(c)2017「花戦さ」製作委員会

映画『花戦さ』あらすじ・キャストまとめ【野村萬斎主演】

2017年7月6日更新

室町時代に活躍した花の達人・池坊専好。狂言師・野村萬斎がその専好に扮し、「花」を武器に友人の仇・豊臣秀吉に挑む大作が誕生しました。今回は、エンターテイメント時代劇の新作映画『花戦さ』についてご紹介します。

映画『花戦さ』、花で仇討ち!?野村萬斎主演の新作

『花戦さ』

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実在の花僧・池坊専好を主人公にした、新感覚の時代劇ムービーが誕生しました。鬼塚忠の小説『花いくさ』を原作に、篠原哲雄監督がメガホンを取り映画化。狂言界の貴公子・野村萬斎が主演を務め、2017年6月3日に公開されます。

室町時代の後期・戦乱の世を舞台に描く本作は、圧政を敷く豊臣秀吉に対し池坊専好が「刀」ではなく「花」を武器に挑むというもの。『のぼうの城』で飄々とした智将を演じた野村萬斎が、今度は変わり者の花僧に扮し活躍します。

対峙する秀吉役を歌舞伎の市川猿之助が演じる他、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市ら日本を代表するキャスト陣が集結。生け花をテーマにした新感覚のエンターテイメント時代劇『花戦さ』についてご紹介していきましょう。

映画『花戦さ』待望の特報が公開!

綺麗な生け花や、コミカルな掛け合いも見どころの一つとなっている映画『花戦さ』の待望の特報が公開されました! 期待の野村萬斎始めコミカルな演技も覗くことができます。

痛快エンターテイメント時代劇『花戦さ』のあらすじ

戦乱の世の京都。自由で個性的な花を生ける池坊専好という僧がおり、仲間の花僧とともに花を生けることで世の平和を願っていました。

天下が織田信長から豊臣秀吉の手に移ると、秀吉は傲慢になります。その圧政に民は苦しめられ、専好が親しくする秀吉の茶頭・千利休も理不尽な理由で自害に追い込まれることに。

そこで立ち上がったのが池坊専好です。友の仇を討つべく、己が得意とする花を手に取り、時の権力者である秀吉との“花戦さ”に臨みます。

映画『花戦さ』の主人公に野村萬斎がキャスティング

池坊専好/野村萬斎

『花戦さ』

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際立った生け花のセンスを持つ初代・池坊専好を演じる、狂言師・野村萬斎(のむら・まんさい)。

東京都出身、1966年生まれ。狂言界のプリンスとして伝統芸能の世界で活躍しながら、映画『陰陽師』や『のぼうの城』など多くの作品に出演しています。狂言で培った気品あふれる独特の存在感は、野村にしか出せない味です。

ヒロイン・れんには若手女優森川葵が抜擢!

れん/森川葵

天才絵師であるヒロイン・れんを演じるのは、森川 葵(もりかわ・あおい)です。

愛知県出身、1995年生まれ。ファッション誌『Seventeen』の専属モデルを経て、女優活動をスタート。主演映画『チョコリエッタ』では、潔く髪を丸刈りにして臨みました。女優としての経験を重ねながら、トーク番組『A-Studio』のアシスタントとしても活躍しています。

『花戦さ』を華やかに彩る武将・キャスト

豊臣秀吉/市川猿之助

『花戦さ』

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専好が仇とする天下人・秀吉を演じるのは、歌舞伎役者・市川猿之助(いちかわ・えんのすけ)です。

東京都出身、1975年生まれ。伝統芸能を守りつつ、俳優としてNHK『風林火山』をはじめとする多くのドラマや映画、舞台に出演。また、現代風のスーパー歌舞伎を手掛け、人気アニメ『ONE PIECE』とコラボした全く新しい歌舞伎を作り上げています。

織田信長/中井貴一

『花戦さ』

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織田信長は、中井貴一(なかい・きいち)が務めます。

東京都出身、1961年生まれ。世相を反映した大ヒットドラマ『ふぞろいの林檎たち』仲手川良雄役でブレイク。NHK『武田信玄』や映画『壬生義士伝』で主演を務め重厚な演技を見せるほか、三谷幸喜作品ではコミカルな役柄もこなすダンディなベテラン俳優です。

