2017年8月28日更新

田中真弓、ルフィでおなじみの人気声優の魅力の迫る8のこと

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ルフィ『ONE PIECE』

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人気キャラを数多くこなす田中真弓

田中真弓(本名:阿部真弓)は、東京都出身、1995年1月15日生まれの声優・女優・ナレーターです。身長は148cmで血液型はA型、現在は青二プロダクションに所属しており、日本芸術専門学校の特別講師も務めています。 学生時代から演劇が大好きで、自身も学芸祭のクラス公演などで演劇を行っていたのだとか。そうした経験をきっかけとして、舞台女優として身を固める決意をしたそうです。 声優としてのデビュー作は、1978年放送のアニメ『激走!ルーベンカイザー』に登場する社長令嬢の高木涼子役です。代表作では熱血系や元気な少年キャラが多く、『ダッシュ勝平』の坂本勝平役や『魔神英雄伝ワタル』シリーズの戦部ワタル役。お馴染みの『ONE PIECE』モンキー・D・ルフィ役など、多数のキャラクターを演じています。 また高木涼子役を始め、『サクラ大戦』では姉御肌の桐島カンナ役を担当。『ぼのぼの』のショーねえちゃんほか、女性役も複数演じたことがあります。

歌手志望だった田中真弓

女優を目指すべく、文学座や青年座の門を叩くも全て不合格になり、フジテレビのアナウンサー試験にも落ちてしまったそう。その後は歌手を志望し、作曲家の鈴木邦彦の元で勉強したり、東京・渋谷にあるバーで歌っていたこともありました。 ある日、偶然バーを訪れたテアトル・エコーの音響から勧められた縁で、付属養成所の試験を受け合格。青山女子短期大学後はテアトル・エコーに所属し、役者の道へ進むことになります。 こうした経歴からか、凄まじい声量と声の伸びを活かした歌唱力に定評があり、複数人で歌うキャラクターソングなどでも一際目立っていると話題です。

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『ONE PIECE』のルフィでおなじみ

少年漫画の王道を行くテーマ、バトルシーンやギャグ、随所に感動エピソードを散りばめたストーリーが大人気の『ONE PIECE』。重厚な世界観と設定は世界中でヒットしており、連載20周年を迎えつつある原作漫画、1999年から開始したアニメ共にロングランとなっています。 世は大海賊時代、伝説の海賊王”ゴールド・ロジャー”が遺した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求め、海へと漕ぎ出した海賊たち。後に海賊団「麦わらの一味」の船長となる、主人公のモンキー・D・ルフィが、海賊王を目指して仲間と旅する海洋冒険ロマンです。 ルフィは超人系悪魔の実”ゴムゴムの実”の能力者で、筋肉だけではなく内臓や骨など全身を自在に伸縮させるゴム人間です。かつて故郷に立ち寄った憧れの人物、”赤髪シャンクス”から託された麦わら帽子がトレードマークのため、”麦わらのルフィ”という異名が付きました。 性格は明るく豪快で、子供のように無邪気かつ無鉄砲ですが、厳しい現実を受け止める責任感も。自身の命すら厭わず、仲間を想う気持ちの強さが最大の魅力であり、愛されている理由の一つでもあります。 田中は”船長”の貫禄十分で、現場では他のキャストのフォローをするなど、常にチームワークを意識する姿勢があると言われています。やはりルフィへの思い入れは強く、いつも明るいと言われる田中も、義兄・エースが殺されるシーンの収録日は口数が少なかったそうです。 何でも、テストの時点からマイク前で涙を流して演じていたのだとか。業界関係者は、田中の迫真の演技を見た他のキャストたちも、涙を堪えるのに必死だったのでは?と語りました。

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『ドラゴンボール』のクリリンも田中真弓

『ドラゴンボール』は、世界中に散らばった7つの玉を集めると、何でも一つ願い事が叶うという秘法・ドラゴンボール。それを探し求める主人公・孫悟空を中心に、冒険やバトルなどが描かれました。約10年半に及ぶ原作漫画の連載終了後、現在もテレビアニメシリーズが放送中の大人気タイトルです。 クリリンは、孫悟空の無二の親友として互いを支え合い続け、幼少期から物語の終盤までほぼ全話にわたって活躍した重要キャラです。初登場時は、嫌味でズル賢いライバルポジションでしたが、次第に丸くなり責任感も出てきました。 サイヤ人やナメック星人など、宇宙人の猛者ばかりの中、地球人の自分に出来ることを探し続けたクリリン。”地球人最強説”も囁かれているほど、作中屈指の人気を誇っています。 田中がクリリン役に選ばれたのは、アニメ『銀河鉄道の夜』での演技を観た鳥山明が、田中を指名したことがきっかけでした。当時はまだ新人で、先輩に囲まれて少し緊張していたこともあり、余裕のない中で夢中でアフレコしていたと振り返っています。 『改』で再びクリリンを演じた際、クリリンが悟空を想う気持ちを大きさが改めて分かったと語ったことも。作品やキャラと長く向き合ったからこそ、見えてくるものがあるのでしょうね。

