2017年7月6日更新
カニみたいな動きは何?海外のドラマや映画で見かけるジェスチャー解説!
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海外ドラマや映画で見かけるカニの手みたいなジェスチャーは何?
海外映画やドラマを観ているとたまに話しながら両手の人差し指と中指をピースの状態にして2回ほどチョンチョンと前方に折るカニの手みたいなジェスチャーを良く見かけませんか?
あれは「エアクオーツ」という欧米でよく使われるジェスチャーで両手の指がダブルクォーテーションマーク「””」を表しているんです。単語や節を発話するときに両の手を顔の横でピースサインのような形をつくり、クイクイと指を曲げるとその部分を強調することになります。
単に言葉を強調するだけの意味だけではない
実は「エアクオーツ」は会話の中で皮肉やブラックジョークを言うときに使う人が多いんです。誰かが言った事などを引用しつつも、それに対して話し手が本当でない事を知っている場合の表現法としても使われます。
例)So you were "accidentally" at the restaurant with her?" -じゃあ、彼女と「偶然」そのレストランにいたってわけだ。(本当に偶然だったかは疑わしいけどね"という意味を含んでいます)
中指と人差し指を交差させてるジェスチャーは何?
「幸運を祈っているよ」は英語で「I’ll keep my fingers crossed.」っていうことがあるんです。「Fingers crossed」は直訳すると「指を交差させる」という意味。
アメリカでは中指と人差し指を交差するジェスチャーをした場合、「幸運・成功を祈っているよ」「頑張ってね」を意味になるんです。これは大昔からのアメリカン習慣で、中指と人差し指を交差する=十字架のシンボルを表しているそうです。
例)A: My job interview is tomorrow. I’m nervous!(明日、仕事の面接だ。緊張する)
B: I’ll keep my fingers crossed!(幸運を祈ってるよ!)
裏ピースはやらないほうがいい?!
裏返すだけで意味が変わってしまうんです。主にイギリスでは裏ピースは性的に相手を揶揄する下品な仕草に!
海外旅行をするときや諸外国の友人と付き合うとき、とくに、海外で現地の人に写真を撮ってもらうときはこうした文化もあるということを頭に入れておいたほうが良さそうですね。
ピースサインの二本指を自分の目に向けて、次に相手を指さすのは何?
睨んだ表情ような表情で手の形をピースにして、自分の目に2本指を向け、それを今度は相手に指差す、この動作を映画やドラマで見かけることがありますよね。
これは"I'll be watching you" 「監視してるからな!」みたいな感じで使われています。やられた方は悪い事ができない状況になります。
こぶしを軽くぶつけ合わせて手を開いてるのは何?
テレビや映画で、男友達同士がこぶしを軽くぶつけ合うジェスチャーをご覧になったことがあるんじゃないでしょうか。これはfist bump(fistは「こぶし」、bumpは「ぶつけること」)、あるいは単純にbumpと呼ばれている親しい間柄で交わされるあいさつ、または同意の意味を持つジェスチャーです。
こぶしをぶつけた後、(グーの状態からパーの状態へ)手を開くジェスチャーはexplosion、blast(どちらも「爆発」の意味)と呼ばれています。
複雑なもので、こぶしをぶつけるのに加え、手のひらを合わせたり、こぶしを上下に合わせたりするなどの組み合わせがありますが、その組み合わせは当人同士にしか分からないので複雑になればなるほど二人の友情が強いということが分かります。