クリスチャン・ベールの子役時代からの軌跡を振り返る
タップできる目次
- クリスチャン・ベールとは
- 子役時代のクリスチャン・ベール
- 初主演映画『太陽の帝国』の後、俳優業を引退することを考えた
- 成人後のクリスチャン・ベール
- 『アメリカン・サイコ』ではディカプリオに主役を奪われそうに
- 『タイタニック』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズへのオファーが来ていた
- 『リベリオン』で「ガン=カタ」を披露!アクション俳優として注目されることに
- 役作りのための肉体改造がすごい!
- 『戦場からの脱出』(2007)で再び減量
- 『ザ・ファイター』でゴールデングローブ賞、アカデミー賞を受賞
- 南京事件をテーマにした反日作品『戦争の花』に主演、アカデミー賞ノミネートされるも……。
- 世間で思われているほど真面目ではない
- 部分的にターミネーター
- アメリカ人じゃない俳優がバットマンを演じたのは彼がはじめてだった!
- あのミュージカル映画に出演していた
- ブッシュ大統領役を蹴った!?
- 実は心の優しい超イイ人!
- でも短気なんです...
- 役作りの天才
- クリスチャン・ベールの今後
クリスチャン・ベールとは
クリスチャン・ベールと3人の姉妹はウェールズからイングランド、ポルトガルを経て、両親の離婚を機にカリフォルニアへと引っ越しています。なお、祖父はコメディアンで大叔父は俳優、母はサーカスの団員と演劇一家でもあります。幼少時代の15年間で15回の引っ越しをしました。
子役時代のクリスチャン・ベール
13歳の時点で既に一家の稼ぎ頭に
姉の影響で演劇を始め、10歳になるとTVなどで子役として活躍するようになります。13歳の時父親が病気になったのもあり、彼が一家を支えることになりました。
初主演映画『太陽の帝国』の後、俳優業を引退することを考えた
TV映画『アナスタシア/光・ゆらめいて』で主要人物の一人を演じたクリスチャン・ベールは、共演者でスティーブン・スピルバーグの妻であるエイミー・アーヴィングの目に留まります。彼女は夫の新作『太陽の帝国』の主役にベールを推薦し、見事彼はその役を射止めました。 本作での演技が認められ、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞青少年ベストパフォーマンス賞を受賞することになります。 しかしこの大作の成功により彼の生活は大きく変わり、友人とも疎遠になってしまったと言います。
そのことが原因で、1度は俳優業を引退することも考えたそうです。
成人後のクリスチャン・ベール
クリスチャン・ベールの恋のキューピッドはウィノナ・ライダー
その後もキャリアを重ねていくベールの転機は1994年のことです。
「結婚は30代中盤以降になるまでそんなことできないと思ってた。でもそのときは突然現れたんだ。まだ心の準備ができていなかった」 そう話すベールは、『若草物語』で共演したウィノナ・ライダーのパーソナルアシスタント、サンドラ・ブラジックと恋に落ちます。そして2人は数年後には結婚することとなりました。
『アメリカン・サイコ』ではディカプリオに主役を奪われそうに
それでもベールは諦めず、マクレガーに電話をかけこの役を引き受けるなと説得。晴れて当初の予定通り彼主演で製作されることとなったのでした。
『タイタニック』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズへのオファーが来ていた
『リベリオン』で「ガン=カタ」を披露!アクション俳優として注目されることに
「ガン=カタ」とは、銃を意味する「ガン」と日本の武術でいうところの「カタ(型)」を合わせて作った造語。クリスチャン・ベール主演作『リベリオン』では、そのガン=カタがふんだんに披露されます。 [マトリックスを超える」ことを宣伝文句に謡った本作では、二丁拳銃を用い接近戦における体術と銃撃を融合させ、新たなガンアクションスタイルを生み出しています。 本作を機に名優クリスチャン・ベールのキャラクターの中に、アクション俳優というカテゴリー加えられたのです。
役作りのための肉体改造がすごい!