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本人のお気に入りは『おそ松くん』のチビ太

『おそ松くん』は、長男とされる松野おそ松ら六つ子の松野兄弟、その周囲を取り巻く人々が織りなすドタバタ劇を描いたギャグ作品です。2015年10月からは、大人へと成長した六つ子の日常を綴る『おそ松さん』が放送され、各方面で大きな話題になりました。 1988年にアニメ第2作目が放送され、キャスト変更でチビ太を演じることになった田中は、この役がお気に入りなのだとか。1作目と2作目で共通するのは、六つ子が主人公にも関わらず「実質の主役はイヤミとチビ太だ」と言われたことです。 チビ太は、おでんが大好物な六つ子のライバル的存在。「チビ」とイジメられつつも、イヤミと悪巧みに励むズル賢い部分を持っています。しかし基本は優しい性格をしているため、動物や植物を大切にしたり、好きな子には一途に尽くす場面もありました。 チビ太の名台詞となった、「てやんでぃバーローチキショイ」や「しっかりこまたき」、「いやーんもう」は全て田中アドリブ。人気が高かった「てやんでぃバーローチキショイ」は、『おそ松さん』にも継承され、後に出演した『ゲゲゲの鬼太郎』(第5作)などでも連呼しています。

『天空の城ラピュタ』のパズーの声優も担当

宮崎駿監督不朽の名作であり、1988年8月2日の公開から30周年を迎えた、スタジオジブリ制作映画の記念すべき第1作目『天空の城ラピュタ』。天空に浮かぶ伝説の島”ラピュタ”や”飛行石”といったファンタジー要素、躍動感のある展開と演出は、今もなお愛され続けています。 主人公の少年・パズーは、スラッグ渓谷の炭鉱で働く見習い機械工。亡き父が”ラピュタ”の発見を信じてもらえず失意のうちに死んだことから、その実在を証明することを夢見ていました。ある日、空から降ってきた不思議な少女、シータとの出会いを機に”飛行石”を巡る陰謀に巻き込まれ、冒険の旅に出ることになったのです。 今作をきっかけに、田中真弓=少年キャラが定着したとされ、ルフィは原作者がアニメ化前から田中の声を想定していたそう。パズーの台詞に、「僕は海賊にならないよ」という宣言があり、ルフィの名言「海賊王におれはなる!」はツッコミどころ満載だと話題になりました。

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舞台女優としても活躍

”声優・田中真弓”の名はあまりにも有名ですが、本業はあくまでも舞台女優と公言しており、現在も多くの舞台に出演中。永井寛孝・竹田えりと共に、1989年に旗揚げした劇団「おっ、ぺれった」を主宰、2017年1月の最新作『浅草であさはか(仮)』にも出演予定です。 また、恵比寿・エコー劇場で行われるテアトル・エコー公演のほか、知り合いや他の劇団の客演として出演することも多くあるようです。コント舞台にも意欲的で、お笑いタレント・オオタスセリ企画「スセリ台本劇場☆新作コント劇場」、大森カンパニープロデュース「更地」などにも出演しています。

渡辺正行の婚約者だった過去!?

1977年頃から、テアトル・エコーの劇団仲間でもあった、コントグループ「コント赤信号」の渡辺正行と交際していたそうです。ラジオ番組『アニメトピア』パーソナリティ時代、1982年から1983年の間に一度明らかになったものの、どちらも無名だったため騒がれることはありませんでした。 1985年には、一部週刊誌などでも8年越しの交際が伝えられましたが、同年に声優の柴本浩行と結婚(現在は離婚)して一児の母になりました。破局後も共演するなど関係は良好のようで、1990年からは渡辺が代表の事務所、「なべや」に所属していたこともあります。 さらに、1988年2月17日放送の「火曜ワイドスペシャル」、『輝け!第2回オールスター実家大賞』に渡辺の元婚約者として出演。夫の柴本と長男を渡辺に紹介して大ウケとなり、見事に大賞を獲得しました。

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トーク力も抜群の田中真弓

演技だけでなくトーク力も抜群で、いわゆる”アニラジ界”では島津冴子と共に、『アニメトピア』の2代目パーソナリティを担当。『電撃大賞』の前身となる『電撃大作戦』では、笠原留美と共にパーソナリティを務め、番組を大いに盛り上げました。 肝心の内容はと言うと、一度でも聞いたことがある方はご存知の通り、凄まじくお下劣なネタや本人の貧乳ネタが多いことで有名です。下ネタは『アニメトピア』当時から炸裂していたようで、1983年4月24日放送の”ラジオ大阪占拠事件”なる伝説回は、現在も語り継がれています。 また近年では、自身の高齢化ネタを交えたトークもお手の物なのだとか。そのため、「オバチャン役をやらせたらかなりのものでは?」との声もあるようです。