2019年2月20日更新

キャプテン・アメリカ激闘の歴史を振り返る アイアンマンとどっちが強い?

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キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
©2014 Marvel

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最初の超人戦士!キャプテン・アメリカとはどんなキャラクターなのか?

※この記事にはMCUのキャプテン・アメリカ登場作品に関するネタバレがあります!作品を未見の方はご注意ください!

マーベルコミックで“ビッグ3”と呼ばれる3人のキャラクターのひとりであるキャプテン・アメリカ。ひ弱な青年だったスティーブ・ロジャースが第二次世界大戦中に現在のような強靭な肉体を手に入れ、ヒーローとして生まれ変わったキャラクターです。しかし、実際には一体どのような人物なのでしょうか。 この記事では、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でのキャプテン・アメリカのプロフィールから戦歴などを紹介します。また、ウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズとの関係や、アイアンマンとの強さ比較なども。 アベンジャーズの中心を担うキャプテン・アメリカの魅力を再確認してみましょう!

キャプテン・アメリカのプロフィールを紹介

基本プロフィール

本名:スティーブ・ロジャース
身長:188cm
体重:108kg
瞳の色:ブルー
髪色:ブロンド

戦闘力

スティーブ・ロジャースの身体能力レベルは人類でトップクラスです。 最高800ポンド(約360キロ)のベンチプレスを上げることが可能。俊敏性、パワー、スピード、耐性、反応など全てにおいてどんなオリンピック選手も達成できない能力を誇ります。 スーパーソルジャー血清の効果で筋肉中の疲労物質が溜まることはほとんどなく超人的なスタミナをも有します。アメリカンスタイルのボクシングや柔道、様々な武術を独自に発展させた対人格闘スキルをマスターしています。

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性格

強い愛国心からスーパーソルジャー計画への参加を決意したスティーブ・ロジャース。彼は、真面目であまり融通の効かない性格です。 しかし、仲間を思いやる気持ちや、ヒーローとしての責任感、世界を守る覚悟を持ち、強さと優しさを兼ね備えた人物。その精神の高潔さは、ソーもキャップならムジョルニアも持ち上げられるのではと恐れるほど。 不器用な性格ながらも、その真面目さが他のヒーローたちから絶大な信頼を寄せられる真のリーダーです。

キャプテン・アメリカのトレードマークは盾!武器にもなるあのシールド

キャプテン・アメリカ唯一の武器であるシールド(盾)。 このシールドは“ヴィブラ二ウム”という特殊金属でできており、耐久性に非常に優れているため、どんな強力な武器でも貫くことはほぼ不可能とされています。フリスビーのように投げれば武器として使うこともできます。 このシールドを制作したのは、アイアンマンことトニー・スタークの父であるハワード・スターク。キャプテン・アメリカにとって、ハワードは親友でありヒーローとしてのキャプテン・アメリカを確立させるために不可欠な人物でした。

キャプテン・アメリカの俳優はクリス・エヴァンス

キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースを演じるのは、1981年生まれマサチューセッツ州出身のクリス・エヴァンスです。 高校在学中にサマーキャンプでエージェント(芸能活動の代理人)と出会ったエヴァンスは、高校卒業後からニューヨークで俳優として活動し始めました。2005年のマーベル映画『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』でヒューマン・トーチ/ジョニー・ストーム役を演じ、一躍ハリウッド期待の若手俳優となります。 2011年からはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でキャプテン・アメリカ役を務めてきました。しかし、シリーズ22作目『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)をもって同役の卒業を発表しています。

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リアル・キャプテン・アメリカなクリス・エヴァンス

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#throwback Seattle Children's Hospital.

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仲間思いで、強く優しく公平なキャプテン・アメリカ。そんなキャップを演じるエヴァンスは、現実世界でも英雄的な言動が多く、話題になることも少なくありません。 2015年には「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズでスターロード/ピーター・クィルを演じるクリス・プラットと、それぞれが応援しているチームがスーパーボウルで対戦することを受け、「応援しているチームが負けた方が、MCUでの衣装を着て勝者チームの地元の病院を訪問する」という賭けをしました。 結果、エヴァンスが応援するニュー・イングランド・ペイトリオッツがプラットの応援するシアトル・シーホークスに勝利。プラットは約束どおり、スターロードの衣装を着てボストンにあるチャリティ施設クリストファーズ・ヘヴンを訪れ、エヴァンスとともにガンと闘う子供やその家族と交流しました。 しかしその約1カ月後、今度は賭けに勝ったはずのエヴァンスがキャプテン・アメリカの衣装に身を包み、プラットとともにシアトルの小児病院を訪問。子供たちを喜ばせ、まさに“リアル・ヒーロー”と称賛されました。

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【ネタバレ注意!】キャプテン・アメリカの来歴・戦歴を振り返ろう!

