2017年7月6日更新

黒木瞳、映画監督デビューした元宝塚女優を紹介!

さきごろ、映画監督デビュー作『嫌な女』が話題を呼んだ女優の黒木瞳。宝塚音楽学校入学の逸話から、その素顔とキャリアまで、黒木瞳の魅力に迫ります。

黒木瞳のプロフィール

黒木瞳は、1960年10月5日生まれ、福岡県八女市出身です。血液型はA型で星座はてんびん座。八女市の旧・黒木町の出身だったころから、同じ八女市出身の作家・五木寛之が「黒木瞳」と命名しました。

特技はピアノです。また昔インベーダーゲームにハマって以来、今も大のゲーム好きであることが知られています。

小学4年から中学2年までは、父の影響で剣道を継続。一転して、福岡県立八女高等学校時代は、演技に目覚めて演劇部に所属し、部長をつとめていました。

記念受験で受けた宝塚に見事合格!

八女高等学校卒業後は、地元の音楽大学入学が決定していました。しかし、あくまでも記念として、両親に内緒で宝塚音楽学校を受験します。その際のいくつかの仰天エピソードはよく知られています。

バレエは受験前一週間習っただけだったこと、受験費用は付き合っていた相手から借りたこと、受験日を一日間違えたこと、筑後弁まるだしの面接だった武勇伝など、すでに大物の風格が感じられます。にも関わらず、大変な倍率を潜り抜け、1979年、見事宝塚音楽学校に入学しました。

1981年には宝塚歌劇団に入団し、2年目には、娘役として史上最速の月組トップとなりました。相手役は名コンビと言われた大地真央です。

映画主演デビュー作でヌードになり話題に

1985年9月、惜しまれつつ宝塚を退団し、選んだ映画主演デビュー作が『化身』です。

渡辺淳一の同名小説を原作に、東陽一が監督。文芸評論家である秋葉が、まだ初心で若いホステスだった霧子を、洗練された大人の女性へと仕立て上げていく物語です。秋葉を藤竜也、霧子を演じた黒木瞳は、大胆なヌードを披露し、衝撃を与えるとともに、映画は大ヒットを記録しました。

映画『失楽園』の大胆な演技で知名度を上げる

1997年、再び渡辺淳一の原作を、森田芳光が監督したのが『失楽園』です。出版社に勤める久木と、人妻・凛子の抜き差しならないW不倫を描いて、社会現象にまでなりました。

赤裸々なセックスシーンもいとわず、凛子になりきった黒木瞳の演技はとりわけ話題を呼び、女優としての地位を不動のものにしました。久木は役所広司が演じています。

渡辺淳一のお気に入り女優

『化身』と『失楽園』は黒木瞳の女優キャリアで重要な位置を占める作品になりました。実際、『化身』の霧子役への抜擢は渡辺淳一の意向だったとも言われています。

渡辺が2014年に亡くなった際には、渡辺作品ゆかりの役者たちの中、葬儀参列する黒木瞳の姿もありました。

映画『嫌な女』で監督デビュー! 

2016年、黒木瞳は映画『嫌な女』でついに監督デビューを果たしました。

敏腕弁護士の石田徹子と、詐欺師・小谷夏子の奇妙な関係を描いた桂望実の小説が原作です。エリートでありながら空虚と孤独を抱えた女弁護士と、周囲を振り回す生来の詐欺師の関係が痛快です。徹子を吉田羊、夏子を木村佳乃が演じています。

2016年春に放送されたテレビドラマ版では黒木自身が主人公の徹子を演じていましたが、映画化にあたり、監督がなかなか決まらなかったことから、黒木自身が務めることになりました。

初監督に当たり、次のように意気込みを語っていました。

「映画『風と共に去りぬ』を観て、あのスクリーンの中に入りたいと思った10代の頃。そして、20代でその中に入った。映画の世界は、すぐに私を虜にさせた」「それからずっと映画作品に出演させていただいている私が、監督をしようと決めたのは、いうまでもない。『嫌な女』という小説に出会ったからだ」
引用:cinematoday.jp

黒木瞳はホステスでバイトしていた!?

1986年に『化身』でホステス役をするにあたり、銀座の高級クラブで一週間、ホステスのアルバイトをしたというのは有名なエピソードです。

その時の経緯を次のように語っています。

渡辺先生から「ホステスをやるなら、源氏名が必要。『ひとひらの雪』からヒロインの名前『霞』を貸してあげる」と言われ、霞という源氏名で銀座のクラブ「グレ」で1週間働きました。その間じゅう、東映の方はもちろん、渡辺先生にも毎日飲みに来ていただきました。

さすが女優としてのプロ根性はただものではありません。女優だけでなく監督など、これからのさらなるマルチな活躍に注目です。