2017年11月30日更新

スーパーガールの知られざる名エピソード13選

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スーパーガールズ

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大人気スーパーガールの知られざるエピソードを紹介!

海外で絶大な支持を得ているスーパーガール。そのため今までに多くのストーリーが作られています。設定も変わったりと、初めての方には少し複雑に感じられるかもしれませんが、様々な設定で登場するスーパーガールを存分に楽しめるのが魅力のひとつ。 今回はその中の名エピソードをご紹介します。スーパーガールをもっと知りたくなるはず。

1.元祖スーパーガール

1959年から1985年に描かれた、初期のスーパーガールのストーリーです。 初登場のスーパーガールはティーンエイジャーのカーラ・ゾエル。彼女は住んでいるクリプトン星から、従弟のカル・エル(後のスーパーマン)の成長を確認するために地球送り込まれます。しかし、宇宙船のトラブルによって到着が何年も遅れてしまい、彼女の年齢は変わらないまま、数年後の地球へ到着。 従弟のカル・エルは、カーラの年齢を追い越し大人になっています。カル・エルの面倒を見るはずが、反対に彼に面倒を見てもらうという形で話が始まります。 少し経つと設定が少し変更されます。カーラは爆発により滅亡してしまう故郷クリプトン星から逃れるために、スーパーマンのいる安全な地球へと送られることになるのです。 地球でカーラは正体を隠してカレッジに通いますが、ある時スーパーガールとして戦うことになってしまいます。その後、彼女は30世紀へ飛び、スーパーヒーローグループ「ザ・レジオン」のメンバー、スーパーガールとして活躍することになります。

2.クリプトン星から来たスーパーガール

2004年に設定が一新!彼女はスーパーマンと同時期にスーパーマンをサポートするべく地球に送り込まれます。しかし彼女の宇宙船がアクシデントに合い、何年もの間仮死状態に。再びのアクシデントで彼女はゴッサムシティで生き返ります。 スーパーガールは自分自身のパワーがどれほど強いものなのかわからないまま、地球に来てしまったのですが、スーパーマンやワンダー・ウーマン、バットマンらの先輩ヒーローにも色々と教えてもらいながら成長していきます。 世界の素晴らしいヒーローたちに対抗しつつも、彼らから何かを学ぼうとする意欲的な女の子・スーパーガールを見ることができます。

3.普通の高校生の生活は大変?

ここでのスーパーガールは、カーラ・ゾエルという本名を隠し「クレア・コナーズ」という名前を使って高校に通います。強いパワーは持ち続けていますが、普通の高校生が経験するような、派閥、ゴシップ、いじめなどに巻き込まれていきます。 スーパーガールでありながら、この星ではスーパーガールとして存在せず、他のティーンが経験するような感情を同じように経験していくという人間味のあるエピソードです。

4.13歳のスーパーガールは苦労の連続…

2009年のコミックで紹介されたエピソード。ここでのカーラ・ゾエル(スーパーガール)は、カル・エル(スーパーマン)との関係は無い設定です。 彼女はロケットを研究する科学者の両親を持つ、クリプトン星に住むティーンエイジャー。ある時ちょっとしたアクシデントで、彼女は地球へ送られてしまいます。 地球に来てしまったカーラをスーパーマンが見つけ、彼女を全寮制の学校に通わせます。そこでの彼女は8年生(中学2年生)の女の子。「リンダ・リー」という名前を使い、学校生活を送り始めます。そんな中で彼女は、8年生の普通の女の子としての自分と、スーパーヒロインの女の子としてのバランスを取ろうと奮闘しています。 ドラマチックな要素とユーモアが合わさったエピソードとして描かれています。

5.スーパーガールの初恋

仮の姿、リンダ・リーで過ごしているスーパーガールの初恋を描いたショート・ストーリーです。ちょっと切なくて、ロマンチックでかわいいエピソードになっています。

6.スーパーガールのベストフレンドはバットガール

ステファニー・ブラウン(バッドガール)とカーラ・ゾエル(スーパーガール)の友情は長い間続いています。映画でのガールズナイト(女子会)でも、2人の関係が試された試練でも、ドラキュラとの戦いでも、2人ずっと仲良しなんです。

7.ジャスティスリーグのメンバーに!

2004年から新たに始まった設定のカーラ(スーパーガール)はスーパーヒーローグループ、ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカに参戦しています。ジャスティスリーグの試験を受けたスーパーガールは、見事合格。バットマンから歓迎されます。 メンバーになってからは、スーパーマンのポジションを奪ってしまうくらいの活躍ぶりを見せます。スーパーマン、バットマンをはじめ様々なチームメイトと一緒に戦っていきます。 メンバーの一員としてチームの中で現実的な関係を築いたり、時には彼女の悪い面もちらっとのぞかせたりもしています。

8.素敵な彼は馬?

スーパーガールは何匹もペットを飼っています。スーパードッグのクリプト、スーパーキャットのストリーキー、スーパーモンキーのベッポでは満足がいかず、スーパーホースのクリプトンやクリプトナイトまで飼いならしているのです。 ただこのコメットという馬は他のスーパーアニマルとは別もの。ストリーキーはクリプトン星の鉱物クリプトナイトのパワーで普通の猫からスーパーキャットに変わりましたが、コメットの場合はそのようなことはなく、また本物の馬でもありません。 もともとコメットは人間になりたがっているケンタウロス(上半身が人間、下半身が馬)でしたが、悪魔の仕業で馬にされてしまいました。ただしその代償として不死身の力やテレパシー能力など数々のパワーを授かっていたのです。 その後コメットは何故か少しの間だけ人間になることに。その貴重な時間を使って彼はロデオパフォーマーになったのでした。人間となった彼とスーパーガールは「キング・アンド・クイーン・オブ・ザ・ロデオ」と呼ばれカメラの前でキスをしています。スーパーガールに自分の本当の姿について話すことのないまま。

9.スーパーガールが天使になる!