ひ弱な青年が最強の兵士に!(『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』)

1943年、第二次世界大戦中のアメリカ。スティーブ・ロジャースは「戦争を終わらせたい」という思いから何度も入隊を志願していましたが、その貧弱な肉体を理由に不合格にされ続けていました。 しかし、彼の熱意を見込んだアースキン博士から、スーパーソルジャー計画の被験者候補として徴兵されます。超人血清を投与しベータ線を浴びたロジャースは、超人戦士キャプテン・アメリカに変身を遂げました。ところがその直後、ヒドラのスパイ・クルーガーによって超人血清のサンプルは盗み出され、アースキン博士が殺害されたことによって血清の製造方法は失われてしまいます。 スーパーソルジャー計画は、超人戦士で軍隊を作ることが目的だったため中止に。ロジャースは“キャプテン・アメリカ”として、星条旗をモチーフにしたコスチュームを着て国内の戦意高揚に貢献することに。

自分が軍隊にいる意味に疑問を持っていた彼は、あるとき親友のバッキー・バーンズが所属する部隊がヒドラの襲撃を受けたと聞き、単身でその秘密基地に乗り込みます。ロジャースはバッキーらを助け出し、ともに多くの秘密基地を潰していきました。しかし、ある作戦の間にバッキーは谷底へ転落し、姿を消してしまいます。親友の死を嘆きながらも、ロジャースは未完成の血清を投与したことによって“レッドスカル”となったシュミットとの最終決戦へ。 爆弾を積んだ飛行機で秘密基地を脱出したシュミットを追うキャプテン・アメリカ。しかしシュミットはコズミック・キューブの暴走で惑星ヴォーミアへ飛ばされ、ロジャースは制御不能をとなった飛行機を北極の海に沈めることにします。 彼が消息を絶って間も無く戦争は集結。そして70年後の現代、北極で氷漬けの飛行機とシールドが発見され、仮死状態となっていたキャプテン・アメリカは目覚めました。

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“ニューヨークの戦い”でアベンジャーズ結成!(『アベンジャーズ 』)

現代に蘇ったキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース。時代の変化に戸惑いつつもS.H.I.E.L.D.の一員として働いていました。しかしそのころ、ソーの義弟ロキは凶悪な宇宙人チタウリたちと手を組み、地球侵略を計画。 S.H.I.E.L.D.の研究施設に保管されていたコズミック・キューブを奪い、ニューヨークを破壊しようとするロキたち。そこでS.H.I.E.L.D.長官ニック・フューリーは、ヒーローチーム“アベンジャーズ”を結成することにします。 本作でキャプテン・アメリカは、アイアンマン、ソー、ハルクらとともにアベンジャーズ を結成。チームのリーダーとして戦いました。

S.H.I.L.E.D.内に潜んでいたヒドラによるインサイト計画を阻止(『キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー』)

ニューヨークの戦いから2年。キャプテン・アメリカは、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフとともに海賊に占拠されたS.H.I.E.L.D.の船の救出に向かいます。任務の最中、ブラック・ウィドウがなにかのデータを盗み出すのを目撃したキャップは、それがS.H.I.E.L.D.が極秘に進めていた「インサイト計画」のデータであることを知ります。 将来の脅威をあらかじめ判断し、先制攻撃するという「インサイト計画」。フューリーから任務の全容を知らされていていなかったキャップは不信感を持つように。その矢先、フューリーが乗った車が伝説の暗殺者“ウィンター・ソルジャー”によって襲撃されてしまいます。 ウィンター・ソルジャーの正体は、記憶を消されたバッキー・バーンズでした。キャプテン・アメリカは、記憶を消された彼に自分のことを思い出させ改心させようと必死に戦います。

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最強のAIウルトロンとアベンジャーズの戦い(『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』)

