2017年10月7日更新

独特のセンスが炸裂!映画に出てくるエキセントリックな女の子12選

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1:その記憶、消したい?

shishang 結局は赤い糸で繋がってるってことなのか おちゃらけじゃないジムキャリーもクレイジーなケイトウィンスレットも素敵だった 途中夢と現実のパラレルワールドで迷子になりかけたけど怒涛の展開でなんとなくしっくり来た
Naoto_Ozaki 新鮮な脚本と演出が印象的な映画でした。ばらばらの時系列が彼女の髪の色から判断できる、というのは面白かったと思います。でも、見てるときはずっといやいやジャンルが違うぞと思いながらも、インセプションが頭をよぎっていました… 記憶を消しても恋心は消えないというテーマの話ですが、どちらかというと主人公サイドより博士サイドのキャラクターのほうが好みでした。
はじめにご紹介するのは2004年公開のアメリカ映画『エターナル・サンシャイン』より、クレメンタインです。 この映画のあらすじは非情に難解です。お互いの記憶を消した男女が再び出会う…とざっくりまとめてしまえばそうなのですが、そこにたどり着くまでの紆余曲折こそがこの映画の見所です。そして最後のシーンとカセットテープ内容。これをどう解釈するかで見方も変わりますね。 「恋のを記憶を消せば新しいスタートを切れるの?」というのがこの映画の表向きのテーマですが、実際はもっと普遍的な事柄、「前向きになるためには今、ここで、何をしなくてはいけないの?」ということを扱っているともいえます。 主題は恋愛ではなく、より広く「生き方」、「人生のあり方」にあるのではないでしょうか。

クレメンタイン

さて、クレメンタインといえば真っ先に思い浮かぶのが髪の色!目の冴えるような鮮やかなオレンジから臙脂色、緑に青…。そして、彼女自身の性格も移り気で自由奔放です。 何よりも退屈が大嫌いな彼女、ラストでその気持をジョエルにぶつけるシーンがありますが、それに対するジョエルの回答、そしてそれを聞いた彼女の表情は必見!これだけでも何通りも解釈が可能です。 なお、彼女の髪の色はその性格だけでなく、時系列を把握する上でも重要なポイントですので注意してみてみてください。

2:彼女の「エキセントリック」は筋金入り

riceballmeshi とにかく好きでした。胸が痛いし、気持ちわかるし、でもひくし、だけど愛しいな。。。ラストの象徴的な感じも素敵。音楽やファッションも、素敵。
skr_icj #eiga #movie この自己中心的な年頃、誰にでもあったはず。自分以外のひとを小バカにして、でも自分のことは何ひとつ見えていなくて。自分だけは特別だと思い込むだけで動けず、現実だけが彼女を追い詰めていく。全体的に漂う気怠さが良かった。そしてブシェミのダサい感じ(笑)現実に捕まりそうになったときに、彼女がとった行動(結末)が映画ならではで良かった!わたしも、長い間、彼女だったなあ。でもバスには乗れなかった。
続いて2001年公開のアメリカ映画『ゴースト・ワールド』よりイーニド。イーニドとレベッカはどちらも社会に批判的で風変わりな女の子。しかし、高校を卒業した2人はそれぞれ別の生き方を選び、2人はすれ違うようになります。じゃあ、取り残されたイーニドは……? タイトルからはホラーのように思えますが、この映画は2人の女の子を追った青春ストーリーで、お化けや幽霊は出てきません。 「ゴーストって何のことを指しているの?」ということになりますが、これには諸説あるものの、イーニド自身の人生を指しているとも言われています。最後のバスのシーンはちょっと不吉で、なんとも言いがたい余韻を残します。 実はこの映画、アメコミが原作なんだとか。シンプルで熱いヒーロー物のイメージの強いアメコミですが、こういったドラマ性が強く複雑な作品も人気なのですね。

イーニド

「エキセントリックな女の子っていいよね〜」というそこのアナタ、ちょっと待ってください。”エキセントリックな女の子”を「パンチの効いた天然ちゃん」くらいの気持ちで使っていないでしょうか? 世の中で「エキセントリックな人だよね」と言いつつ受け入れられる人というのは、それなりに計算高く、あるいはわずかながら危機感を持ち合わせているので、まあまあ上手く立ちまわることが出来ます(この作品ではレベッカがそれにあたりますね)。 対するイーニドは最初から最後まで全身全霊でキレッキレ。”ガチな”エキセントリックちゃんなのです。とはいえ、これはおそらく誰もば通る道。見るたびにざわざわしたものが湧き上がってくる。そんな映画です。

3:ドイツ版『時をかける少女』!

