日置大膳/伊勢谷友介
織田信雄の家臣で、弓が得意な剛力で知られる日置大膳を、『新宿スワン』、『ジョーカーゲーム』の伊勢谷友介が演じます。
この作品はよくある勧善懲悪の時代物ではなく、現代にも通じる設定が面白い。大膳は登場する武士の中でも非常にアヴァンギャルド。演じるのが非常に楽しみです。甲冑を付けて弓や槍を振り回す大立ち回りのシーンもあるのでしっかり演じたい。
と、伊勢谷は本作についてコメントをしています。日置大膳は個性的なキャラクターであることが伺えます。
忍びと敵対する織田軍陣営を演じるのは?
長野左京亮役/マキタスポーツ
名古屋ドームへ向かう pic.twitter.com/HJnd3QC3Rt
— マキタスポーツTOKYO JUKEBOX (@makitasports) 2016年12月22日
織田信雄の家臣で、日置大膳とは家臣同士という関係で意識をする長野左京亮を、マキタスポーツが演じます。
左京亮は中途半端な男です。武者としての誇りや自負はあっても、どこか揺れている。大膳に対してもコンプレックスがありそう。元の上司を討ち、自らのポジションを得ることに大義を感じようとしているところも、どこか虫がいい。つくづくちっちゃい男です。でも、そのちっちゃい男感がいいなと。
と自身の役どころについて語るマキタスポーツは、役作りのために10kgの減量と筋トレを行ったそうです。お笑い芸人、ミュージシャンでもあるマキタスポーツ演じる、「情けない現代人」ともとれる左京亮に注目したいです。
織田信雄役/知念侑李
織田信長の次男で、伊勢の国を乗っ取りそのまま駐在している武将、織田信雄をジャニーズグループHey! Say! JUMPの知念侑李が演じます。
高圧的な人物ですが、その裏で父・信長の強大な陰に苦しめられています。そして、それが父に禁じられた伊賀攻めの布石となってしまうのです。伊賀の忍び集団との大合戦を繰り広げる、織田軍を率いる殿様です。
知念は出演際して以下のコメントをしています。
今作は忍者VS侍のお話で、きっと僕を知ってくださっている方はイメージとして侍役で出演するのではないかと想像されると思いますが、今回の役は大野くんと敵対する「殿様」の役です。今までの僕のイメージとは違う新しいキャラクターだと思います。大野くんとずっと一緒に共演したいと思っての、やっとの共演です。
北畠凛役/平祐奈
まゆげ出しちゃったよ、、?
よーっし、寝ましょかねぇ
おやすみなさい
ええ夢みよ〜ねぇ☆#サクラダリセット大阪キャンペーン pic.twitter.com/O5rl8MrQHO— 平 祐奈 | Yuna Taira (@harikiri_tiger) 2017年3月3日
北畠具教の娘で、織田信雄と政略結婚をして妻となる北畠凛を、『青鬼』、『紙の月』の平祐奈が演じます。
今回、忍びの国への出演のお話をいただき思ったことは、私の好きな時代劇ではじめてのお姫様役ということと、中村義洋監督の作品に参加できるということがとってもうれしかったです。
と意気込みを語っています。
北畠具教役/國村隼
伊勢を統治する北畠家の当主、北畠具教を國村隼が演じます。
撮影では殺陣に苦労したと明かす國村は、作品について以下のようにコメントしています。
初めて脚本を読んだとき、不思議な世界観を持った作品だなと思った。ある意味、主人公無門のキャラクターがすべてを体現している。それは私にとって好きな世界。
映画『忍びの国』監督は中村義洋
映画『忍びの国』でメガホンを取る中村義洋は、『ゴールデン・スランバー』【2010年】や、『白雪姫殺人事件』【2014年】など、小説を原作に持つ、数々の作品の映画化を手がけてきました。
本作では合戦のシーン他、のアクションシーンの多いそうです。忍びのアクションについては妖術といったギミック的なものは取り入れないそう。あくまでリアルな、「本来の忍術とはこういうものだ!」、という演出がなされるのではないでしょうか。
忍びという存在について中村監督はこう語っています。
伊賀の国は実際記録が残っていて、半分は百姓などをしながら諜報活動をしている。その伊賀が攻められたらどうなるか。頭脳戦が繰り広げられる、みたいな面白さがある。スパイなんです。逃げたり隠れたりというのに長けた忍びたちが、自分たちの国を攻められたらどうするか?というお話です。引用:natalie.mu
『忍びの国』原作者の和田竜が脚本を担当
小説『忍びの国』は2008年に発行されましたが、8年の時を経て映画化されることになります。原作者自身が脚本を担当するということで、新たなストーリー、脚色がなされるのではないでしょうか。
本作への思いを語ってくれています。
脚本を書き始めて足かけ11年。中村監督のようなすごく優秀な監督と、大野さんのような大スターが出てくれるというのは、すごくありがたいなと感じています。大野さんはお会いしたことはないのですが、聞くところによると変わり者のような人らしく、原作の主人公も変わり者なので、そこのところをうまくやってくださるんじゃないかと思っています。引用:natalie.mu
和田竜のその他の代表的な著作には、『のぼうの城』、『村上海賊の娘』があります。両作とも映画化されましたね。
今後、キャストの発表などが続いていくと思われます。公開日2017年7月1日まで待ち遠しいですね。