ヒドラの残党からロキの杖を奪還することに成功したアベンジャーズ。ソーがアスガルドへ杖を持ち帰るまでの3日間に、トニー・スタークとブルース・バナー博士は杖を調査することになり、杖の先の宝石の中に人工知能らしきものを発見します。 スタークはこれを使って、自身が発案していた“ウルトロン計画(平和維持計画)”を進めることを提案。しかし、人工知能ウルトロンは突如自我に目覚め「地球の平和を維持するためには人類を根絶しなければならない」と信じてアベンジャーズを攻撃します。 本作でもキャプテン・アメリカはチームをまとめるリーダー役であり、戦闘ではソーとの見事な連携攻撃も見せています。また、エンディングでは、チームに新たに加入したメンバーの指導をしている様子もありました。

ソコヴィア協定をめぐりアイアンマンらと対立(『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』)

アベンジャーズは、世界を守りながらも各地で甚大な被害ももたらしてきました。ウルトロンとのソコヴィアの戦いで一般人が命を落としたのをきっかけに、ヒーローたちを国連の管理下におく「ソコヴィア協定」が起草されます。 ヒーローたちは、アイアンマンをはじめとする協定賛成派とキャプテン・アメリカ率いる反対派に分裂してしまいます。しかもタイミング悪く、ソコヴィア協定の調印会議で爆破テロが発生。その犯人としてウィンター・ソルジャーが指名手配されることに。 自分の信念と親友を守るため、キャップはなかなかアイアンマンとの妥協点を見出せずに苦悩することになります。

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ワカンダでサノスと激闘!(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』)

インフィニティ・ストーンを全て手に入れ、宇宙の半数を滅亡させようと企むサノス。着々とストーンを集め、いよいよ最後のひとつとなったマインド・ストーンを手に入れるため、ヴィジョンを追ってワカンダへやってきます。 ティチャカの妹シュリがヴィジョンの額からマインド・ストーンを摘出するまで、キャプテン・アメリカ、ブラックパンサー、ブラック・ウィドウ、スカーレット・ウィッチ、ファルコン、ウィンター・ソルジャーらがサノスを足止め。しかし次々と返り討ちにあい、ワンダはヴィジョンの最期の願いを聞き入れ、彼もろともマインド・ストーンを破壊しますが、サノスがタイムストーンで時間を戻し、再生したヴィジョンの額からストーンを奪い取りました。 サノスが指を鳴らすと宇宙の半数が消滅し、キャプテン・アメリカの目の前でウィンター・ソルジャーが塵となってしまいました。

MCUフェーズ3最終章『アベンジャーズ /エンドゲーム』での活躍も期待!

「インフィニティ・ウォー」で生き残ったキャプテン・アメリカは、最新作「エンドゲーム」でもリーダーとしてアベンジャーズを率いて行くことが予想されます。 予告編でもキャップは「なにがあっても諦めない」と語っており、消滅してしまったヒーローたちがどのように復活するのか、また新たに加入するキャプテン・マーベルはどのように活躍するのでしょうか。 しかしやはり、今作で最後の出演となるクリス・エヴァンス演じるキャプテン・アメリカの行く末が気になりますね。

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ウィンター・ソルジャーことバッキーとの関係は?

スティーブ・ロジャースとバッキー・バーンズ

ウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズは、スティーブ・ロジャースの幼なじみです。 スーパーソルジャー計画で“キャプテン・アメリカ”となる前のロジャースは、貧弱な体型の病弱な青年でした。ひ弱な彼はいじめられることも多く、当時は自分よりも体格のよかったバッキーに助けられることもたびたびあったようです。 スティーブは、自分より先に戦争に行ったバッキーのことをいつも気にかけており、キャプテン・アメリカとなってから彼の所属する部隊がヒドラから攻撃を受けたと聞いて、初めて命令に背いて彼を助けに行きました。

“キャプテン・アメリカ”と“ウィンター・ソルジャー”

平和を守るヒーロー“キャプテン・アメリカ”は、S.H.I.E.L.D.長官ニック・フューリー襲撃犯として行方を追っていた暗殺者“ウィンター・ソルジャー”が第二次世界大戦中に命を落としたと思っていた親友のバッキー・バーンズであることを知りました。 彼は、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』で谷底に落下しましたが生き延び、ヒドラによって改造手術を受けたり、薬物やヒドラ製の超人血清などの投与によって肉体を強化・洗脳され、以前の記憶を失っていました。戦後はウィンター・ソルジャーは普段は冷凍保存され、任務の時だけ外界に解放されていたのです。 幼なじみで親友の2人は敵同士として再会しますが、キャップの懸命な働きかけによって、バッキーは記憶を取り戻し、共に世界を守ることになります。

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【原作】キャプテン・アメリカとアイアンマンはどっちが強い?