Kae_Seki みんな、「走るだけじゃん」とか「テクノとエンドロールがおしゃれなだけ」とか言ってるけど、絶対それだけじゃないと思う いろんな意志と理想が詰まってた 最初から最後まで感動しっぱなしだった
ayamilky こういうアニメとか様々な映像使った作品好きなので評価高いです☺︎ ストーリーはシンプルな分見せ方に集中させてるところがうまいですよね! 家で流しておきたい映画の一つです!
ドイツ代表は1998年公開の『ラン・ローラ・ラン』よりローラです。タイトル通り、ヒロインのローラが街を走り抜けるシーンが印象的な作品で、とにかく走りまくるのです。 マフィアに依頼された麻薬取引を無事に終えるも、恋人、ローラのバイクの中に大金を置き忘れてしまったマニ。そしてそのバイクは盗まれ…。 このままではマフィアに殺されてしまう!と焦ったからは「そうだ強盗にいこう」と思い立ちます。それだけは絶対にやめてほしいローラは金策に奔走するのです。 この作品の最大の特徴はタイムリープ(タイムスリップによって同じ状況を複回やりなおすことです)。つまり、これはドイツ版『時をかける少女』なのです!

ローラ

金策に奔走する彼女は3つの平行世界を走りぬけ3つの異なる結末を迎えます。彼女の真っ直ぐで前向きな生き様は、淀んだ世界の中でとても輝いて見えます。引き締まった肉体美に、風を切る燃えるようなオレンジの髪も素敵です。 ローラ自身だけでなく、彼女を取り巻く風景の描き方も斬新で、ストーリーを忘れて彼女の躍動を眺めることも出来ますよ。

4:ふと見せる素顔

monoral_stereo かっこつけてるところは全然かっこよくなくて、そんな余裕もないところが一番かっこいい。今のところタランティーノ関連では最もストレートでバカ。
WdYgvh6VqaIc3oC 疾走する二人!アラバマがめちゃくちゃキュート! 身勝手な二人にイラつく!笑
90年代までの世界はとても尖っていました。もちろん、アメリカ映画もです。1993年公開の『トゥルー・ロマンス』はその甘いタイトルとは裏腹に、麻薬や銃弾が飛び交うバイオレンスな作品!なにせ、主人公のアラバマはコールガールなのです。 アラバマを雇ったクレランスはカンフーを愛す熱さを持ちながらも、ビデオ店で働く平凡な男性でした。しかしピュアさ故かアラバマに本気で恋をしてしまうのです。 アラバマと婚約を果たしたクレランスですが。彼女を苦しめる客引きの男と話をつけに行った先で殺人を犯し、麻薬の詰まったバッグを知らずに奪ってきてしまいます。これを機にアラバマとのハードな逃避行が始まります。

アラバマ

夜の世界に麻薬取引に、危険な香りには事欠かないハードな女性、アラバマ。厳しい世界に身をおきながらも気高い彼女ですから、早々簡単に男になびくわけがない。そう思ってしまうのですが、実は彼女の方もクレランスに惹かれていくのです。 平凡だが熱い男と、危険だけどどこか冷めていた女の心が交じり合うときに巻き起こる激しい化学反応!これぞまさに『トゥルー・ロマンス』。 スリリングなアラバマがふっと見せる女性らしい一面、これはもう、やられてしまいますね!

