映画『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』のあらすじ・キャストを徹底解説!【アリシア・ヴィキャンデル】
映画『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』はアリシア・ヴィキャンデル主演!そのあらすじ・キャストは?
映画『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』は、17世紀初期のオランダを舞台に描かれた映画です。 作家デボラ・モガーの同名の小説を映画化した本作は、ジュード・ロウとキーラ・ナイトレイがダブル主演で2004年に制作が予定されていましたが、イギリス政府から映画制作会社にかかる税金に関する問題の指摘があったため、実現しませんでした。 それから10年以上が経ち、アリシア・ヴィキャンデルを主演に迎え、ついに映画化。今回は、そんな待望の映画『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』のあらすじやキャストをご紹介します。
『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』のあらすじは?
「黄金時代」と言われた17世紀のオランダ・アムステルダム。絵画とチューリップへの投資と収集が流行り、時には球根一つに家一軒分の値が付くほどチューリップの価格が高騰していた「チューリップバブル」の時代。 年上のお金持ち・コルネリスと結婚した修道院育ちのソフィアは、それなりに幸福な結婚生活を送っていましたが、コルネリスの跡取りが出来ないことが悩みでした。 ある時、夫婦の肖像画を描きにやってきたヤンと出会ってしまったソフィア。すぐに恋の炎が燃え上がります。 先の見えない愛だとわかっている二人ですが、彼らの想いは徐々に深まるばかり。そしてついに、駆け落ちを考えたヤンは、チューリップの球根に全財産を投資。そこから、二人の運命は大きく狂っていくことになるのでした。
『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』の豪華なキャスト
ソフィアを演じるのは『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデル
本作でヒロインのソフィアを演じているのが、スウェーデンの女優アリシア・ヴィキャンデル。 幼い頃からバレエダンサーになることを目指していた彼女ですが、怪我によって10代でその夢を断念。その後は女優になるためにオーディションを受け始めます。 スウェーデンで女優としてのキャリアを積み始め、2012年のドラマ映画『アンナ・カレーニナ』でエカテリーナ・シチェルバツカヤ役を演じ、世界でも一躍注目を集める女優となりました。 その後、エディ・レッドメインと共演した『リリーのすべて』(2015)ゲルダ・ヴェイナー役でアカデミー賞主演女優賞するなど、名実共にハリウッドを代表する女優に成長しています。
ヤンを演じるのは『クロニクル』のデイン・デハーン
デイン・デハーンが、ソフィと恋に落ちる売れない画家ヤンを演じています。 ペンシルベニア州アレンタウンで生まれたデハーンは、デビュー初期にはテレビドラマで活躍していました。しかし、2010年にジョシュ・トランクがメガホンをとった超能力青春SF映画『クロニクル』のアンドリュー役でブレイクします。 2014年には映画『アメイジング・スパイダーマン2』でハリー・オズボーン役を演じるなど、今後のさらなる活躍が期待されている俳優です。
コルネリスを演じるのは、名優・クリストフ・ヴァルツ
そしてコルネリスを演じるのは、オーストリアが誇る名優クリストフ・ヴァルツです。 アメリカで演技を学んだため、英語が堪能なヴァルツですが、世界的に知られるようになったのは2009年にクエンティン・タランティーノが監督した『イングロリアス・バスターズ』におけるナチスの将校・ハンス・ランダ役です。この映画の怪演ぶりが一躍注目され、カンヌ国際映画祭男優賞やアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞などを総ナメにしました。 そして2012年、再びタランティーノと組んだ『ジャンゴ 繋がれざる者』で二度目のアカデミー賞助演男優賞を受賞。ジャンゴ 繋がれざる者 その他にも『おとなのけんか』や『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』、『ゼロの未来』、『ビッグ・アイズ』、『007 スペクター』などに出演しています。
セント・ウスラの修道院長を演じるのは、ジュディ・デンチ
これまでに数多くの映画に出演し、アカデミー賞にもノミネートされているイギリス人女優のジュディ・デンチが、セント・ウスラの修道院長を演じています。結婚する前にソフィが生活していた修道院の院長役ですが、映画の中でも主要なキャストの1人です。 1997年の映画『Queen Victoria 至上の恋』でのヴィクトリア役や、2006年の映画『あるスキャンダルの覚え書き』のバーバラ・コヴェット役を演じています。 また1999年の映画『恋におちたシェイクスピア』ではアカデミー賞助演女優賞を受賞するなど、イギリスを代表する演技派女優です。
メガホンをとったのはジャスティン・チャドウィック
本作でメガホンをとったのは、監督としてだけでなく俳優としても活動しているジャスティン・チャドウィック。 2008年公開、ナタリー・ポートマン主演の文芸映画『ブーリン家の姉妹 』や2014年公開ネルソン・マンデラの半生を描いた『マンデラ 自由への長い道』などで監督を務めていました。
本当は2015年に公開される予定だった!?
実は『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』は2014年の時点ですでに撮影されており、3年の歳月を経てようやく公開にこぎつけた映画だったのです。 本作は2015年11月に公開される予定だったのが、2016年7月に延期されていました。その後も幾度かの延期を経て、ようやく公開されたのです。
映画『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』の日本公開日は?
そして、そんな映画『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』が、いよいよ日本上陸。 度重なる公開延期を経た2018年10月6日、日本公開します。17世紀オランダにおける禁じられた愛の物語を、ぜひ劇場でご堪能ください。