このエピソードでは、スーパーガールはリンダ・ダンヴァースにのりうつり(融合し)ます。この能力はどうやら彼女のパワーの一つのようですが、このエピソードで使用するまで全く使われていません。 ある時から彼女の中に天使のパワーが現れ始めるという、ちょっとおかしな設定ではありますが、このエピソードはコミックで第80回まで続きます。おそらくスーパーガールの一番長いシリーズです。 このシリーズの中では、リンダがスーパーマンのいる次元(アース1)に行きスーパーマンと恋に落ち結婚、2人の間にはアリエラという娘ができるというエピソードも。しかしリンダは自分のいた元の次元に戻らなくてはならず、加えて同時期に別次元に閉じ込められたスーパーガールを助けるために、愛する夫と娘を犠牲にしなければならなくなります。 彼らを救うため、リンダは自分は元の次元に戻り、自分の存在(記憶を)全て消し去ることを選択。スーパーマンの記憶からも彼女の存在はすべて消え、スーパーマンは二度と彼女を思い出すことがないという切ないエピソードが描かれています。

10.パリスヒルトンのようなセレブなスーパーガール

この時のスーパーガールは、クリプトニアンの発明品をバットマンに100万ドルで売り飛ばし、国民を守ることよりもパーティーやクラブ通いに興味が移ってしまうという設定。 名の知られた家系のセレブであり、目的を持たずに楽しんでしまうパーティーガール。また厄介なことに頻繁にヌードになってしまうところまでも、パリスに似ている点が多いようです。 「これ以上にパリスヒルトンに近づくには、ジャスティスリーグ・インターナショナルの創設者で大富豪でもあるマックスウェル・ロードに、彼女(パリスヒルトン)を一躍有名にしたようなリアリティ番組をプロデュースしてもらうしかない」、と海外のDCコミックファンが冗談でコメントしているくらいです。

11.スーパーマンの敵になる

リンダ・ダンヴァースへ融合して過ごしていた設定のスーパーガールはいったいどうなってしまったのか、分かる人は誰もいないでしょう。スーパガールのコミックがキャンセルされてから間もなくして、スーパーガールはクリプトン星から来た設定で2004年に改めて登場しました。 この時はスーパーマンのただの従姉という設定の彼女。以前持っていたような、天使のパワーも化身能力なども全くなく、ただのカーラ・ゾエルです。スーパーガールの設定が複雑になってしまう前の、クラシックなオリジナルのスーパーガールになっています。ただ、このエピソードには”彼女が地球に送り返されたのはスーパーマンを殺すため”という設定があったのです。 彼女は始めのうちは、このことについて憶えていなかったのですが、突然闇の記憶が舞い戻ってきてしまいます。そのため、ある時はにこにこしながら残虐な行為をしますが、またある時は気が進まない表情を見せるのです。この設定が変わるまで数年かかりました。 とりあえず、カーラは常にスーパーマンを守るために地球へ送られてきて、記憶の歪みはクリプトナイトの毒のせいということで辻褄合わせをしたようです。

12.スーパーガールの最期

様々な惑星のヒーローたちは、戦士一族のアンチモニターが惑星を破壊してそのパワーを吸収するのを止めるために奔走します。ある時不意打ちによって、アンチモニターとスーパーマンのバトルが勃発。 スーパーガールはスーパーマンを助け出すと、彼女自らがアンチモニターと戦い彼らの計画を食い止めますが、その際自分が犠牲となってしまうのです。シカゴでのお葬式の後、スーパーマンは彼女の亡骸を宇宙船に入れ永遠に眠る場所まで連れていきます。 このエピソードがスーパーガールにとって大切なのは、2つの理由があります。1つはスーパーガールは自分の命投げ出してでも、スーパーマンのように勇敢でかっこいいヒーローになりたいと思ていたということ。2つ目は、彼女の死はストーリーの中でもほんの一部としてしか描かれておらず、しかもその後も彼女は決して生き返ることがなかったということ。 2004年に再登場しますが、「生き返った」という筋書きではありません。スーパーガールの死はコミックの中で、ストーリーの柱となる大事な死のひとつになっているのです。

13.異次元生命体のスーパーガール

1988年に登場したスーパーガールは代替宇宙のような小さな惑星からやってきた設定です。彼女の名前は「マトリックス」。ヒーロー的な存在のレックス・ルーサー作り上げた人間の分子を持った異次元生命体で、自分の姿をラナ・ラングのDNAレベルで変化させています。 その頃の世界は、スーパーボーイが早々に死んでしまい、多くのヴィランたちが世界を破滅させるためにファントム・ゾーンから逃げ出してきていました。 彼らは最終的に、彼女とスーパーマン以外のすべての地球の住人を殺してしまいます。そのため2人は、仕方なく彼らを殺すことになります。このストーリーが初めて2人が誰かを殺した話となるでしょう。 余り有名な話ではないのですが、その後スーパーマンはマトリックス(スーパーガール)をケント・ファームに連れて行き、彼の両親に彼女を育てるように頼みます。そかしそこで2人はストレス障害の一つであるPTSDに悩まされることに。 スーパーマンはそれから少しの間、深宇宙を放浪する旅に出るのですが、その時の出来事が『スーパーマン リターンズ』のエピソードにつながっていくのです。