5:娼婦役もなんのその。オードリー・ヘップバーンの人気を押し上げた名作!

copparman 20160409 午前十時の映画祭7 ムーンリバーを歌うオードリーの歌声に惚れる! ニューヨークで気ままに生きるホリーは猫のようだった。
domax1211 楽天地シネマズ錦糸町@'16.04.03 午前10時の映画祭で「ティファニーで朝食を」を観た。 オードリー・ヘップバーンの魅力がたっぷり詰まった映画だった。 軽いけどその内に寂しさを秘めた女性を見事に演じていました。 各所で出てくる酔っ払ったヘップバーンも魅力的ですが、冒頭の寝起きの気だるい表情のヘップバーンにとてもドキドキしました(^^)。 各所で出てくる酔っ払ったヘップバーンも魅力的ですが、冒頭の寝起きの気だるい表情のヘップバーン
女優さんは役になりきるのがお仕事。スクリーンの中ではいろんな人生を演じます。とはいえ、役のイメージが本人の印象をダウンさせてしまうこともありますよね。 実はこの映画の主人公、ホリーははじめ、マリリンモンローの起用を想定していたのだそう。しかし、セックスシンボルとしての印象付けを嫌った彼女がオファーを断ったことで、オードリー・ヘップバーンによるホリー、そして『ティファニーで朝食を』が誕生したのです。

ホリー

愛嬌に満ちているけど、とっても見栄っ張りでワガママなホリー。原作の小説ではもっと大人の色気ムンムンのグラマラスなキャラクターでした。主役の変更に伴い、オードリー・ヘップバーンの魅力を活かすように訳本が大幅に変更され、映画の小悪魔キャラが生まれました。 『ティファニーで朝食を』の意味するとことは「そんな御大層なご身分」といった喩え話でしたが、映画では実際にショーウィンドウの前で朝ごはんを食べるシーンが出てきます。普通なら白けてしまいそうな演出ですが、そこで彼女のキャラが生きてくるのです。 喩え話を忠実に実行してしまうおちゃめさにキュンと来てしまった人も多いはずです。映画というものは単に原作をなぞるだけではなく、いろんな人の個性が溶け込んで出来上がるのですね。

6:子を持てなかった母。その軌跡をたどる

sharapon 二階堂ふみ特集で手にした映画。 母の愛と死と、それを「踏み台」にして成長していく皆の物語。 二階堂ふみの演技はもちろん、永作博美が抜群に良かった。 自分も、家庭を見直したい。死んだら、こんな風に、見送られたい。
Yuka_Ono 「四十九日のレシピ」を鑑賞。この映画はお腹をいためた子供がいなくても、世の中に名を残すような功績を残したわけでもなくても、周りの人々に残し伝えてきた思いだけで、十分に生きた証を刻めることを教えてくれる。前向きな気持ちにしてくれる映画。
女性は母親になることが出来ます。そして子供を産めない、生まない女性が少なからず存在するのも事実です。では、彼女たちは母親になれないのでしょうか?『四十九日のレシピ』はそんな疑問を真正面からぶつけてくる作品です。 懸命な不妊治療中の今日子を尻目に不倫相手を妊娠させた夫、浩之。あまりの仕打ちにショックを受けた今日子は、結婚指輪と離婚届を置いて実家へ帰ります。そこで見たのは妻をなくし自暴自棄になっている父、良平の姿でした。 そんな彼らのもとに訪れたのは謎の女性、イモ。妻の乙美の遺志により、四十九日まで良平の面倒を見るといいます。最後の大宴会には夫婦の年表を張り出そうという話になったのですが、出来上がった年表を見た今日子は寂しげにため息を付きます。その日から彼女は継母で最後まで子供を持てなかった乙美の年表そして彼女自身の空白を探しはじめます。

イモ

二階堂ふみ『四十九日のレシピ』
(c)2013 映画「四十九日のレシピ」製作委員会
傷心の今日子と良平の元を訪れた謎の女性、イモ。彼女は語り部でありながら、すべての登場人物の分身のような存在でもあります。そして、彼女の支えが今日子たちの人生に光を投げかけます。 子供時代に継母への反感からお弁当を叩き落としていた今日子とソースだらけのお弁当を拒絶しそれが妻との最後の会話になってしまっていた良平。乙美に対する罪悪感を象徴するのが「食べ物」です。 しかし、彼らの傷を癒やしたのも料理でした。乙美が遺したレシピを振る舞うイモの手によって家族の心は次第にほぐされていくのです。

