2018年3月20日更新

映画『64 ロクヨン』あらすじ(ネタバレあり)・キャスト【日本を代表する豪華キャストが集結】

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『64 ロクヨン』

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横山秀夫の推理小説『64 ロクヨン』がファン待望の映画化!

たった7日間しかなかった昭和64年。 その7日間におこった未解決の誘拐殺人事件を巡る物語が、2016年5月と6月に2部作で公開されました。 警察による捜査隠蔽疑惑や、県警記者クラブとの対立。主人公三上の前に立ちはだかる様々な壁。そして14年後に起こる新たな誘拐事件とは……。

監督を瀬々敬久が務め、脚本は久松真一と瀬々敬久、主演を務めたのは第40回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を獲得した佐藤浩市です。さらに豪華キャストによる夢の共演も実現しました! この記事では映画のあらすじ、超豪華キャストを紹介していきます。

映画『64 ロクヨン』あらすじ【記事後半にネタバレあり】

昭和64年に発生した少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン事件」。未解決のまま14年が経ち、時効まであと1年に迫った平成14年。警察庁長官による現場慰問が行われることとなり、D県警では被害者の父、雨宮芳男との交渉が進められていました。 交渉を担当していた県警警務部広報官三上(佐藤浩市)は、警察を全く信用せず慰問を受け入れない雨宮の態度に疑問を抱き、独自で「ロクヨン事件」を調べ始めます。持ち上がる警察内部の隠蔽工作、謎。時を同じくして「ロクヨン事件」を摸倣した誘拐身代金事件が発生し、二つの事件は複雑に絡み合っていくのです。

圧巻の演技で日本アカデミー賞主演男優賞を受賞!

2017年3月3日に行われた日本アカデミー賞最優秀賞発表式。本作『64 ロクヨン』は作品賞や監督賞を始めとする11部門で名前が挙がっており、佐藤浩市が最優秀主演男優賞を獲得しました。 佐藤浩市は第18回の『忠臣蔵外伝 四谷怪談』以来2度目の受賞となります。受賞のスピーチでは映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で3世代目となる息子が俳優デビューすることについて触れる一面もありました。

映画の主演キャストは佐藤浩市

三上義信(みかみよしのぶ)/佐藤浩市

主人公・三上義信は、26年間刑事として犯罪捜査をしてきて、14年前の「ロクヨン事件」も担当していました。しかし、突然、広報室へと異動が決まります。実の娘が家出失踪中という家庭問題を抱えつつも、刑事として「ロクヨン事件」の調査を進めていきます。 本作の主人公、三上義信を演じるのは、日本を代表する名優・佐藤浩市です。2015年は主演作2本を含む5本の映画に出演するなど大活躍していました。 横山秀夫作品の映像化は、他にも、TVドラマ『逆転の夏』、TVドラマ『クライマーズ・ハイ』を経験していて、今回、映画『64 ロクヨン』が3作目です。

D県警広報室メンバー

諏訪尚人(すわなおと)/綾野剛

主人公三上の右腕的存在、警務部秘書課所属の係長、諏訪尚人を演じるのは、演技に定評のある若手俳優綾野剛です。2013年日本アカデミー賞新人賞を受賞。2015年には連続ドラマ『コウノドリ』で単独初主演を果たしました。 諏訪尚人は、記者の懐柔に取り組む広報室の一員です。ひねくれた役柄を演じることの多い綾野剛ですが、今作ではまっすぐで真面目な演技が新鮮です。

美雲志織(みぐもしおり)/榮倉奈々

広報室のメンバーの紅一点、警警務部秘書課、美雲志織を演じるのは、女優榮倉奈々です。 2010年日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。代表作に『余命1ヶ月の花嫁』(2009年)、『アントキノイノチ』(2011年)、『図書館戦争シリーズ』(2013年・2015年)等があります。 同じく三上の部下で、記者クラブの懐柔に日々取り組みます。記者クラブの人たちを信用すべきか、上司の三上に意見すべきか、そして紅一点としての振る舞い方などに悩みつつも三上を支えます。

警務部キャスト

赤間(あかま)/滝藤賢一

警務部長赤間を演じるのは、2013年TBS日曜劇場『半沢直樹』で堺雅人演じる半沢と同期の銀行員・近藤直弼役を好演し、一躍人気者となった滝藤賢一です。代表作に『ゴールデンスランバー』(2010年)等があります。 部下の三上を尻に敷き、非道徳的とも言える指令を下す嫌な上司役を熱演しています。

