アブラハム・アタ、ガーナ出身新人俳優が賞総なめで凄そう!

2017年7月6日更新

2015年『ビースト・オブ・ノー・ネーション』で華々しいデビューを飾った若手俳優、アブラハム・アタ。『スパイダーマン ホームカミング』への出演も決定し、今後が期待される彼の経歴をご紹介します。

アブラハム・アタのプロフィール

アブラハム・アタ

アブラハム・アタは2001年ガーナ生まれの俳優です。ガーナはいくつかの州に分かれていますが、その中の首都アクラを含むグレーター・アクラ州出身で、その中でもDangme West Districtと呼ばれる地域で生まれ育ったのだとか。ハリウッド映画とはまったく無縁だった彼がある映画への出演をきっかけにその生活は一変します。

『ビースト・オブ・ノー・ネーション』で新人賞を総なめ!

そんなアブラハムが注目されたのは彼のデビュー作、『Beasts of No Nation』。2015年に公開されたこの映画はアフリカの内戦をテーマにしています。

西アフリカのとある小さな村で生まれ育った少年、アグー。内戦により少年兵になることを強制された彼は、殺人・強盗・暴行・レイプを繰り返し行なうことになります。命令に背けば自分が殺されるというあまりにも過酷な環境にいるアグーですが、心をなくしていく様が描写されています。

監督渾身の一作

アブラハム・アタ

この映画の監督、キャリー・ジョージ・フクナガは7年間かけて映画の構想を練ったと言います。自身がガーナでマラリアにかかりながらも撮影したこの作品は、世界中から大絶賛。ヴェネチア映画祭やインディペンデント・スピリット賞にノミネートされました。

アブラハム・アタ

そのフクナガ監督がガーナの街角で発見した原石がアブラハムでした。アグーを演じた彼は非常に高評価を得て、インディペンデント・スピリット賞では主演男優賞を、ヴェネチア映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人賞)を受賞するなど、実に華々しいデビューを飾ったのです。

イドリス・エルバとの撮影は緊張しっぱなしだった

アブラハム・アタ

この撮影についてアブラハムはインタビューで次のように話しています。

イドリス・エルバとの撮影はとても緊張したよ。僕にとって初めての映画撮影だったこともあって、イドリスがとんでもない巨人に見えたんだ。僕はまるで蟻になったような気分だったよ!

そのプレッシャーもはねのけて見事新人賞を獲得したアブラハム・アタ、今後が期待されますね。

アブラハムの家族の反応は?

アブラハム・アタ

アブラハムは映画俳優になる前はガーナの首都、アクラで暮らしていました。それまではごくごく平凡な暮らしをしていた少年が突如世界が注目する俳優となっただけあって、彼の両親(写真右、左)はとても驚いたよう。しかしガーナの副大統領(写真右から2番目)に面会したりと貴重な機会を得られたことを楽しんでもいるようです。

実の妹と共演

アブラハム・アタ

出典: page58.com

『ビースト・オブ・ノー・ネーション』の後にアブラハムが出演したのは『アウト・オブ・ザ・ヴィレッジ』(2015年)。エボラウイルスが蔓延する西アフリカの小さな村に生きる兄妹を描いています。この作品でアブラハム・アタの妹役を演じたのは、本当の妹のハンナ・アタ。兄妹だけあって映画でも役をばっちり演じています。

アブラハム・アタ

ちなみにこの映画の監督を手掛けたジョナサン・ステインは『ビースト・オブ・ノー・ネーション』での演技を見ずに配役を決めたのだそう。さらに10日間のキックスターター(世界最大のファンディング組織で芸術面で資金がいるアーティストを助けるキャンペーンを催している)で映画撮影の資金を集めてガーナへと飛んだ、撮影にはわずか4日半しかかからなかったという逸話まで持っています。

『スパイダーマン:ホームカミング』への出演も決定!

ホームカミング スパイダーマン

アブラハム・アタの次の出演作は『スパイダーマン:ホームカミング』。トム・ホランド演じるスパイダーマン/ピーター・パーカーの学生時代のストーリーだということがわかっています。

ゼンデイヤ

人気歌手ゼンデイヤ(写真)、『グランド・ブタペスト・ホテル』に出演したトニー・レヴォロリ、コメディ出身のドナルド・グローバーなど若手俳優が大勢出演することから、彼らはピーター・パーカーの同級生役ではないかと考えられています。アブラハムもその一人として出演する可能性が高そうです。

アイアンマン

さらにこの新作にはアイアンマン/トニー・スタークのロバート・ダウニー・Jr.の出演も決定しており、2大ヒーローの共演にファンは待ちきれないといった様子です。『スパイダーマン:ホームカミング』の公開は2017年7月に予定されています。アブラハム・アタの新たな一面を見られるかもしれませんね!