7:追っかけ少女をを追っかける

nanam1xx ペニー・レイン。 タイトルにもあるように ペニー・レインを中心にまわっていたみんな。 日常ってこうゆうもんだ
gonbe73 2015/07/25 なんだこれ!かっこよすぎ!伝記的映画ってことで監督の実体験に基づいて描いてるところがあったりちょい役で本人登場してたり解説見ながら映画見てよかった!今度は画面を楽しむように見たい。サントラ欲しい!
”グルーピー”という言葉をご存知でしょうか?バンドマンたちと肉体関係を持つことで自身の付加価値を高めようとする女の子たちのことです。過激な「おっかけ」ですね。 厳格な母の目を盗んで、家出した姉が残したロックのレコードを聞いて育ったウィリアムはやがて音楽雑誌の記者になります。取材中に目にしたのは楽屋に群がる女の子たち。その中のある少女に目を奪われたウィリアム。彼女はペニー・レインと名乗りました。 追っかけ記者のウィリアム、バンドのおっかけのペニー、そしてそれを追いかけるウィリアム。複雑に絡み合う思いは甘酸っぱく心を暖かくさせてくれます。終盤のドタバタも素直に笑ってしまえる爽快感があり、元気になりたい時にはおすすめの映画です。

ペニー・レイン

ペニー・レインと名乗る少女は「私たちはグルーピーではなく、メンバーを心から支える”バンドエイド”だ」と伝えます。 純粋にバンドマンたちを支えたいという想いと、特別な関係になりたいという思い。その葛藤で揺れる彼女はとても繊細で、そして大胆です。そんな彼女は周囲の人間の心も揺らし、変えていきます。ウィリアム、バンドマンのラッセル、そして、ウィリアムの母…。 ペニー・レインには追っかけ少女らしい危うさはありながらもジメジメした感じはせず、これによりとても爽やかな物語になっています。

8:箱入り娘の大冒険!

RIO_dnc 純粋で不器用なアメリ。 最初は変わっていて理解できなかったのですが、最後にはとっても愛しく感じました。 間接的に人を幸せにしようとしていくアメリの行動が結果に繋がっていくところが、伏線が回収されていくような感覚ですっきりしました。 途中途中にあるくすっと笑ってしまう場面、好きです。
souyuko なんでもない日常に対する味付けが、絶妙。 アメリ的視点で、自分の平凡な日常を切り取ってみたくなった。
さて、フランス代表のエキセントリック女子は大本命の”アメリ”。原題は 『Le Fabuleux Destin d'Amélie Poulain』ですが、日本での公開はヒロインの名前と同じ『アメリ』となっています。 物語の前半には大筋のストーリーというものはなく、淡々としかし目まぐるしく、アメリの視点を軸に周囲の人々の人間関係が描き出されていきます。 独特の美しさをもった世界観と、アメリの鋭い視点により、何気ない町並みが舞台に変わっていくさまはとても魅力的です。

アメリ

病弱であったことから学校にも通わず、家の中で大切に育てられたアメリはかなりの変わり者。想像力豊かな彼女は周囲を巻き込み…、というより、かなり過激なイタズラを仕掛けています。それでも彼女のおせっかいは少しずつ人々を幸せにしていくのです。 やがて恋をしたアメリは葛藤に苦しむようになります。これが他の人ならアメリのイタズラで解決!となるのですが、自分にイタズラを仕掛けられるはずもなく、みるみるうちに元気をなくしていくアメリ。 そこで支えてくれたのは町の人々でした。好きな男性の前にどうしても出られない彼女に「ぶつかっていっても自分自身が砕けてしまうことはない」とアドバイスをするのです。 彼女の恋の結末は…?人の温もりを感じられる作品です。

9:バイオレンス映画は漢たちだけのものじゃない!

