タップできる目次
- 1.ロアルド・ダールは『マチルダ』を2回書く必要があった
- 2.監督もメインキャストとして出演!?
- 3.どこかで見たことがあるあのFBI
- 4.ミス・ハニーはタフな見た目になっていたかもしれなかった!?
- 5.『マチルダ』が公開されてから20年?!
- 6.トランチブル校長はあの超有名映画にも出演していた!?
- 7.トランチブル校長はカメラが回っていないところでも怖かった!?
- 8.ダニー・デヴィートがリー・パールマンを起用したのにはある理由が
- 9.双子がマチルダを演じていた可能性も!?
- 10.トランチブル校長の家にある肖像画
- 11.映画にはロアルド・デールにまつわるものが他にも!
- 12.1996年当時のCGIは2016年のものとはかけ離れていた。
- 13.大人になってからマーラ・ウィルソンは女優業をあまり行っていない
- 14.撮影中にある悲劇がマーラ・ウィルソンを襲った
- 15.マチルダがミス・ハニーに好きな作家を伝えたシーンに隠された秘密
- 16.名作『魔女がいっぱい』のセリフがそのまま使われていた!?
- 17.マーラ・ウィルソンがあの人形のデザインをしていた!?
- 18.マチルダは小屋で書かれた!?
- 19.マチルダが通っていた図書館は実在する!?
- 20.グアムに逃げようとしたおっちょこちょいな夫婦
1.ロアルド・ダールは『マチルダ』を2回書く必要があった
ロアルド・ダールは原作の『マチルダ』を2回書くのに少なくとも約2年間費やしています。本が出版された1988年にロアルド・ダールはインタビューで次のように述べています。
「私は誤解していたんだ。6ヵ月、8ヵ月物語を書き終えるのに費やしたけど、書き終えてみたらこんなはずじゃないんだ。だから私はもう一度一から物語を書き始めたんだ。」
2.監督もメインキャストとして出演!?
ダニー・デヴィートは映画でマチルダの父親ハリーを演じました。おそらく知っている人も多いでしょう。しかし多くの人が知らない事実は、ダニー・デヴィートは映画の監督、そしてナレーターも務めたのです。
3.どこかで見たことがあるあのFBI
皆さん見たことあるはずです。FBIを演じたのはポール・ルーペンスです。彼は「ピーウィー・ハーマン」のキャラクターで国際的に人気を集めています。
日本でも人気があるキャラクターで、かつて和光証券のCMにも起用されたこともありました。
4.ミス・ハニーはタフな見た目になっていたかもしれなかった!?
テレビシリーズ『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』で有名なマリシュカ・ハージティが元々ミス・ハニー役に起用される予定だったそうです。しかし彼女は引き受けることができませんでした。その代わりとしてエンベス・デイヴィッツが演じたのです。2人とも人気のある女優ですが、エンベス・デイヴィッツのミス・ハニーは想像できませんね。
5.『マチルダ』が公開されてから20年?!
『マチルダ』は2016年で20周年となります。公開された年は1996年。この事実を知って感慨にふけると同時に年老いた感じもする方もいるのではないでしょうか?『マチルダ』はもう20歳なのです。
6.トランチブル校長はあの超有名映画にも出演していた!?
おそらく他の映画でパム・フェリスの姿を見たことがある人は多いはずです。彼女は超有名映画にトランチブル校長と同じくらいの悪役として出演しました。彼女は映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』においてマージョリー・ダーズリーおばさんを演じたのです。あの風船みたいになって飛んでいくキャラクターです。
7.トランチブル校長はカメラが回っていないところでも怖かった!?
カメラが回っているところではパム・フェリスはできるだけ生徒たちを怖がらせました。しかし仕事の合間カメラが回っていないところでも、彼女は子供たちに意地悪だったのです。結果生徒たちがリアリティある演技をすることができました。
8.ダニー・デヴィートがリー・パールマンを起用したのにはある理由が
前述したとおり監督のダニー・デヴィートはマチルダの父親ハリーを演じました。ハリーの奥さんでありマチルダの母親ジニアを演じたのはリー・パールマン。何と撮影当時二人は結婚していたのです。これ以上ない役作りですよね。
9.双子がマチルダを演じていた可能性も!?