二渡(ふたわたり)/仲村トオル

三上の同期、警務部所属の警視二渡を演じるのは、人気俳優仲村トオルです。代表作に『ビー・バップ・ハイスクールシリーズ』、『あぶない刑事シリーズ』、『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』(2014年)等があります。

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刑事部キャスト

荒木田(あらきだ)/奥田瑛二

刑事部長荒木田を演じるのは、俳優奥田瑛二です。代表作に『金曜日の妻たちへIII 恋におちて』(1985年)、『男女7人夏物語』(1986年)があります。近年では映画監督としても活躍しています。

松岡(まつおか)/三浦友和

刑事部捜査一課長所属、「ロクヨン事件」の班長、松岡を演じるのは俳優三浦友和です。2011年第35回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞、2012年には紫綬褒章を受賞しました。妻は元歌手・女優の山口百恵。長男はシンガーソングライター、俳優の三浦祐太朗、次男は俳優の三浦貴大です。

三倉(みくら)/小澤征悦

刑事部捜査一課次席の三倉を演じるのは、俳優小澤征悦です。 指揮者の小沢征爾とモデルで女優の入江美樹の息子で、過去出演作には、映画『クライマーズ・ハイ』(2008年)年、映画『ホットロード』(2014年)、大河ドラマ『義経』(2005年)、『篤姫』(2008年)などがあります。

落合(おちあい)/柄本佑

刑事部捜査二課長の落合を演じるのは、若手俳優の柄本佑です。キャリア組の新人刑事という役柄。 柄本佑は、父は俳優・柄本明、母は女優・角替和枝、弟は俳優・柄本時生、妻は女優の安藤サクラという芸能一家の一員で、主な出演作に、映画『まほろ駅前多田便利軒』(2011年)、映画『横道世之介』(2013年)、映画『ピースオブケイク』(2015年)などがあります。

元ロクヨン捜査班

幸田一樹(こうだかずき)/吉岡秀隆

元刑事で、ロクヨン事件後辞職した幸田一樹を演じるのは、俳優吉岡秀隆です。 2006年第29回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、2008年第31回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞しました。代表作に『北の国からシリーズ』、『男はつらいよシリーズ』、『Dr.コトー診療所シリーズ』、『ALWAYS 三丁目の夕日シリーズ』等があります。

日吉(ひよし)/窪田正孝

元科捜研研究員でロクヨン事件後、辞職し引きこもりとなった日吉を演じるのは今急成長の若手俳優窪田正孝です。代表作に『花子とアン』(2014年)、『デスノート』(2015年)等があります。

他県警メンバー

辻内(つじうち)/椎名桔平

D県警本部長辻内を演じるのは俳優椎名桔平です。1999年エランドール賞新人賞を受賞、2000年第23回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞しました。代表作に『不夜城』(1998年)、『金融腐食列島 呪縛』(1999年)、『アンティーク』(2001年)等があります。

記者クラブ

秋川(あきかわ)/瑛太

県警と対立する記者クラブ、東洋新聞キャップの秋川を演じるのは若手俳優瑛太です。2009年第33回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞しました。代表作に『ラストフレンズ』(2008年)、『最高の離婚』(2013年)、『まほろ駅前多田便利軒』(2011年)等があります。妻は歌手の木村カエラ、実弟は俳優永山絢斗です。

手嶋(てじま)/坂口健太郎

同じく記者クラブの一員で、秋川の部下の手嶋を演じるのは、今ドラマに映画に引っ張りだこの坂口健太郎。坂口健太郎は、ファッション誌『MEN'S NON-NO』のモデルで塩顔ブームの火付け役として人気に。2015年にドラマ『コウノドリ』でドラマ初出演を果たしました。主な出演作に、映画『海街Diary』(2015年)、映画『ヒロイン失格』(2015年)、ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016年)があります。2016年のNHK朝ドラの『とと姉ちゃん』やTBSドラマ『重版出来!』にも出演が決まっています。

ロクヨン事件関係者キャスト

雨宮芳男(あめみやしげお)/永瀬正敏 

ロクヨン事件の被害者雨宮翔子の父親雨宮芳男役を演じるのは俳優永瀬正敏です。1996年第20回日本アカデミー賞優秀助演男優賞、1997年第21回日本アカデミー賞優秀助演男優賞、2004年第28回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞しました。代表作に『隠し剣 鬼の爪』(2004年)、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(2007年)、『あん』(2015年)等があります。

