2017年7月6日更新
映画『PARKS パークス』あらすじ・キャストまとめ【橋本愛×井の頭公園×音楽】
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映画『PARKS パークス』、井の頭公園100周年記念映画!
吉祥寺・井の頭公園を舞台にした映画、『PARKS パークス』が2017年4月公開されます。主演は新人女優賞なども受賞し多くの作品に登場する橋本愛。それに次いで元子役であり、映画『俺物語』のヒロイン役で一躍注目となった永野芽郁と、近年は様々な作品で主演をこなす実力派若手俳優の染谷将太が出演します。
そして染谷将太が過去に出演した『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の監督としても話題となった、瀬田なつき監督が本作を手がけます。
若者からの熱い支持を集めるキャストや音楽で作り上げられる、『PARKS パークス』という名前の通り"公園"を軸にした前例のないテーマの映画。一体どんな仕上がりになるのか、各方面から期待が寄せられています!
『PARKS パークス』のあらすじ
【吉祥寺でも上映決定!】ほか、全国の上映劇場はこちらから。
— 映画『PARKS パークス』 (@parks100jp) 2017年1月31日
◆上映劇場
4月22日(土)よりテアトル新宿、4月29日(土)より吉祥寺オデヲン
立川シネマシティ、シネマ・ジャック&ベティ(横浜)、シネ・ウインド(新潟)、シネ・リーブル梅田(大阪) pic.twitter.com/p5AkMxxde0
ある日吉祥寺に住む大学生の純(橋本愛)の元に、亡き父の元カノである佐知子(石橋静河)を探している高校生のハル(永野芽郁)がやってきます。ハルと一緒に佐知子を探すことにした純は、佐知子の孫のトキオ(染谷将太)と出会い、そして佐知子がすでに逝去していたことを知ることに。そこで純は、佐知子の遺品の中からあるテープを見つけ出します。
そこにはハルの父である晋平(森岡龍)と佐知子の歌声が録音されていました。しかし途中で途切れてしまっていたその曲を、純、ハル、トキオの3人で完成させようと動き始め、様々な出会いを経ることによって曲は少しずつ完成していきます。
佐知子たちが過ごした1960年代と、純たちが生きる2017年現在の2つの吉祥寺がつながり、井の頭公園やそれを囲む街を通して異なった2つの時代の音やストーリーが交錯し、全く新しい歌が生まれます。誰もが青春を感じることのできる爽やかな音楽映画です。
『PARKS パークス』のおしゃれでポップな世界観が覗ける予告編が公開!
橋本愛らの歌声が聴ける予告編が公開されました。相対性理論が歌うエンディングテーマ「弁天様はスピリチュア」が流れる中、その合間に作中で橋本愛、永野芽郁、染谷翔太を中心に結成されるバンドの音楽を聴くことができます。可愛らしいポップな曲に、高く透き通った橋本の歌声に注目です!
更に、セッションをしているシーンでは実際にアーティストとして活躍している人々の姿が!下記のキャスト紹介で彼らについて紹介します!
『PARKS パークス』のメインキャスト
吉祥寺に住む大学生・純/橋本愛
本作で主演を務める橋本愛は2012年にヒロイン役を演じた映画『桐島、部活やめるってよ』でその演技を評価され、日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞したことで、映画界でも一躍注目の一人となりました。その後『リトル・フォレスト』や『バースデーカード』では主演も務め、若くして実力派女優の道を駆け上っています。
橋本愛といえばその凛とした容姿もあり、独特の空気感が魅力とも言われています。たしかにセリフの少ない役や場面であっても、画面にいるだけで見ている人を惹き込むような魅力がありますね。そんな清純派とも捉えられる、落ち着いたイメージの橋本愛ですがバンド・モーモールルギャバンのライブに行ったりもするほどの音楽好きのようです。
これまであまり橋本愛が経験してこなかった親子愛の王道に挑戦した映画『バースデーカード』のインタビューで
私は普段、そのセリフは言いにくいとか、この役はこういういことはしないとか、脚本に対してそういったことは言いません。むしろ、脚本通りにできない自分の方がおかしいと思うタイプです。でも今回は、観ている人にちゃんとまっすぐに感じて感動してほしいという気持ちになっていたというか。観た人全員を感動させるんだ、くらいの気持ちでいきたいと思っていました。
と語っており、新しいことに挑んでいく中で、常に女優として進化していく姿が見て取れます。本作でもまた新たな一面が見られるかもしれません。
高校生のハル/永野芽郁
永野芽郁と聞いて思い浮かべるのは2015年の映画『俺物語』がまだ記憶に新しいのではないでしょうか。『俺物語』ではオーディションを勝ち抜いてのヒロイン役だったということもあり、その演技が評価され、これをきっかけに女優としてのイメージを確立しました。そして2016年になってからドラマ『こえ恋』で初主演を努め、雑誌の「seventeen」でモデルとして活躍するなど、その人気は右肩上がりです。
そして2017年には本作『PARKS』の他にも『帝一の國』や『ピーチガール』への出演が決まっていて、今最も期待の新人女優の一人であることは間違いありません。
そんな永野芽郁が芸能界に入ることになったきっかけは吉祥寺でのスカウトのようです。もちろんこれと本作の出演は関係ないと思いますが、そんな縁のある街での作品作りは何か気持ちの入るものになるかもしれませんね。最年少で高校生役の永野芽郁がスクリーンでどんな姿を見せてくれるのか非常に楽しみです。