想像するのは難しいですがダニー・デヴィートはキートン・ティンドルとカイリー・ティンドルの双子姉妹をマチルダの役に起用しようとしていました。しかし双子は撮影が始まる前にインフルエンザにかかってしまったので参加することができませんでした。そのため代わりにマーラ・ウィルソンが起用されました。彼女が演じるマチルダは完璧でした。
10.トランチブル校長の家にある肖像画
トランチブル校長の家にある肖像画は原作者ロアルド・ダールを描いたものです。これがダニー・デヴィート監督流のマチルダを生み出した偉大な作家に対する敬意のはらい方なのでした。
11.映画にはロアルド・デールにまつわるものが他にも!
映画にはリリーという名の人形が登場します。なんとリリーとはロアルド・デールの妻のニックネームだったのです。リリーという名の人形をストーリーに追加するのもまた、ロアルド・デールに敬意を払っているのでした。
12.1996年当時のCGIは2016年のものとはかけ離れていた。
マチルダが使う超能力にはある秘密がありました。マチルダが念力でチョークを動かし黒板にメッセージを書くシーンでは、何と特別なセットが作られていたのです。初めに、メッセージを黒板の裏に書きます。そして制作陣はチョークに強力な磁石を付けるのです。撮影が始まると、黒板の裏に立った人物が金属を使ってチョークを動かしていたのでした。
13.大人になってからマーラ・ウィルソンは女優業をあまり行っていない
見事にマチルダ演じたマーラ・ウィルソンですが、大人になるとあまり女優としての活動はしていません。その代わり彼女は作家としての活動を精力的に行っています。ただ全く女優としての活動を行っていないというわけではなく、最近では2015年公開の映画『ビリー・ボブ・ジョー』に出演します。
14.撮影中にある悲劇がマーラ・ウィルソンを襲った
『マチルダ』の撮影中、マーラ・ウィルソンの母親は乳がんだと診断されました。病気はすぐに進行し、撮影が終わる前に彼女の母親は亡くなってしまったのです。マーラ・ウィルソンは悲しみと戦いながらも驚くべき勇敢な姿を見せ映画の撮影を終えたのです。この映画は彼女の母親に捧げられたものとなりました。
15.マチルダがミス・ハニーに好きな作家を伝えたシーンに隠された秘密
台本ではマチルダがチャールズ・ディケンズの名を間違えて発音するように書かれていました。実際のシーンでマチルダは「ダールス・ディケンズ」と言っています。
これは暗に英米文学のもっとも偉大な作家であるチャールズ・ディケンズと『マチルダ』の生みの親ロアルド・ダールを比較しているのでした。もちろんこれはロアルド・デールがどれだけ偉大なのかを伝えるために行われたものです。
16.名作『魔女がいっぱい』のセリフがそのまま使われていた!?
ロアルド・ダールといえば『マチルダ』の他にも『魔女がいっぱい』という傑作児童文学を生み出しています。何と映画では『魔女がいっぱい』のセリフをそのまま使っているシーンがあるということです。そのシーンは映画終盤で、マチルダがミス・ハニーにネズミの心音のスピードについて説明しているシーンです。
17.マーラ・ウィルソンがあの人形のデザインをしていた!?
マチルダが映画内で遊んでいる人形。実はマチルダを演じたマーラ・ウィルソンがデザインをしたそうです。それだけでなく彼女は人形に名前も付けました。人形の名前はワンダです。
18.マチルダは小屋で書かれた!?
ロアルド・ダールはほとんどすべての作品を、庭にある小さな居心地のよい小屋で書いたそうです。彼は母親の古い肘掛椅子に座ってペンと黄色の方眼紙に作品を書いていきました。
ロアルド・デールの娘は小屋はロアルド・ダールにとって神聖なものだったと述べています。彼の子供たちは本当に必要な時だけ小屋に入ることを許されたそうです。
19.マチルダが通っていた図書館は実在する!?
マチルダは熱心な読書家です。彼女の家族はテレビを観るのを最大の娯楽としていましたが、マチルダは違います。彼女は何と4歳にして図書館に通うのです。
彼女が通った図書館は実在する図書館がモデルになったものです。ロアルド・デール博物館のすぐ近くにある図書館だそうです。
20.グアムに逃げようとしたおっちょこちょいな夫婦
マチルダの両親はFBIからの起訴を逃れようとするためにグアムへの逃亡を画策します。残念ながら、この作戦は上手くいくことがないでしょう。何故ならグアムはアメリカ合衆国の領土であり、FBIは合法的に逮捕できるからです。