タップできる目次
- 1. 3度目の共演
- 2. 幼顔だからこそできた役
- 3. ジョン・コーフィの名前の由来はイエス・キリスト?
- 4. ジョン・コーフィは実はそんなに大きくない?
- 5. ブルース・ウィルスとの共演がきっかけ
- 6. どんなに頑張っても108歳には見えなかった
- 7. 役作りの為には体重増加も?!
- 8. イライラしすぎて犬小屋を投げた?
- 9. スティーブン・キング原作映画の代名詞に
- 10. 長くなんて全くないよ!
- 11. それぞれの役は別の人が演じるはずだった!?
- 12. 1人と1匹はいくつまで生きるのか?
- 13. ミスター・ジングルスは1匹じゃない!?
- 14. ミスター・ジングルスを作り出すには・・
- 15. トレーナーたちも一苦労!
1. 3度目の共演
『グリーンマイル』で主演ポール・エッジコム役を演じたトム・ハンクスと弁護人バート・ハマースミス役で出演したゲイリー・シニーズは実はこれで3度目の共演。2人の初めて共演は1994年に公開された映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』、その後『アポロ13』にも出演しています。
『グリーンマイル』で2人が共演したシーンは長くはありませんが、演技派俳優トム・ハンクスとゲイリー・シニーズの共演シーンは観る価値がありますね。
2. 幼顔だからこそできた役
州知事との血縁関係を盾にポール・エッジコム(トム・ハンクス)が看守主任を務めるコールド・マウンテン刑務所Eブロックで好き勝手している冷血看守・ブロックパーシー・ウェットモア(ダグ・ハッチソン)。
役の設定は21歳だったそうですが、撮影当時のダグ・ハッチソンはなんと39歳。言われなければ誰も気にもしないほど役にはまっていました。ベイビーフェイスだからこそできた役ですね。
3. ジョン・コーフィの名前の由来はイエス・キリスト?
故マイケル・クラーク・ダンカンの名前を一躍有名にした『グリーン・マイル』。彼はジョン・コーフィを演じましたが、名前の由来はJesus Christ(日本表記:イエス・キリスト)からきているのではないかという憶測が飛びました。
理由はジョン・コーフィ(John Coffey)とイニシャルが「JC」で、同じだからというもの。この憶測は『グリーンマイル』の原作者スティーブン・キングがジョン・コーフィの名前は知人の教授の名前ら取ったと明言したことでなくなりました。
4. ジョン・コーフィは実はそんなに大きくない?
ジョン・コーフィは役の上では7フィート(約213cm)と超大柄な設定でしたが、演じたマイケル・クラーク・ダンカンは196cmと役の設定より少し背が低くかったそう。
一般人と比べればそれでもかなり長身だったマイケルでしたが、共演したジェームズ・クロムウェル(ハル・ムーアズ所長役)より少し背が低かったため、様々な撮影技術を駆使して劇中の超大柄男ジョン・コーフィを作り上げました。
5. ブルース・ウィルスとの共演がきっかけ
『グリーンマイル』に出演する以前は、ボディーガードなどの役を演じていたマイケル・クラーク・ダンカン。ハリウッドで成功するという目標のもと2つの仕事を掛け持ちして夢を追いかけていました。
そして映画『アルマゲドン』でブルース・ウィルスと共演し、その時にジョン・コーフィ役について聞いたそう。それと同時にブルース・ウィルスは『グリーンマイル』で監督・脚本を務めたフランク・ダラボン監督に「ジョン・コーフィを見つけたよ。」とマイケルの存在を伝えたんだとか。
6. どんなに頑張っても108歳には見えなかった
当初、108歳となったポール・エッジコム役も、歳を取った特殊メイクを施したトム・ハンクスが演じるはずでした。しかし、プロの手に掛かってもトム・ハンクスを劇中の役と同じ位の年齢に見せることができなかったため、急遽ダブス・グリア(当時82歳)をキャスティングしたそう。
確かにいくら特殊メイクを施しても、撮影当時40代であったトム・ハンクスが演じるには無理があったのかもしれませんね。
7. 役作りの為には体重増加も?!
