2017年7月6日更新
映画『空海―KU-KAI―』あらすじ・キャスト【染谷将太主演】
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日中共同製作映画『空海―KU-KAI―』の公開が決定
夢枕獏原作で中国のチェン・カイコーが監督を務める日中共同映画『空海―KU-KAI―』が公開されます。中国での原題は『妖猫伝』。日本での公開は2018年です。
今回は『空海―KU-KAI―』のあらすじとキャストについてご紹介します。
映画『空海―KU-KAI―』のあらすじ
盟友たちと共に遣唐使として日本から唐・長安へ渡った若き僧侶・空海は、ありあまる才能と言葉を駆使して多くの人々を魅了していきます。
一方、長安では人の死を予言する猫の化物の事件が相次いで発生。その噂を耳にした空海が、唐で出会った詩人・白楽天と共に長安を脅かす謎の怪事件に迫る歴史冒険物語です。
映画『空海―KU-KAI―』出演のキャスト
沙門空海/染谷将太
出典: www.amazon.co.jp
沙門空海は日本から遣唐使として唐の国へやってきた若い僧侶です。
演じる染谷将太は1992年東京都出身の俳優で、7歳の時に子役デビューし、その後も俳優として活躍を続けています。代表作には2012年公開の映画『ヒミズ』や、2015年公開の『みんな!エスパーだよ!』などがあります。特に2014年に日本で公開された『寄生獣』は中国でも2016年に上映され話題となりました。
本作品への参加について染谷は「監督の美しい世界観の中で空海として生きられるなんて、こんなに凄まじい人生経験はない」と話しています。また、全編通して中国語のセリフのため、撮影中は念入りにセリフ覚えをしているようです。
白楽天/ホアン・シュアン
白楽天は唐で出会った詩人の男です。空海と共に長安の謎を解き明かすため奔走します。
白楽天演じるホアン・シュアン(黄軒)は1985年北京生まれの俳優で、2007年公開の中国映画『地下的天空』で俳優デビュー。その後、2009年公開の『愛してる、成都』などに出演しています。整った容姿が人気で、中国では「大器晩成型の俳優だ」と言われている存在です。
白玲/松坂慶子
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白玲は空海ち白楽天が探している「長安の楊貴妃の謎」を解く秘密を握る、日本から唐に渡った女性です。
白玲を演じている松坂慶子は1952年東京都出身の女優で、近年の代表作には2009年公開の映画『大阪ハムレット』、2013年公開の『牙狼-GARO- 蒼哭ノ魔竜 -GARO SOUKOKU NO MARYU-』などがあります。
今回の出演は染谷と共に監督自らの指名でオファーされたそうで、「チェン・カイコー監督の作品には長年憧れていたので、とても嬉しかったです」と話しています。
阿部寛が安倍仲麻呂に!
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本作に阿部寛が出演することが決定しています。
阿部が演じるのは、8世紀に遣唐使として派遣された唐で皇帝を支え、その地で生涯を終えた安倍仲麻呂。劇中のキーマンとなる重要な人物です。
『テルマエロマエ』シリーズでは、代名詞とも言うべき濃い顔を生かして古代ローマ人を演じた阿部ですが、今回も強烈な印象を残してくれそうな役どころですね。
日中合作ということで、本作のスケールの大きさに驚きを隠せないようです。
メガホンを取るのは中国のチェン・カイコー監督
『空海―KU-KAI―』のメガホンを取るのは中国の映画監督チェン・カイコーです。
チェン・カイコーは1952年中国出身で、代表作には第46回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した1993年公開の『さらば、わが愛/覇王別姫』や、 サン・セバスティアン国際映画祭監督賞を受賞した2002年公開の『北京ヴァイオリン』などがあります。
非常に美しいアートワークが魅力の監督として国際的に定評があり、本作も「美がテーマとなっている」と話しています。
原作は夢枕獏の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』
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『空海―KU-KAI―』の原作となるのは日本の小説家・夢枕獏の小説『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』で、全四巻の作品です。
本作は漫画家・大西実生子によってコミック化されていたり、2016年には市川染五郎の歌舞伎舞台『幻想神空海』として歌舞伎化されているほどの人気作品となっています。
今回の映画化について夢枕獏は「自分が17年かけて書いた物語が映画かされるなんて奇跡で、チェン・カイコー監督と出会えたことは物語にとって最大の幸せだ」と話しています。