2017年7月6日更新

こんな違いがある!ディレクターズカット版とノーカット版

ディレクターズカット版と、ノーカット版というのを耳にしたことはないでしょうか? 聞いたことはあってもどんな違いがあるのか、はっきりとわからない…。 今回はこの二つの違いについて、少し勉強していきたいと思います。

ディレクターズカット版って?

ディレクターズカット版とは、劇場公開をされたあとに施される再編集のことを指します。 監督自ら、未公開部分や新たなカット割などを追加した映像作品や、映画になったもの。 ときにプロデューサーによって、思いもよらない編集をされたものを監督が再度編集を行い、DVDやビデオなどとしてリリースされることも珍しくはありません。 ごくたまに、このように編集されていないものも存在しますが、世の中の多くにディレクターズカット版は再編集されたものです。

ノーカット版ってどんなもの?

ノーカットとは、完全にカットされた部分のない映像、映画を指しています。 例えば、テレビなどで放送される映画などは、放送時間内に収めるために、テレビ用にシーンの削除、編集されています。 その編集を加えず、放送されるものがノーカット版にあたります。 完全ノーカット版とうたっているものは、劇場公開のそのままの上映時間で放送しています。 また、テレビ放送に限らず、撮影したそのままの映像、映画を公開する場合もこのように呼びます。

そもそも、ディレクターズカットってなんの意味があるのか?

ハリウッド映画の場合、意外なことにも監督には編集権利というものがありません。 編集しても良いのはプロデューサーだけと言っても過言ではないという厳しい現実があります。 これは、プロデューサーのほうが監督の偉い立場にあると明確にされているためです。 監督は脚本を映像化することから始まり、あらゆる準備をこなすのが仕事であり、撮影が終了するまでそれが続きますが、映像が完成した後の編集には立ち会うことができません。 編集はほぼ完全にプロデューサーが行います。 そのため、公開後に監督が再度編集を行う、ディレクターズカット版ができるというわけです。 いわば、監督の理想の形の作品となる大切な映像です。

ディレクターズカット版のメリット、デメリット

劇場公開にあたってはディレクターズカット版だと、上映時間が長くなってしまった場合に回転率が悪くなるというデメリットがあります。 限られた時間でより多くの回数を上映しなければ多くの人に観てもらうことができません。 逆にメリットしては、DVDなどでディレクターズカット版として発売、レンタルをした場合には、一度劇場で観たファンも再度違うバージョンを見ることができるという楽しみにつながります。 時間の制限もありませんので、長くなっても問題もありません。 劇場と、DVDで二度おいしいというのがメリットとなります。