目崎正人(めざきまさと)/緒形直人

「ロクヨン事件」を真似たと思われる「第2の身代金誘拐事件」被害者かすみの父親役を演じるのは俳優緒方直人です。代表作に『予備校ブギ』(1990年)、『100億の男』(1995年)等があり、TBSのドキュメンタリー番組『世界遺産』のナレーションも務めました。父親は俳優緒方拳、妻は女優・仙道敦子です。

三上家を演じたキャスト

三上美那子(みかみみなこ)/夏川結衣

主人公三上義信の妻美那子を演じるのは女優夏川結衣です。2010年第34回日本アカデミー賞 優秀助演女優賞を受賞しました。代表作に『87%』(2005年)、『結婚できない男』(2006年)、『孤高のメス』(2010年)等があります。

三上あゆみ(みかみ)/芳根京子

三上の娘・あゆみを演じるのは、若手女優の芳根京子です。2014年に朝ドラ『花子とアン』で蓮子(仲間由紀恵)の娘役を演じました。三上あゆみは、自分の容姿に悩み整形手術を希望するも、父親・三上義信に反対されたのを理由に家出を図る、という役どころです。

主題歌は小田和正に決定!

楽曲タイトルは「風は止んだ」。瀬々敬久監督が熱望し、主題歌のオファーをしたことがきっかけで夢のタッグが実現しました。小田和正自身が原作を読み書き下ろした最新曲です。楽曲に対して佐藤浩市と瀬々敬久監督は次のようにコメントしました。
≪佐藤浩市≫映画『64-ロクヨン-前編/後編』は、原作を読んだときから大変な仕事になるという覚悟を決めて撮影に臨んだ作品。完成した映画のラストに小田和正さんの曲が流れたとき、ようやく永い戦いが終わったように穏やかな気持ちになれました。
引用:64-movie.jp/
≪瀬々敬久監督≫荒涼とした大地、ネブラスカと同じように北関東のささくれ立った風景の中で展開していく『64-ロクヨン-前編/後編』の世界に挿す一筋の光、それが今回の小田さんの楽曲です。この曲のおかげで映画はさらに大きなものを得ることが出来ました。小田さん、本当に感謝しています。ありがとうございました!
引用:64-movie.jp/

映画『64 ロクヨン』前編ネタバレ

昭和64年に発生した少女誘拐事件「ロクヨン」

昭和64年1月、関東近県で7歳の少女・雨宮翔子が誘拐される事件が発生。三上と捜査班班長の松岡が雨宮家に向かうと、自宅班の幸田、日吉、柿沼が待機していました。 三上は追尾班として、身代金2000万円が入ったスーツケースを運ぶ被害者の父・雨宮芳男の車を追いますが、土地勘がある犯人に翻弄され続けます。身代金は奪われてしまい、事件発生から数日後に廃車のトランクから翔子の遺体が発見されたのでした。 たった7日間の昭和64年が幕を閉じ、年号は平成へ。刑事たちは幼い命と遺族の悲しみを忘れないよう胸に刻み、事件を「ロクヨン」と呼んで解決を誓いました。時は流れて平成14年、三上は刑事部から警務部秘書課広報室へ異動になり、広報官として働いています。 部長の赤間から、時効が迫るロクヨン事件について警察庁長官の視察が決まったため、雨宮家へ長官の慰問許可を取り付けるよう命じられました。

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記者クラブとの衝突、警察による隠蔽の証拠となる「幸田メモ」

そんな中、記者クラブが長官視察の記者会見のボイコットを表明しました。その理由は、県警が交通事故を起こした妊婦の実名を公表しないことへの抗議でした。 三上は雨宮家を訪問しますが、娘を亡くし、6年前に妻も亡くした雨宮は廃人同然でした。事件関係者を訪ねる内に、二渡が探していると見られる「幸田メモ」の存在を知る三上。幸田は事件の半年後に退職し、日吉も自宅で14年間引きこもっていました。 調査を続けると、自宅班の元には公表されていない犯人の電話が1本かかっており、科捜研の日吉のミスで録音に失敗していたと判明。刑事部は隠蔽に動き、内部告発しようとして警察を追われた幸田が真実を記したメモこそ、幸田メモなのです。 その後、隠蔽については代々の刑事部長の間でかん口令が敷かれていました。雨宮は警察による隠蔽工作を知っていて、慰問を頑なに拒絶していたのでした。

警察庁長官の視察目前で発生した誘拐事件

三上は雨宮家を再訪問し、無事に長官訪問の承諾をもらえました。しかし、長官は慰問の場で刑事部長を本庁人事にすると宣言する予定だったのです。刑事部はこの人事の情報を掴み、視察を中止に追い込むために警察と記者クラブとの関係悪化を仕組んだのです。 やがて、事故被害者の老人が亡くなり、三上はマスコミに妊婦の実名公表を決断。代わりに視察やロクヨン事件も記事にするよう頼み、会見のボイコット回避に成功します。 視察が翌日に迫る中、県警管内で誘拐事件が発生し、刑事部が動き出していました!