前田利家/佐々木蔵之介

『花戦さ』

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信長と秀吉に仕えた前田利家を演じるのは、佐々木蔵之介(ささき・くらのすけ)です。

京都府出身、1968年生まれ。舞台で実力をつけ、ドラマや映画にも進出。主演の連続ドラマ『ハンチョウ〜神南署安積班〜』や主演映画『超高速!参勤交代』などで活躍し、その人気を確立しました。

本作で共演している市川猿之助と交流が深く、市川率いるスーパー歌舞伎『空ヲ刻ム者-若き仏師の物語』へ参加するなど、役者として挑戦を続けています。

石田三成/吉田栄作

『心の旅』吉田栄作

秀吉を支える石田三成は、吉田栄作(よしだ・えいさく)が務めます。

神奈川県出身、1969年生まれ。モデルオーディションをきっかけに芸能界入り。『もう誰も愛さない』や『愛さずにはいられない』などのヒットドラマで主演を務め、織田裕二や加勢大周とともに「トレンディ御三家」として一世を風靡しました。

一時期芸能活動を休止しますが、復帰後はドラマや映画だけでなく舞台にも出演。また、音楽活動も積極的に行い、チューリップのカバー曲『心の旅』でNHK紅白歌合戦出場に出場しています。

『花戦さ』を主人公を支える人物・キャスト

千利休/佐藤浩市

『花戦さ』

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専好と信頼関係にあった茶人・千利休は、佐藤浩市(さとう・こういち)が務めます。

東京都出身、1960年生まれ。『青春の門』伊吹信介役で映画デビュー。『忠臣蔵外伝/四谷怪談』民谷伊右衛門役や『壬生義士伝』斎藤一役などで、正統派の本格俳優として多くの賞を獲得しました。

織田信長役の中井貴一とともに三谷幸喜作品の常連俳優であり、『ザ・マジックアワー』で演じた無名の俳優役は、視聴者に強烈なインパクトを与え大きな笑いも誘っています。

吉右衛門/高橋克実

専好の幼馴染み・吉右衛門を演じるのは、高橋克実(たかはし・かつみ)です。

新潟県出身、1961年生まれ。舞台俳優を経験し、映画の端役で映像作品デビュー。以降、柔和なルックスと巧みな演技力でバイプレーヤーとして活躍し、ドラマ『ショムニ』の寺崎人事部長役で人気を得ました。

俳優と並行して司会業も多くこなし、『トリビアの泉』や『直撃LIVE グッディ!』などでもお馴染みです。

専伯/山内圭哉

専好の兄弟子・専伯は、山内圭哉(やまうち・たかや)が務めます。

大阪府出身、1971年生まれで、強面が印象的な山内は、子役出身で俳優歴が長く、バンド活動も続けているというマルチな役者。眼力の強いNHK『あさが来た』山本雁助役、ルックスに反比例した正義感の強い『民王』での新田警視役などで、その存在感を示しています。

専武/和田正人

専好の弟弟子・専武は、和田正人(わだ・まさと)が演じます。

高知県出身、1979年生まれ。若手俳優で構成された「D-BOYS」のメンバーであり、ミュージカル『テニスの王子様』で俳優デビュー。以降、ドラマや映画へも出演を重ね、NHK『ごちそうさん』でヒロインの同級生・泉源太役を好演し知名度を上げました。

学生時代は陸上部に所属し、箱根駅伝にも出場した経験を持つそうで、バラエティ番組のミニマラソンなどでもその快走を見せています。

浄椿尼/竹下景子

専好の良き相談相手となる浄椿尼を演じるのは、竹下景子(たけした・けいこ)です。

愛知県出身、1953年生まれ。大学進学を機に上京し、女優活動も本格的にスタート。過激な役柄から清純派へ移行すると、『男はつらいよ』シリーズをはじめとする多くの作品に出演し、可憐で優しい女性像が定着しました。

女優活動と並行しクイズ番組の回答者としても活躍し、特に三択問題に強かったことから「三択の女王」と呼ばれ、知性派女優の走りと言えます。

実在の花僧・池坊専好とは?

