2017年11月16日更新

映画『バイオハザード5 リトリビューション』のあらすじ・キャスト・解説考察【ネタバレあり】

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バイオハザード

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アンデッドとクローンだらけの世界に……映画『バイオハザード5 リトリビューション』

ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるアリスとアンデッドを生み出す元凶、アンブレラ社との壮絶な戦いを描くホラーアクション映画の第5弾。監督は前作に続きポール・W・S・アンダーソンが務めました。 第1弾に登場のレイン(ミシェル・ロドリゲス)や第2弾に登場のジル(シエンナ・ギロリー)など過去に登場したキャラクターが多数出演していますが、そのほとんどがアンデッドかクローンとして登場します。また東京のT-ウィルス第1感染者として中島美嘉が出演しており、アリスとのアクションシーンでは互角の戦いを繰り広げました。

映画『バイオハザード5 リトリビューション』のあらすじ

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映画は前作のラストシーンから始まります。ウェスカーとの戦いに打ち勝ち、平穏な日々が始まると思った矢先に、アンブレラ社部隊の奇襲をうけ、アリスは海へ落ちてしまいます。 最終的に目覚めた時には、アリスはアンブレラ社の実験施設で拘束されていました。施設からの脱出を試みますが、逃げた先は、全て壊滅したはずの都市ばかり。実は、どの都市もアンブレラ社が再現したもので、実験施設内だったのです。 アリスを拘束したのは以前ともに戦った仲間であるジル、アリスの脱出を手伝うのは前作までの天敵ウェスカー。はたしてアリスは無事施設を脱出できるのでしょうか?

世界中の都市でロケが敢行、東京、モスクワ、タイムズスクエア

『バイオハザードⅤ』
本作は先述の通り、壊滅したはずの都市を再現した実験施設が舞台となっています。これらは世界各国の都市の再現からなっており、本作のスケールを単なる実験施設とは思えないほど大きなものにしています。 このスケール感を支えるため、本作では「再現された都市」にあたる東京、モスクワ、タイムズスクエアと、世界中の都市でロケを敢行しました。これらのロケは現地ならではの空気感やセットでは不可能な奥行きを映像に醸し出しています。

『バイオハザード5 リトリビューション』の主なキャスト

アリス・アバーナシー/ミラ・ジョヴォヴィッチ

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10年以上アリスを演じているのは、もちろんミラ・ジョヴォヴィッチ。 毎回壮絶なアクションを披露しているジョヴォヴィッチですが、前作でT-ウィルスの中和剤を打たれ、普通の人間として登場しているためか、日々進化していくアンデッドとの戦いは苦しい場面も多く見られました。 しかし映画の最後には、アンブレラ社の真の黒幕「レッド・クイーンと戦うため」にと再び、ウェスカーにT-ウィルスの注射を打たれます。 今回の作品は今までの『バイオハザード』シリーズの中で一番はハードな撮影となったのは間違いありません。

ジル・バレンタイン/シエンナ・ギロリー

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ジル・バレンタインを演じるのはシエンナ・ギロリー。 ジルは第2弾『バイオハザード2 アポカリプス』でアリスとともに戦い、ラクーンシティーから生還した元S.T.A.R.S隊員です。 クモ型装置を胸に取り付けられたため、レッド・クイーンの命令に忠誠を尽くしていましたが、アリスに取りはずされたことで、徐々に本来の思考を取り戻し、最後はアリスを窮地から救い出しました。

エイダ・ウォン/リー・ビンビン

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出典: wallup.net
エイダ・ウォンを演じるのはリー・ビンビン エイダは第2弾『バイオハザード2 アポカリプス』でウェスカーからの指示を受けて動く産業スパイでした。同じく今作品に再び登場しているレオンとは恋人関係で、ともにアリスを救出するためのサポートをしています。 ゲーム「バイオハザード」にも登場しているキャラクターで、真紅のタイトなワンピースにハイヒールのコスチュームをした東洋系の美女です。

ルーサー・ウェスト/ボリス・コジョー

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ルーサー・ウェストを演じるのはボリス・コジョー。 ルーサーは第4弾『バイオハザード4 アフターライフ』で刑務所にいた生存者の1人。生存者の中のリーダー的存在で、アリスとともにアンデッドと勇敢に戦いました。 今作品では、アリス救助チームのメンバーとして登場し、あと一歩で脱出できるところまできましたが、プラーガを注入したレインに強烈な一撃を食らい、心臓が停止しました。

