映画『最低。』実写化決定!あらすじ・キャスト【AV女優・紗倉まな著書】

2017年7月6日更新

AV女優・紗倉まなの処女作『最低。』が映画『64(ロクヨン)』のメガホンを取った瀬々敬久監督により映画化されることが決定しました。文学作品としての評価も高い今作のあらすじやキャストをご紹介します。

紗倉まなの著書『最低。』が実写映画化!!

現役AV女優の紗倉まなが自らが生きる世界でもあるAVの世界に生きる女性に注目し描き上げた作品『最低。』が、この度映画化されることが発表されました。

最近は芸人やアイドルなど、作家という仕事を本職としていない人たちの書籍が多く発売されていることから、AV女優の紗倉が発表した今作も注目を集めています。

『最低。』の映画のあらすじは?

『最低。』は全4部作のオムニバス形式になっており、それらの共通点はAVの世界と関係しているというところです。映画では『ストロベリーショートケイクス』のように原作通りオムニバス形式になるのか、それとも1編のみを取り上げるのか気になるところですね。

1章:親に反対されてもそれでも私はAV女優として生きて行く彩乃

19歳でAVの世界に飛び込む少女・彩乃が主人公。彩乃は親との関係はもともと上手くはいっていないものの、彩乃がAV女優として活動していることが母親にバレたことでその関係は修復不可能なまでに崩れていきます。

また、彩乃には日比野という彼氏がいますが、自分の仕事柄相手に堂々と話すこともできなければ、その仕事について相手から特に触れられることもありません。

しかし、自らのAV女優という仕事を彼に話したところで受け入れてもらえるのか?、彼に受け入れてもらえたとしてその優しさを素直に受け入れることができるのか?AV女優という仕事がネックとなって少しずつかすれていく関係が描かれています。

初めての撮影に移動リアルな様子や、身体描写、AV女優が心のそこでは思っていても絶対に口にしないことなどが垣間見れます。

2章:夫の隠し持つAVを見て自らもその道に進むことを決意した美穂

5年間も夫とセックスレスの女性・美穂は、ある日夫が隠し持っていたAVを発見してしまいます。なんと、そのAVのジャケットに描かれている女性は夫が好みとしている細身のすらっとした女性ではなく自分とよく似たぽってりとした女性が写っていたことに驚きが隠せません。

美穂は日照りしていた心を埋めようとそのAVプロダクションに電話し、夫には黙ってAV女優としての道を歩み始めます。

3章:元AV女優の母を恨むも愛さざるを得ない娘あやこ

あやこはごく普通の中学生。ある時、あやこが自信が得意とする絵で大きな賞を受賞し校内でとても有名になります。しかし、有名になると同時に広まるのは悪い噂。彼女の母親は元AV女優でした。

AV女優の娘として校内では噂を広められ苦しむあやこのことはお構いなしに、元AV女優の母・孝子はダメ母であやこの世話は孝子の母であやこの祖母が引き受けていました。心の中では酷く憎むも、どこか憎めず母として愛してしまっている複雑な心情が描かれています。

気になるキャストは?

彩乃/佐々木心音

20歳になる前にAV女優として活動を始めたことから、母親との仲が崩壊してしまう彩乃役には グラビアアイドル、女優として活動している佐々木心音が抜擢されました。

「いま芸能界で一番エロいカラダ」とも評される彼女は2014年に園子温監督作品『TOKYO TRIBE』などに出演し、第56回ブルーリボン賞・新人賞、第23回東京スポーツ映画大賞・新人賞を受賞するなど、女優としても認められています。

美穂/森口彩乃

夫の部屋にあったアダルトビデオから自身もAV女優への道を歩みだした主婦・美穂を演じるのは女優の森口彩乃です。

森口彩乃はドラマ・映画のみならずCMや舞台などでも活躍する女優です。過去の作品には2010年ニベアサン UVジェルのCMや映画『食堂かたつむり』など、有名作品にも出演しています。今回、久しぶりの映像作品への参加と体当たりな演技になることから注目が集まりそうです。

あやこ/山田愛奈

自分の母がAV女優だったという過去を許せず、またそのせいで自身もいじめられているあやこを演じるのは映画初出演となる山田愛奈です。

今作が女優として初めての仕事なる山田は、新潟県でスカウトされ本格的に女優業を始めた矢先の抜擢だったそうで本人も本作にかける意気込みにも力が入っています。

メガホンを取るのは瀬々敬久

今作のメガホンを取るのは映画監督・瀬々敬久です。ピンク映画を多く撮影しており、それ以外だと『64(ロクヨン)』などが記憶に新しいのではないでしょうか?

今回の作品のメガホンを取るにあたり、このようにコメントしています。

AV女優さんの闇はよく分かりません。ただ紗倉まなさんの原作が、そこに光を当てたものではなく、家族や夫、友人、そういう普通の関係の中で必死に生きようとするAV女優たちが描かれていたのにひかれました。性愛を巡る女性映画、目指したものはそれです。ピンク映画で監督となってから30年近く、こういう小説と出会えたことを幸福に思います
引用:eiga.com

原作者の紗倉まなとは?

ついに!?

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現役AV女優として活躍しており、高い人気を誇っています。18歳でAVの世界に踏み込み、最近では女優としての仕事だけでなく高い文才から一目置かれている存在です。

本作『最低。』はお笑いコンビ・ピースの又吉直樹の作品『火花』と比較されて紹介されることが多く、『最低。』の方が文学作品として高く評価される声が聞かれます。

映画化にあたり、紗倉から喜びのコメントが寄せられています。

ごくふつうの女の子たちが立ち寄ったAVという特殊な世界で、どう悩んでどう生きていくのか。私なりに描いたテーマを今度は映像を通して見ることができるだなんて、本当に嬉しく光栄に思います。ぜひ、年代を問わず、多くの女性に見ていただきたいです
引用:eiga.com

映画には描かれなかったこんなエピソードも

本作では3人の女性を中心に描かれますが、原作は全4章で構成されています。

複雑な感情を抱えたまま体を重ねる桃子

外見は決して可愛いとか綺麗だとかそんな言葉では表現することができない不揃いな容姿をしている桃子。どこかパッとしない感情を抱きながらも日々仕事の為に男と体を抱き合います。

そんな桃子は自分が所属するプロダクションの社長・石村と同居しているのですが、AV女優の女性と同居する男性の切ない心情が描かれています。