一日2時間しか寝ていなかった映画『マシニスト』(2004)
この映画で1年寝ていない主人公を演じるためにクリスチャン・ベールは大幅な減量をおこないました。食べていいのはサラダ、リンゴ、ガムやタバコのみ。この減量は予期していたよりも長くなりましたが、最終的にベールは30kg近く、最終的には54kgまで体重を落としています。 健康にはよくないでしょうが、彼の精神は研ぎ澄まされ、日々2時間の睡眠で過ごすことができたそうです。
その後、『バットマン・ビギンズ』では見事な筋肉美を披露!
役作りのために変幻自在に体型を変化させるハリウッドスターたち。代表格とされるロバート・デ・ニーロは、『レイジング・ブル』の中で25キロの増量に成功しています。 そして、現在、注目されているのがクリスチャン・ベール。2004年公開の『マシニスト』で不眠症に悩む主人公を演じ骨と皮だけの貧相な体型で周囲を驚かせたかと思えば、翌年公開の『バットマン・ビギンズ』では鍛え上げられた美しい筋肉美を披露しています。 リンゴとツナ缶だけで4か月を過ごし85キロから30キロの減量に成功。その後、高カロリーな食べ物を大量摂取し85キロにまで増量、立派な筋肉ボディに仕上げてきたのです。これぞ役者魂。 『マニシスト』の次に演じたのは『バットマン』。しかし大減量した彼は階段を上ることすら困難で、監督のクリストファー・ノーランは彼にできうる限りの増量を命じました。
『戦場からの脱出』(2007)で再び減量
『ザ・ファイター』でゴールデングローブ賞、アカデミー賞を受賞
2010年に『ザ・ファイター』でゴールデングローブ賞の助演男優賞とアカデミー助演男優賞を受賞しました。 その後にも、2013年では『アメリカン・ハッスル』に主演し、アカデミー賞で主演男優賞、ゴールデングローブ賞で主演男優賞のミュージカル・コメディ部門にノミネートされました。 クリスチャン・ベールの役者としての執念による徹底的な役作りが世界的に認められ、称賛された証となりました。
南京事件をテーマにした反日作品『戦争の花』に主演、アカデミー賞ノミネートされるも……。
2011年に中国で公開されたクリスチャン・ベール主演作『戦争の花(原題・金陵十三釵)』。南京事件をモチーフにした本作は中国では2011年の年間興行成績第1位となる大ヒットを記録しています。 日本兵による殺戮や少女のレイプシーンと反日感情を煽るような描写が多い本作に対し、ベールは記者会見でプロバカンダではないと発言。2012年のアカデミー賞外国語映画賞中国代表にも選ばれ、中国人監督の初受賞を期待する声が高まっていました。 全ての条件が揃ったように見えた本作でしたが、思いもよらぬことでご破算に。主演のベールが中国人人権活動家の陳光誠と面会しようとしたところ警察関係者から退去を強いられたのです。 この措置をもってベールは試写会にも不参加、アカデミー賞獲得は水の泡と消えてしまったのです。
世間で思われているほど真面目ではない
部分的にターミネーター
アメリカ人じゃない俳優がバットマンを演じたのは彼がはじめてだった!
あのミュージカル映画に出演していた
ブッシュ大統領役を蹴った!?
実は心の優しい超イイ人!
でも短気なんです...
役作りの天才
彼の父親は3度の結婚歴があった
アップルの創業者役を降板
あの人気キャラとソックリ!?
クリスチャン・ベールの今後
2016年3月4日公開映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』。 クリスチャン・ベールはアカデミー賞脚色賞を受賞した本作に出演。リーマンショックの裏側でウォール街を出し抜き大儲けした男たちを描いた本作に、クリスチャン・ベールはヘビメタ好きの元神経外科医マイケル・バリー役で出演し、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。