『花戦さ』

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華道で最も歴史深い流派である池坊。室町時代に紫雲山頂法寺(六角堂)の僧侶・池坊専慶が生けた花が評判となったことをきっかけに、池坊専応が生け花の理論を確立しました。その志を受け継いだのが、本作の主人公である池坊専好です。

六角堂の長として執行を務め、伝統的な立花の型を継承しつつ、より発展させていきます。戦国大名の屋敷に呼ばれ花を生けたこともしばしばあり、前田利家邸では横幅7.2mという大型の作品を披露したのだとか。

また、町民との触れ合いも大切にし、専好や弟子らの花を鑑賞できる展覧会を開いていたと伝えられ、親しみ深い人柄が伺えます。

狂言界と歌舞伎界、両プリンスの豪華共演にも注目!

『花戦さ』

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池坊専好が前田利家邸で大型の立花を豊臣秀吉に披露したというエピソードをヒントに書かれた小説が鬼塚忠の『花いくさ』であり、この作品を原作に『JIN-仁-』の森下佳子が脚本を担当し、『地下鉄に乗って』の篠原哲雄が監督を務め今回の映画化となりました。

友人・利休の仇討ちのため秀吉に「花」で立ち向かう専好を演じる狂言師・野村萬斎と、秀吉役の歌舞伎俳優・市川猿之助。分野は異なるものの日本芸能を背負う名役者の初共演に期待せずにはいられません。

また、専好役を務めるにあたり、野村は華道の指導を受け、その所作の会得に励んだといいます。

「伝統を受け継ぐだけではなく、常に時代の空気を感じながら“その時々の美しさ”を追求する。その姿勢は、狂言の世界と相通ずるものがあると思っています」
引用:www.daily.co.jp

花道発祥の地・六角堂に主要キャストらが献花

六角堂 桜

『花戦さ』の作品完成“奉告”イベントと題したイベントが池坊が住職を務め、花道発祥の地とも言われている京都・紫雲山頂法寺 六角堂にて行われました。今回のイベントに出席したのは主人公・池坊専好を演じた野村萬斎、ヒロイン・れんを演じた森川葵、専好の親友・千利休を演じた佐藤浩一の3人が出席。専好への報告と、映画のヒットを祈り献花を行いました。

紫雲山頂法寺 六角堂は聖徳太子が587年に創建したと言い伝えられている湯歴史あるお寺です。池坊専好が住職を務め、いけばなを成立したことから今もなお、華道家の参拝が絶えません。

原作『花戦さ』のネタバレ

『花いくさ』鬼塚忠

あらすじからの続き>>>親友である千利休を豊臣秀吉の暴走により殺された池坊専好。親友を亡くした彼の悲しみはそれだけでは止まらず、他にも彼の周りで様々な人が罪もなく秀吉により殺されていきさらに悲しみを増すことになります。あまりの秀吉の暴走ぶりに耐えかねた専好は、ついに彼への復讐をしようと画作。しかし、花人として己の美を貫く専好は”花”を武器に秀吉に勝負することを決めるのです。

そんな専好の元に、吉報が舞い込みます。天下統一を遂げた秀吉の城の大広間に、専好の作品をおきたいとの依頼が届いたのです。専好にとって秀吉と真っ向勝負ができる良い機会となる作品を、彼の全てをかけ制作します。そして専好はなんとも立派な生け花作品「大砂物」を発表するのです。

己の貫く美を秀吉に見せつけ感動させることが専好の秀吉への復讐なのでした。復讐を終えた専好は、改めて親友である利休と自分自身に、自信の美学を持ち貫くことを誓いました。

映画『花戦さ』は2017年6月に公開!

類まれな発想力を持つ花の名手・専好は、野村の新たなハマり役となるのではないでしょうか。生け花にスポットを当てた斬新な娯楽時代劇映画『花戦さ』は、2017年6月3日に公開です。