ジェイミー・リー・カーティス、ホラーの女王をもっと知ろう!

2017年7月6日更新

ホラー映画『ハロウィン』で主演デビューを果たし、人気女優となったジェイミー・リー・カーティス。俳優一家出身の彼女の、これまでの出演作や魅力をご紹介します。

ジェイミー・リー・カーティスってどんな人?

ジェイミー・リー・カーティスは、1958年11月22日生まれ、カリフォルニア州ロサンゼルス出身の女優です。

リー・カーティスはコネチカット州の名門寄宿学校チョート・ローズマリー・ホールを卒業し、カリフォルニア州のパシフィック大学に進学。当初は社会福祉を専攻しようと考えていましたが、女優を志し、一学期で学校をやめました。

伝説的俳優の両親を持つ俳優一家

ジェイミー・リー・カーティスの両親はともに有名俳優の一家に生まれました。

父は1958年に出演した『手錠のまゝの脱獄』で、アカデミー賞主演男優賞にノミネートしたトニー・カーティスです。1950年代から二枚目スターとして活躍し、その他の出演作には『お熱いのがお好き』(1959)、『成功の甘き香り』(1957)、『スパルタカス』(1960)、『グレートレース』(1965)などがあります。

母は、アルフレッド・ヒッチコック監督の『サイコ』(1960)などで有名な女優ジャネット・リーで、彼女もこの作品でアカデミー賞助演女優賞にノミネート、ゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞しました。その他の出演作は『若草物語』(1949)、『黒い罠』(1958)、『ヴァイキング』(1958)などです。

両親はリー・カーティスが3歳の時に離婚し、ふたりともと疎遠だそうです。同じ両親から生まれた姉ケリー、異母兄弟であるアレグラ、ニコラス・カーティスも全員俳優です。

夫のクリストファー・ゲストも俳優、映画監督、脚本家として活躍しており、養子を2人もらっています。ゲストの父はイングランドの貴族出身で、1996年に父が死去した際には第5代ヘイデン-ゲスト男爵を襲爵し、1999年の英国議会改革までイギリス上院に議席を持っていました。

ドラマ『コロンボ』でウェイトレス役でデビュー

1977年、リー・カーティスは人気テレビシリーズ『刑事コロンボ』のシーズン6第3話(日本では40話)『殺しの序曲』に、ウェイトレス役で出演しました。

ちなみに、母であるジャネット・リーも同シリーズのシーズン5第1話『忘れられたスター』に出演しています。

映画『ハロウィン』で一躍有名女優に

1978年のホラー映画『ハロウィン』で、ジェイミー・リー・カーティスは主演で映画デビューしました。

ジョン・カーペンター監督の人気シリーズ『ハロウィン』は、6歳で姉を殺したマイケル・マイヤーズが15年後、収監されていた精神病院から脱走し、白いマスクと包丁を手に「ブギーマン」としてある高校生の命を狙う物語です。

リー・カーティスは、ブギーマンに狙われながらも彼の秘密を探る主人公の高校生、ローリー・ストロードを演じました。その後続編『ブギーマン』(1981)、『ハロウィンH2O』(1998)、『ハロウィン・レザレクション』(2002)に出演し、同じ役を演じました。

映画『大逆転』で英国アカデミー賞助演女優賞受賞

1983年の映画『大逆転』は、大企業の会長兄弟の策略により、立場が入れ替わったエリート青年とホームレスを描くコメディ作品です。

「出世の要因は、血統か環境か」でケンカをしたデューク兄弟は、自身の会社の社員ウィンソープ(ダン・エイクロイド)をクビにし、その後釜にホームレスだったバレンタインを据えます。人生が180度変わってしまったふたりは、あるとき兄弟の策略を知り、復讐を企てます。

リー・カーティスは、落ちぶれたウィンソープと出会い恋人になる娼婦のオフィーリアを演じ、英国アカデミー賞助演女優賞を受賞しました。これ以降はコミカルな演技も得意としています。

映画『トゥルーライズ』ではゴールデングローブ賞を受賞!

アーノルド・シュワルツネッガー主演のアクション映画『トゥルーライズ』(1993)は、シュワルツネッガー演じる秘密機関オメガ・セクターの凄腕諜報員ハリー・タスカーが、妻とともに核武装したテロリストに捕らえられてしまい、身分を隠しながら彼らと戦う姿を描いた作品です。

この作品で、リー・カーティスは主人公の妻ヘレンを演じ、ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞しました。

近年はテレビドラマでも活躍

ジェイミー・リー・カーティスは、2012年から2015年にかけてはコメディシリーズ『New Girl 〜ダサかわ女子と三銃士』に、2015年からはホラーシリーズ『Scream Queens(原題)』に出演しています。

男子3人と女子1人がルームシェアをすることで巻き起こるドタバタコメディ『New Girl 〜ダサかわ女子と三銃士』では、ズーイ・デシャネル演じる主人公ジェスの母ジョーン役で数エピソードに出演しました。

『glee/グリー』のクリエイター、ライアン・マーフィー製作の『Scream Queens(原題)』シーズン1は、大学の女子寮を舞台に連続殺人事件が展開されるホラーコメディシリーズです。エマ・ロバーツやリア・ミッシェルらが出演しているこの作品で、リー・カーティスは学長のキャシーを演じました。

リー・カーティスは舞台を病院に移したシーズン2への出演も決定しており、引き続きキャシーを演じるとのことです。病院を買収したキャシーは理想の実現のために経営に尽力しているという設定です。

ホラー映画の出演が多い

『ハロウィン』で主演デビューを飾ったジェイミー・リー・カーティスは、その後も多くのホラー映画に出演し、「絶叫クィーン」と呼ばれるようになりました。

ちなみにホラー映画で絶叫演技を披露し、高評価を受けた最初の「絶叫クィーン」はリー・カーティスの母ジャネット・リーです。

奇才ジョン・カーペンターの傑作に再び出演【1980】

『ザ・フォッグ』は、リー・カーティスを一躍人気女優へと押し上げた『ハロウィン』のジョン・カーペンター監督による幽霊をテーマにしたホラー映画です。

小さな港町アントニオ・ベイ。誕生100周年に沸き立つこの町が突如濃霧に覆われ、殺害直後にもかかわらず遺体が腐敗する謎の殺人事件が起こります。事件は、100年前に町を作り上げた功労者4人に殺された大富豪の怨霊によるものと気付いた地元ラジオ局のDJスティービーは、100周年記念祭で惨劇が起こるのを防ぐため、住人に避難を呼びかけます。

リー・カーティスはこの作品でヒッチハイカーのエリザベスを演じました。

プロムを舞台とした学園ホラー【1980】

1980年製作のカナダ映画『プロムナイト』は、高校のプロムパーティーを舞台に、6年前に転落事故を引き起こした高校生たちが何者かに次々と殺されていくホラー映画です。

この作品でリー・カーティスは校長の娘でプロムクィーンとなるキムを演じています。

ホラーにコメディにと幅広い演技をこなすジェイミー・リー・カーティス。今後もテレビシリーズや映画での活躍が期待されています。