スティーブ・ロジャーズは映画同様、原作でも幾度となくアイアンマンことトニー・スタークとぶつかり合ってきました。ここからはキャプテン・アメリカとアイアンマン激戦の歴史を紹介していきます。

ふたりのファーストバトル?

1964年のコミック“Avengers No. 4”でキャプテン・アメリカとアイアンマンは初対面を果たします。 アイアンマンが長い眠りから覚めたキャップに疑いの目を向けたことで2人のバトルが開始。ほぼキャプテン・アメリカがジャンプで逃げ回るだけでしたが、記念すべき2人の初対戦であることに変わりありません。

正真正銘の初バトルはキャプテンアメリカが勝利

tales of Suspense

2人がガッツリ戦う正真正銘の初バトルはコミック“Tales of Suspense No. 58”で繰り広げられることになります。 偽キャプテン・アメリカに騙されたアイアンマンが本物のキャプテン・アメリカを偽物だと勘違いしたことがバトルの発端でした。アイアンマンスーツがフル充電されていなかったこともあり、このバトルではキャプテン・アメリカが勝利を収めます。

キャプテン・アメリカがアイアンマンにお説教!?

Iron Man No. 172

“Tales of Suspense No. 58”の次に巻き起こった2人のバトルは1983年のコミック“Iron Man No. 172”に登場します。 キャプテン・アメリカが酒に溺れるトニー・スタークをお説教、キャップはトニーが持っていた酒のボトルを激しく払いのけました

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アイアンマンの初勝利

Iron Man

1988年のコミック“Iron Man No. 228/Captain America No. 341”でキャップはなぜかキャプテン・アメリカをクビになり、自らを”ザ・キャプテン”と名乗ります。 ザ・キャプテンはアイアンマンとバトルを繰り広げることになりますが敗戦。自分が“キャプテン・アメリカ”であることの大切さを悟ります。

キャプテン・アメリカの方が食生活に気をつけている!?

Captain America Annual No. 9

1990年のコミック“Captain America Annual No. 9”でアイアンマンはウィルスに汚染された魚を食べた後、我を失って暴れ回ります。 その時アイアンマンを止めたのがキャプテン・アメリカでした。キャプテン・アメリカはアイアンマンよりも素晴らしい食習慣を身に付けているようです。

シビルウォーはアイアンマンの勝利!?

2006年~2007年に発表されたコミックシリーズ“Civil War Nos. 1-7 (2006-07)“でアイアンマンとキャプテン・アメリカはスーパーヒーロー登録法を巡り対立、ふたりの間にはかつてないほどの溝が生まれます。 最終的にキャプテン・アメリカがアイアンマン側に投降して2人のバトルは幕を閉じました。しかし、これ以上の犠牲は払えないと判断したことが投降理由のため、精神的に勝利したのはキャプテン・アメリカと言えるかもしれません。

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まさに死闘!?

Avengers Vol. 5 No. 44

2015年に発表された最新アベンジャーズシリーズ最終章“Avengers Vol. 5 No. 44”でキャプテン・アメリカとアイアンマンは文字通り身を削った死闘を繰り広げます。 このシリーズの最後の言葉は“Everything dies”(全てのものに死は訪れる)でした。

2人の友情が復活!?

Civil War Vol. 2 No. 1-5

2015年の“Civil War Vol. 2 No. 1-5“は、2006年の”シビルウォー“が数十年続いてアメリカが2つに分断された世界が舞台でした。 シビルウォーはエイリアンが地球を弱体化させるために仕組んだ罠であることが発覚、世界平和を目指してキャプテン・アメリカとアイアンマンは絆を取り戻します。

ヒーローとはなにかを自らに問いつづけた男 キャプテン・アメリカ

その強い愛国心と誠実さをかわれ、超人兵士“キャプテン・アメリカ”へと生まれ変わったスティーブ・ロジャース。その後、彼はヒーローとはなにか、ヒーローがすべきこととはなにかを自分に問いつづけ、信念を強く持ち、世界を守る覚悟を背負って戦います。 彼が持つ自己犠牲の精神や仲間への信頼、そして仲間からの信頼が彼をヒーローたらしめ、さらにリーダーとして他のヒーローたちを引っぱっていく原動力となっているのではないでしょうか。 アイアンマンことトニー・スタークのように、利害や結果を最優先に考え、賢く立ち回ることのできないキャプテン・アメリカは、不器用にも正義を追求しつづける純粋なヒーローの輝きを持っています。