アルバート・ウェスカー/ショーン・ロバーツ

ショーン 『バイオハザード』
アルバート・ウェスカーを演じるのはショーン・ロバーツ。 ウェスカーが映像に登場したのは第3作『バイオハザード3』でした。アンブレラ社の幹部として暗躍し、4作目でもアリスの敵として立ちふさがりましたが、今作品ではある理由から同社に反旗を翻しています。 ウェスカーはゲームシリーズにも登場しています。こちらでも基本的には悪役でしたが、映画と違いアンブレラを離れています。

レオン・S・ケネディ/ヨハン・アーブ

レオン・S・ケネディ『バイオハザード』
レオン・S・ケネディを演じるのはヨハン・アーブ。 レオンは今作品で初登場。レジスタンスを率いており、アリスを救出するチームのリーダーとして施設に侵入し、負傷しつつも辛くも救出及び脱出に成功しました。 レオンはゲーム第2作において主人公として登場し、以降も度々主人公を務める他、外部作品に出演するなど本シリーズの顔として定着しています。こちらでは一介のエージェントとして描かれています。

バリー・バートン/ケヴィン・デュランド

バリー
出典: movieweb.com
バリー・バートンを演じるのはケヴィン・デュランド。 バリーは今作品で初登場しました。レオンの率いるレジスタンスの一員で、終盤では大活躍を見せます。 ゲームにもバリーは登場しています。こちらでは警察の特殊部隊S.T.A.R.S.の一員で、ガンマニアとなっています。

クローンで埋め尽くされた世界に…前作で登場したキャラもクローンとして登場

クローンワン

クローンワン
記念すべき第1作にて登場した特殊部隊隊長、ジェームズ・P・ジェイド、通称「ワン隊長」のクローンです。本作ではジルが率いる攻撃部隊の兵士まとめ役として登場しました。

クローンレイン

パスクエール・アリアルディ『バイオハザード』
ワンの部下として登場した特殊部隊隊員、レイン・オカンポのクローンは二名登場します。一人は銃の扱いも知らない民間人という設定を与えられ、もう一人はジルの部隊の一員かつ副官という立場で登場します。本作の複雑な構造を象徴するかのようなクローンです。

クローンカルロス

バイオハザード
第2作『バイオハザード2 アポカリプス』に登場しアンブレラから離反したカルロス。3作目にも登場しており、命を落としますが、本作ではクローンという形で再登場する予定です。 クローンは2体おり、片方はクローンアリスの夫として、2体目は攻撃部隊の一員として登場しました。

カーチェイスのシーンを盛り上げていた曲に聞き覚えは?

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Tomandandyは2人組の作曲家で、前作に引き続き音楽を担当しています。このように2作品続けて同じ作曲家が音楽を担当したのは『バイオハザード』シリーズでは初めてのことです。 映画の中の1曲「Phantom Chase」はアンデッド化したロシア軍とのカーチェイスのシーンで使われていますが、これは1996年に発売されたゲーム「バイオハザード」で使われた曲がベースとなっています。

第4弾と第5弾に出てくる「アルカディア船」は別物!

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第4弾の最後に出てきたアンブレラ社の船は、実際に廃棄された船を使って撮影されました。しかし、撮影クルーが驚いたことに、第5弾の撮影をする時には、その船は再利用され、撮影のためには使えなくなっていたそうです。 そのため結局、アルカディアでの戦闘シーンは本物の船のレプリカを使って、スタジオで撮影しました。

「終末の幕開け」の意味とは?

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監督兼脚本のポール・W・S・アンダーソンは当初、第5弾・第6弾の映画を同時に撮影し、結末の違う2作品を作る予定でした。そのため、レッドフィールド家の妹クレア(アリ・ラーター)と兄クリス(ウェントワース・ミラー)も初期段階ではキャストに含まれていました。 結局、第5弾は単独の映画として製作することになったのですが、映画の最後は第6弾公開を匂わせる「終末の幕開け」という言葉で締めています。 またこの「終末の幕開け」という言葉は、2016年12月日本公開の第6弾『バイオハザード: ザ・ファイナル』が『バイオハザード』シリーズの完結となることを意味しているとも言えますね。

映画『バイオハザード5 リトリビューション』感想評価まとめ【ネタバレ注意】

バイオハザードV リトリビューション
whentheycry 僕のゾンビ映画の原点だけど最早ゾンビ映画じゃなくなってる。 シリーズ物なのにアリスと共に生き残った仲間達が次シリーズでどうなったかわからないのが気になってしまうからジルが出てきて嬉しかった! ここまで見たら続編も気になるけどそろそろ終わって欲しいな笑
Ruruca ラストに向けて走ってる感じかな。 エイダがかっこいいしクリスもかっこいい❗️アクションがド派手になってて凄いっ
Kazuya_Furusawa みなさん勢ぞろい
hima_take 見た方が良い!・・・と思う! 毎回、バイオには裏切られっぱなしです(良い意味で)