igagurichan オサレな雑貨屋とかカフェによく張ってあったポスター。今はどうなのかな?ともかくそんなポップな雰囲気の映画だと思って観たらえらい目にあいます(検証、私) ベティの愛が凄い。凄い。凄すぎる。ちょっとヤバい人だと分かっていても彼女から目が離せない。狂ってしまう程の愛って…99%の男性は逃げ出しそうな重い愛を受け入れたゾルグ。彼は幸せだったのだろうか…
Moto_Ishiduka これ以上に狂った愛を表現することは不可能であろう。これほどまでに相手を想い、尊重し、そして自己を失う。いや、最初から自己なんてものは彼女にはなかったのだろう、彼女にとっての自己は彼といる自分だけでしかなかったのだから。 彼女が求めていたのはきっと自らの足で立って生きる己、それが母として愛する人の子を産んだ自分の姿だったのであろう。あの一件後のベティの崩れ具合が半端じゃなかった。そこが何よりも印象的。 冒頭のシーンはきっと誰が観ても美しいエロスと愛おしい2人と思うだろう。その後も幾度と出てくるセックスに心奪われて欲しい。そこでしか息つく間がないほど、苦しいシーンに何度も目を伏せたくなった。ただ、愛してただけなのだろうけど。 いつか、何十年後かにもう一度この作品を観たい。その時、私はきっと今と異なる感想を述べるだろう。この作品を観るにはまだ早すぎた。私というものの確立と成長はまだまた先なのだから。
1986年公開のフランス映画『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』は恋愛映画であると同時に過激な暴力が繰り返される作品でもあります。 短気で暴力的。だけど強くて渋くて魅力的なキャラクターが活躍するのが男のバイオレンス映画なら、本作は女のバイオレンス映画といったところでしょうか。べティはヒステリックでちょっとしたことで手が付けられなくなる反面、恋人のゾルグのことを心から愛し、彼のために懸命に尽くします。 ゾルグへの思いを抱えきれないほどに肥大させていくベティ、どんどんと壊れていくベティを見つめるゾルグ。胸がぐっと締め付けられる作品です。

ベティ・ブルー

あらすじだけを追えば、すぐに逆上するワガママな女性、あるいは支離滅裂な行動を繰り返す猟奇的な女性と思えてしまします。しかし、実際に作品に触れてみると、彼女をそうさせているものの深さが伝わってきます。 ベティの怒りはすべて、恋人のゾルグを傷つけようとする人たちに向かっています。彼女にとって、ゾルグの幸せが何よりも価値のあるものなのです、自分というものはそこには一切存在しないほど、ただひたすらゾルグを思うベティ。 しかし、現実はみな彼らに冷たい。ベティの思いは日に日に膨らみ、ついには彼女自身を壊してしまう。ゾッとするようで美しい、女性の生き様がそこにあります。

10:少女漫画って結構エグい

nekonoko まるで沢尻エリカが本当にそうなのではないか って思えるほどのはまり役。 まさに、エリカ様
satikuru 欲望のフラッシュ。 きれいはきたない、きたないはきれい。 沢尻エリカのすごさよ。
過激な女性が続き、負けじと現れた日本代表は『ヘルター・スケルター』のりりこ。岡崎京子原作のコミックを原作とした作品です。美容整形で芸能界をのし上がった女性の輝きと墜落を描きます。 テーマそのものは比較的ありふれているのですが、注目はその圧倒的な狂気です。不安とエゴにまみれたサディスティックな彼女を支える付き人、みちこ。彼女はりりこの仕打ちに快感さえ覚え始め、ドロドロとして耽美な世界観を築いています。対して天然の美人であるこずえは、純真であるがゆえの残酷さを持った人物としての一面を見せ、ある種恐怖の対象として描かれていることにも要注目です。

りりこ

「美しくなりたい」女性ならごくごく身近な感情でしょう。ある程度のうぬぼれは女性を前向きにします。整形はある種の借金なようなもの、必要性を十分整理した上で取り入れればその後の人生を輝かせてくれることもあります。決して悪いことではないのです。しかし、りりこは一線を越えてしまいました。世間のイメージにに怯え、さらなる整形に手を出す。彼女は身も心もボロボロになっていきます。 彼女はただ、女として懸命に、素直に生きてきただけなのではないでしょうか。崩れきった彼女を見てもどこか美しさを感じてしまうのはなぜでしょうか? 『ヘルタースケルター』とは螺旋状の滑り台を示すドイツ語。運命にもみくちゃにされながら、なすすべもなく堕ちて行くりりこの悲鳴が聞こえるようです。

11:砂糖とお塩?いいえ、コカインと…

Karin_Yokoyama 今までスーツきてキメてたマフィアが、突然短パンTシャツに時計だけ高級そうなのつけて、朝のファミレスで強盗に説教するなんてカオスすぎて面白い〜〜!!
katy68479505 ヤク中で鼻水涎だらだらでも可愛い何てずるい。
『パルプフィクション』は1994年公開のアメリカ映画で、とあるマフィアの非凡な日常を描いたオムニバス作品です。タイトルのパルプフィクションとは安いパルプ紙で作られた雑誌に掲載された俗っぽい物語のこと。本作はその暴力や滑稽に傾倒したその作風をスクリーンの中で再現しています。 犯罪映画でありながらどこかコミカルで爽やかな本作は、カメラワークの妙や人物の面白さによって今なお多くのファンに愛されています。

