ベンジャミン・ウォーカーのプロフィール
ベンジャミン・ウォーカーは、1982年6月21日生まれのアメリカ人俳優です。ジョージア州カーターズヴィルに生まれ、地元の高校とインターロッケン・センター・フォー・ジ・アーツに通った後、2004年にジュリアード音楽院を卒業しました。
本名はベンジャミン・デイヴィスですが、すでに同姓同名の俳優が映画俳優組合に登録されていたため、芸名として母親の旧姓であるウォーカーを使うことにしました。
2004年に映画『愛についてキンゼイ・レポート』で主人公キンゼイの若い頃の役でデビューしました。
『父親たちの星条旗』では硫黄島に星条旗を掲げた兵士の役で出演
2006年の映画『父親たちの星条旗』は、太平洋戦争最大の戦闘と言われる硫黄島の戦闘を日米両側の視点から描く「硫黄島プロジェクト」のアメリカ側の視点を描いた実話に基づいた作品です。
アメリカ海軍と日本陸軍の攻防のなかそれぞれの人間模様か描かれ、ウォーカーはアメリカ海軍の一員ハーロン・ブロックを演じました。ブロックは、ジョセフ・クロスが演じたフランクリン・スースリーは、アダム・ビーチが演じたアイラ・ヘイズ、バリー・ペッパーが演じたマイク・ストランクらとともに、硫黄島の擂鉢山に星条旗と打ち立てた6人の兵士のうちのひとりという役どころです。
『リンカーン秘密の書』では主演のリンカーン役に大抜擢!
『リンカーン秘密の書』(2012)は、セス・グレアム=スミスのファンタジー小説『ヴァンパイアハンター・リンカーン』を映画化した作品です。
物語の舞台は、南北戦争前のインディアナ州。母親をヴァンパイアに殺された少年エイブラハム・リンカーンが成長し、父を看取った後ヴァンパイアハンターのヘンリー(ドミニク・クーパー)と出会います。黒人奴隷を襲うヴァンパイアを駆逐するため、リンカーンは自らもヴァンパイアハンターになる決意をします。
ウォーカーは他の候補として名前が上がっていたエイドリアン・ブロディやジョシュ・ルーカスらを破って、主人公のリンカーン役に抜擢されました。この役では銃を仕込んだ斧を振り回すなど、痛快なアクションシーンを演じています。
生き残るために対立していた相手と協力する『白鯨との闘い』
アメリカの作家メルビルの名著『白鯨』の裏側を描いた小説『復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇』を原作に製作された映画が『白鯨との戦い』(2015)です。
1819年に出港した捕鯨船エセックス号でしたが、1年以上経ってもクジラを捕獲することができませんでした。彼らはクジラを求めて南米大陸から3700メートル以上離れた海域に乗り出します。
そこでマッコウクジラの群れに遭遇し、捕獲しようとするも群れを率いる巨大な白鯨に反撃されてしまいます。そしてその後救出されるまでの90日間に及ぶ壮絶な漂流が始まるのでした。
ウォーカーは主演のクリス・ヘムズワース演じる一等航海士オーウェン・チェイスと対立しながらも、次第に生き残るために協力しあう船長のジョージ・ポラードを演じました。
妻のカヤ・スコデラリオも人気女優!
ベンジャミン・ウォーカーは2014年からイギリス人の女優でファッションモデルでもあるカヤ・スコデラリオと交際を開始し、2015年に結婚しました。
スコデラリオは14歳から子役としてキャリアをスタートし、2007年から2013年には英大ヒットテレビシリーズ『スキンズ』で、ニコラス・ホルトらと共演。
映画では『月に囚われた男』(2009)や『タイタンの戦い』(2010)、『メイズ・ランナー』シリーズなどの話題作、大作に出演している人気女優です。
2017年公開予定の大作『パイレーツ・オブ・カリビアン5 (仮題)』では、ヒロインを演じることが決まっています。今後大女優へと成長していくのかもしれませんね。
2016年8月にベンジャミン・ウォーカー主演映画『きみがくれた物語』が公開!
ベンジャミン・ウォーカーの主演映画『きみがくれた物語』が2016年8月に日本公開されます。『きみに読む物語』などで有名な人気恋愛小説家ニコラス・スパークスの小説が原作となっています。
物語は、昏睡状態に陥った妻(テリーサ・パーマー)に病院で恋物語を読み聞かせる夫(ウォーカー)の純愛物語です。
ウォーカーは、2016年には『シマー・レイク(原題)』、『ルック・アウェイ(原題)』、『ザ・キングズ・ドーター(原題)』へも出演が決まっています。
今後も映画界に引っ張りだこな活躍が期待される実力派俳優、ベンジャミン・ウォーカー。要チェックですね。