今野浩喜のプロフィール
今野浩喜(こんの ひろき)は日本のお笑い芸人・俳優で、元お笑いコンビキングオブコメディのボケ担当。
1978年12月12日、埼玉県新座市出身で、同じく埼玉県のプロ野球チームである西武ライオンズのファンであり、ライオンズの文化放送に出演することもあります。実は卓球歴17年で、ギャグマンガ『行け!稲中卓球部』の登場人物・田原年彦に非常に似ていることから「稲中」と呼ばれていました。
常に堂々としていて物恐じをしませんが、一方で人見知りな性格でも有り、友達は少ないようです。キングオブコントで優勝した際、相方の高橋は200件近くメールが来ていましたが、今野は42件しか来なかったようです。
2000年にキングオブコメディを結成
今野は元々高校時代の同級生と「ちりとり」というコンビを組んでいましたがほどなく解散、別の同期生と「ゲットスマイルズ」を結成します。
また、高橋も同様に同期生と漫才を行っていましたがすぐに解散、ピン芸人として活動を行っていました。活動に行き詰った高橋はあらためてスクールJCAに入学し、今野が高橋の恋愛相談に乗った事をきっかけに2000年にコンビを結成します。
初舞台では「おもしろコンビ」という名前で出演しましたが受けず、「パフィ」に改名します。しかし、その半年後アンタッチャブルの柴田英嗣より名前をちゃんと考えたほうがいいとアドバイスを受け「キングオブコメディ」に改名しました。
MTV JAPANのドラマ『ZERO』で俳優デビュー
ドラマ『ZERO』は中尾浩之が監督・脚本を務めるドラマで、今野は鈴木役を演じています。
エントリーシートから受験企業の検索、OB訪問に至るまで全てがデジタル化されており、面接や試験もおかしなものばかり。主人公の田中太郎(小出恵介)は運よく大企業「ナカトメ商事」に就職できましたが、その新人研修は命懸け!入社した太郎はとんでもないことに巻き込まれていきます...。
鈴木は田中と一緒にナカトメ商事に入社した同期生です。収録中、今野が真面目な台詞を言うたびに笑いが起こってしまうこともあるなど、撮影は和やかではあるものの苦労した模様です。
「ブサイク」で映画初主演を勝ち取る
鈴木太一監督の映画『くそガキの告白』にて初主演を獲得した今野。監督は主役の条件がブサイクだったと語り、思わず今野も抗議しますが、一方でヒロインとのキスシーンもあり、まんざらでもなかった様子です。
「画面を通して見ると思っていた以上に不細工に写っていて…。最近は、かわいい顔をしていると思えるようになってきた」引用:oricon.co.jp
言い方はあまりよくありませんが、監督も今野の演技を評価しています。
大ヒットドラマ『下町ロケット』にも出演
『下町ロケット』は池井戸潤の小説を原作としたテレビドラマで、2015年10月より放送開始しました。
今野は経理部の係長・迫田 滋役を演じています。堅実な仕事をするリーダー的存在で、真面目な役柄ですが、お笑い芸人という個性に引っ張られ笑ってしまう人もいたようです。ですが自然な演技をしていたとの意見もあり、演技力自体は純粋に評価されています。
相方の逮捕によりコンビを解散
『めちゃ×2イケてるッ!』に出演するなど、テレビへの露出も増えてきたキングオブコメディですが、なんと相方の高橋健一が窃盗及び建造物侵入の容疑で逮捕されてしまいます。
2015年12月26日午後、同年4月25日に東京都内の高校に侵入し、女子生徒の制服や体操服などを盗みを働いたようで、驚くべきことに20年前から同様の行為をしていたと供述しています。
結果、お笑い番組では出演部分がカットとなり、年末の出演も辞退することに。そして12月にプロダクション人力舎は高橋との契約を解除すると発表。キングオブコメディは解散となってしまいます。
高橋は2016年1月15日に窃盗罪及び建造物侵入罪で起訴されます。その後の調査で、高橋は2014年にも同様に女子高生の制服を盗んだことが判明し再逮捕、自宅から押収された制服等は1000点を超えていることが確認されました。
同年の6月7日には保釈金20万円を納付し、保釈されています。
高須院長は今野の顔を絶賛
所謂ブサイク芸人として知られている今野ですが、その顔を高須クリニック・高須院長は絶賛しています。
男性として優れている福顔で、モンゴル帝国や、満州国の貴族の顔のつくりをしており、結婚するにもこのようなタイプがいいそうです。
「縁起も良いし、戦ったら強い。歳をとっても顔が変わらない。よく見ると善良な人に見えるじゃない。この人(高橋)の方がダメそうな顔をしている。すべてにおいて優れているこのような顔を、世間ではブサイクだと言われているけど、僕はそうだとは思わない。みんな歴史を知らないだけ」引用:jprime.jp
たけしも認める芸人としての実力
相方の逮捕もあり、大変な時期を過ごした今野ですが、第16回ビートたけしのエンターテインメント賞の激励賞を獲得するなど、着々と俳優としての道を歩んでいます。
しかし、芸人としても一流で、ビートたけしからは、
「落語の上下(かみしも)もちゃんとできるし、いい腕を持っている。あなたはあなたで、これにめげることなく芸能界で、特にお笑いの世界で頑張るべきだと思う」引用:oricon.co.jp
と賛辞を送られ評価されるほどの実力をもっています。
現在はほとんど俳優活動しかしていませんが、いつかコントも見られるようになると良いですね。