ミア・ウォレス

冷徹で知られるマフィアのボス、マーセルスの妻、ミア。元女優だけあり、キリッとした顔立ちとスレンダーな肉体を持つ美人です。あの真っ黒なおかっぱに憧れた女性も多いはず。 それだけに、マーセルスは彼女に付く「悪い虫」に神経を尖らせていおり、彼女にマッサージをした男の元に部下を送って”始末”したなんて噂も!そんな彼女の世話役を申し付けられてしまったのが主人公のヴィンセント。彼女を退屈させないように気を使いつつ、変な気を起こしてもいけないのですから大変です。ミアはそんな彼の様子を楽しんでいる様子さえあります。 クールな彼女も結構おっちょこちょいなところがあるようで、ヴィンセントの荷物の中から引っ張りだした「ヤク」を一服。しかしコカインだと思っていたそれはヘロイン。同じ調子で吸ってしまった彼女は過剰摂取で心臓停止に! ヴィンセントの機転と売人のランスの適切な処置で一命をとりとめましたが、もし助からなかったらヴィンセントはどうなっていたことやら…。さすがマフィアの奥様。取り違えるモノも、ことの重大さも桁違いです。

12:火柱が昇り、マフィンはドアを突き破る。

Chiaki_1 久しぶりに観たけど、やっぱりサイコーなガールズアクションムービー!!オープニングだけでワクワクします。 キュートでチャーミングでヘルシーでセクシーでハイパーストロングな3人の女子がめちゃめちゃかっこよく敵と戦う話です。 この映画でドリュー・バリュモアが大好きになりました。任務中なのに依頼先の人好きになっちゃうなんて、おちゃめ。 キャメロン演じるナタリーがスパイダーマンのブリーフ姿で踊るシーン超可愛いです。 3人がコスプレしたり、男装したり、目だけでも楽しめますが音楽の使い方もクールです。 ボスレーおじさんも愛おしい。パーティー会場で坂本九が流れてたり、相撲が変なスポーツにアレンジされてたり、日本がちょっとだけフューチャーされてるのもおもしろいです。 とりあえずなんも考えずに楽しめる大好きな映画のひとつです。
rh03e0014 ストレスがたまったときは女性がかっこいい映画を観るのだ!
『チャーリーズ・エンジェル』は70年代〜80年代にかけて放映されたアメリカのテレビドラマ。お色気たっぷりの3人の武闘派探偵エンジェルたちの活躍を描いたアクション作品です。これを新しいメンバーでリメイクしたのが2002年公開の映画『チャーリーズ・エンジェル』。興行収入は2億6千万ドルを超えました。 今回の任務は誘拐されたソフトウェア会社の社長、ノックスの救出と、一緒に強奪されたソフトの奪還。素手の格闘や変装、色仕掛けを巧みに用いた戦略で、時に危機に陥りつつもテンポよく敵を倒していく様はまさに爽快です。

ナタリー

お色気アクションと言ったら絶対に外せないのが「パツキンのちゃンネェ」。輝くブロンドにキリッとした顔立ち。ちょっとおっちょこちょいなところはありますが、頭の回転が早く機械の操作や運転もお手の物! 明るく前向き、面倒見の良いムードメーカーです。

ディラン

育ちの良いナタリーとは対象的なのが元ヤンのディラン。ちょっとバツの悪そうな顔がポイント。不機嫌な女の子って結構カワイイものです。知識や経験はすべてストリートで身に着けてきたという実践派!チャームポイントはフワッとした赤毛とやわらかな瞳。 無鉄砲で短気なのと男運がなさすぎるのが玉に瑕です。

アレックス

知性担当のアレックスは艶やかな黒髪と切れ長の目がポイント。東洋の女性らしい、落ち着きのあるキャラクターです。飛び級をし、13歳で博士号をとった超天才!ダンスに電子工学と身のこなしもハイテク分野でもとにかくスマートな彼女はもちろん格闘もバッチリです。 唯一の弱点はお料理。差し入れのマフィンがドアを突き破るシーンは思わず笑ってしまいます。