『グリーンマイル』の映画の撮影にあたって、出演者の多くは役作りの為に体重を増やしました。特にポール・エッジコムの妻役ジャン・エッジコムを演じたボニー・ハントは役のために約6キロも体重を増やしたんだとか。
「映画の撮影にあたって、何の運動もせずにできる限り太ってみえるようにした。」というトム・ハンクスですが、『グリーンマイル』の撮影のすぐ後には映画『キャスト・アウェイ』の撮影に入ったため、たるんだ体から一気に体重を減らして次の映画の撮影に臨んでいます。
8. イライラしすぎて犬小屋を投げた?
『グリーンマイル』の撮影は予定よりも1ヶ月以上遅れ、フランク・ダラボン監督は撮影現場でもかなりイライラしていました。かなりむしゃくしゃしていたフランク・ダラボン監督は、犬小屋を投げたこともあるようです。
しかし、この噂について監督自身がDVDの特典映像の中で語り、否定されました。
9. スティーブン・キング原作映画の代名詞に
映画『ショーシャンクの空に』と並んでスティーブン・キング原作映画の代名詞となった『グリーンマイル』。
制作費に60万アメリカドルを費やしたという『グリーンマイル』ですが、アメリカ国内のみならず世界中で大ヒットし全世界での興行収入はなんと290万アメリカドルで、現在もその記録を更新し続けています。
10. 長くなんて全くないよ!
189分ある『グリーンマイル』について、「長すぎる!」と文句を言う人もいたそうです。
そんな人に対して主演のトム・ハンクスの広報は「同じ金額で長く映画が観ていられるなんて最高じゃないか!(野球のイニングに例えて)もっと試合が観てられるんだよ、今夜の楽しみになるね!」となんとも粋な返しをしたそうです。
11. それぞれの役は別の人が演じるはずだった!?
実は主演のポール・エッジコム役はトム・ハンクスに白羽の矢が立つ前に、ジョン・トラボルタの名前があがっていました。そのジョン・トラボルタが役のオファーを断ったことで、トム・ハンクスに役が回ってきたとも言われています。
その他にも、トラブルメーカーの死刑囚ウィリアム・ウォートン(通称ワイルド・ビル)役にも、映画『ノーカントリー』などに出演しているジョシュ・ブローリンの名前が出ていたそうですが、最終的にはサム・ロックウェルに決まりました。
12. 1人と1匹はいくつまで生きるのか?
『グリーンマイル』の中でポール・エッジコムは108歳という設定でストーリーは終わります。
その後、長生きをするであろうポール・エッジコムと獄中で飼っていたネズミのミスター・ジングルスが、一体何歳まで生きるのか?というスレッドがレディット(アメリカ最大級の掲示板)に立ちました。掲示板上ではその後200年から何兆年も生きたのではないかという予想が立てられていたようです。
13. ミスター・ジングルスは1匹じゃない!?
マイケル・ジェッター演じるエデュアール・ドラクロワ(通称デル)が飼っていたネズミのミスター・ジングルスですが、その愛くるしさと賢さに目を引かれた方も多いのではないでしょうか。
そんなミスター・ジングルスは実は1匹のネズミが演じているわけではなく、約30匹の訓練されたネズミによって演じられていたのです。
14. ミスター・ジングルスを作り出すには・・
ミスター・ジングルスのシーンには本物のネズミにやってもらうにはちょっと手の込んだ演出もありました。その際には実物のネズミに加え、アニマトロニクスやCGIを駆使しての撮影だったそう。撮影の際には本物のネズミに危害が及ぶことのないようにという注意が保護団体からあったんだとか。
15. トレーナーたちも一苦労!
劇中でミスター・ジングルスに上手く演技をしてもらうために、トレーナーたちも苦労したそうです。1番効果的だったのは、ミスター・ジングルスの動いてほしい方向に食べ物を置きそれに沿って動いてもらうというもの。この方法を使ってミスター・ジングルスに糸巻きを転がせたというのですから、それだけでも大変な苦労だったのが想像できますね。
そんなミスター・ジングルスですが、実はフェイスブックのページも存在する超人気ネズミなんですよ。大ヒット映画だからこそ知られていない、その裏側に隠されている話を探してみるものいいですね。