佐知子の孫・トキオ/染谷将太
主人公とバンドを組み、共に曲を完成させていく青年トキオを演じる染谷将太は、7歳から子役を始め、9歳の時に『STACY』で映画初出演という早熟な役者人生のスタート。2011年には園子温監督の『ヒミズ』で主役を演じ、ヴェネツィア国際映画祭で日本人初となる最優秀新人賞を受賞したことで人気・実力ともに若手最注目の俳優へと上り詰めました。
今ではすでに映画出演作は60本を越える染谷将太。俳優として演技や表現に貪欲な彼が、本作では主演の橋本愛などと一体どんな化学反応を起こしてくれるのか、そこにも注目です。
『PARKS パークス』の製作ストーリー
2017年、井の頭公園はなんと100周年を迎えます!そしてそれを記念し、このたび公開発表されたものが本作『PARKS』です。その製作のきっかけとなったのは、すでに閉館してしまった吉祥寺の名物映画館として人気を博した「吉祥寺バウスシアター」の元オーナーである本田拓夫からの1本の電話でした。それがはじまりとなり製作の話が進行していったとのことです。それだけ吉祥寺、井の頭公園を愛する人たちがいて、その人たちからの賛同と協力があり、1本の映画へと繋がったのですね。
吉祥寺といえば「若者が住みたい街」といったランキングなどで常に上位に名前が挙がる、若者カルチャーの街として知られています。ストリートライブやパフォーマンスの規制が厳しくなる昨今ですが、そんな中でも数少ない合法的にストリートライブを認めてもらえる場所が井の頭公園でもあります。それほど賑わいや人との繋がりを大切にし、音楽やアートを発信していこうという姿勢を持ったまちづくりに取り組む街なのです。
そんな未来を創ろうとする多くの人々の想いが詰まったのが本作『PARKS』です。どんな内容になっていて、鑑賞後どんな気持ちになるのか、今から楽しみですね。
珍しいミュージシャンの出演!
本作のキャストにはミュージシャンの名前も列挙されています。その一部をピックアップしてみます。
吉木諒祐/THE NOVEMBERS
THE NOVEMBERSのドラマー、吉木諒祐が出演決定しています。Charaがボーカルを務めるYEN TOWN BANDでもドラマーとして活躍する吉木諒祐が、映画ではどんな役で登場するのでしょうか。
澤部渡/スカート
スカート名義のソロプロジェクトで活動する澤部渡も出演します。2016年4月にスピッツが音楽テレビ番組・ミュージックステーションに出演した際、バックバンドとして参加していたことでも話題を呼びました。
シャムキャッツ
2009年にデビューした4人組ロックバンドのシャムキャッツも『PARKS パークス』にて映画初出演となります。
他にも北里彰久(Alfred Beach Sandal) や、高田漣といった面々が出演します。キャストに掲載されているのでセリフもあるのではないかと思われますが、それぞれが映画での演技は初挑戦となります。一体どんな役柄でどんな姿を見せてくれるのでしょうか。そういった面も気になる音楽ファンは確かめに行ってはいかがでしょうか!
音楽監修がトクマルシューゴ、エンディングに相対性理論
本作のエンディングテーマは相対性理論の「弁天様はスピリチュア」に決定しています。相対性理論といえば個性的な歌詞や、特徴的なウィスパーボイスで独自の世界観を打ち立て、常に注目を集めるバンドです。
「弁天様はスピリチュア」は前出の閉館してしまった人気映画館「吉祥寺バウスシアター」の閉館直前に館内で行ったセッションから出来上がった曲であり、瀬田なつき監督も製作段階からこの曲をたびたび聴いていたようです。さらにこの曲は井の頭公園で定期放送として流れているので、吉祥寺の人たちにとってはすでに馴染み深い曲かもしれません。
本作の音楽監修を務めるトクマルシューゴはインタビューで
映画の時代設定がいろいろなことになっていくんですけど、60年代の井の頭公園というのが出てくるんですね。60年代の音楽の流行、当時の若者たちの趣向をしっかりとリサーチしました。理想であったり、妄想であったりするかもしれないが、60年代の井の頭公園で生まれたような音楽を僕の手で生み出せたら
と語っています。60年代の吉祥寺と井の頭公園というのも、その世代に流れていた音楽というのも気になりますね。そしてトクマルシューゴのこだわりと意気込みにも期待です。
映画『パークス PARKS』の見どころを紹介【2017年4月22日公開】
『PARKS パークス』の吉祥寺での展開のための打ち合わせ終わっての吉祥寺の夕暮れ。 pic.twitter.com/7BiyEN24jp
— 映画『PARKS パークス』 (@parks100jp) 2016年12月14日
これまで紹介してきたように俳優はこれからの映画界を担う期待の若手俳優たちです。音楽に関してもこれからの世代に影響を与えていくであろう方たちが手がけていますね。
監督を務める瀬田なつきもインタビューで
新しい吉祥寺、井の頭公園を発見できるような映画にしたい。今後100年も残るような映画になればいいなと思っています
と抱負を語っているように、100周年を迎えた井の頭公園がこれからに向かってまた歴史を作っていく、ひとつのキーになるような作品となりそうです。
吉祥寺が好きな人達はもちろん、音楽が好き、映画が好き、といった人たちまで老若男女問わず楽しめる作品になっていると思われます。公開は2017年春、是非とも目を通しておきたい一本ですね!