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映画『64 ロクヨン』後編ネタバレ

平成の世に蘇ったもう一つのロクヨン事件

今回の誘拐事件の犯人は、身代金の額、現金の入ったスーツケースを父親が車で運ぶなど、ロクヨン事件を模倣するかのような要求をしてきました。三上は東京の記者や記者クラブと報道協定を結ぶ会合を開きますが、刑事部は一切の情報を明かそうとしません。 記者クラブとの"事件は基本、実名報道にする"という約束を守るため、捜査本部に乗り込んだものの、捜査一課の御倉に阻止されます。ロクヨン事件の捜査班班長だった松岡を説得し、被害者はスポーツ用品店店主・目崎正人の長女、目崎歌澄だと突き止めました。 刑事部の情報遮断に業を煮やし、マスコミ各社の暴走も懸念した三上は、目崎が乗り込んだ車を追う松岡たちの捜査車両への同乗を直訴したのです。

模倣事件から繋がるロクヨン事件の犯人とは

三上は、情報に20分のタイムラグを作ることを条件に同乗を許可されました。諏訪と携帯電話で繋ぎながら、広報室に情報提供を行っていきます。そして、模倣犯が道順を指定する電話をかけてきますが、途中でヘリウムガスが切れてしまい、肉声が聞こえてきました。 その声の主が、あの幸田だったことに衝撃を受ける三上。さらに、歌澄が万引きして警察に補導されたと連絡があり、誘拐はされていないとわかりました。しかし、松岡らは目崎に娘の無事を伝えようとせず、憤る三上に「この捜査班はロクヨン当時の捜査班だ」と教えます。 つまり、ロクヨン事件の犯人は、模倣事件の被害者の父・目崎正人だったのです。 雨宮は警察の捜査に見切りをつけ、土地勘があった犯人は県内の人間だと考えて、公衆電話を使って当時の電話帳の「あ行」から順に電話をかけました。電話の録音には失敗したものの、雨宮は犯人の声を覚えており、記憶を頼りに犯人を探し出したのでした。 模倣事件が起こる少し前、三上と妻が家出中の娘からの連絡かと疑った無言電話は、雨宮が総当たりでかけ続けていた電話だったのです。

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模倣事件の解決と行方不明になった目崎の次女

犯人を突き止めた雨宮は、退職しスーパーの警備員として働く幸田と繋がりを持ち、共謀してロクヨンの模倣事件を仕立て上げました。 幸田は電話で、目崎に一斗缶の中にあるオイルとマッチで身代金を燃やせと指示します。一斗缶の下のメモを読んだ目崎は、娘が死んだと思い倒れ込みますが、14年前の事件に触れたメモを警察に知られるわけにはいかないと、半分にして飲み込んでしまうのです。 警察は「保護」の名目で、目崎をロクヨン事件の重要参考人として確保するも、決定的な証拠がなかったため解放されてしまいました。そんな中、今度は目崎の次女が行方不明になり、雨宮家を訪れた三上がなぜかそこにいた次女を保護します。 雨宮は次女の誘拐も試みたことがあり、次女は接触した際に預かっていた紙袋を大事なものだから返そうと、親に秘密で雨宮を訪ねたのでした。三上は目崎に電話をかけ、「小さな棺までこい」と告げて、翔子の遺体が発見された場所に呼び出しました。

ようやく終わりを迎えたロクヨン事件

空き地に着いた目崎が、放置車両のトランクを開けようとしていると、追って来た三上に「自分も娘がいるのに、なぜ殺したんだ」と問い詰められます。 三上は「わからない」という目崎の言葉に怒り、目崎の顔を何度も川の中に沈めるのですが、この一連のやり取りを目崎の次女に見られてしまいました。かけつけた捜査班や記者にも暴行を目撃され、秋川が書いた三上の暴行事件の記事が新聞に載ってしまうのです。 事件解決を知った日吉は部屋から出てきて、幸田は妻と幼い息子と共に県警へ出頭します。警察内での立場が危うくなる三上に、「俺が守ってやる」と告げる二渡。三上はそれを断り、記者室では三上に代わって諏訪が記者クラブに新たな事件の概要を説明していました。 平成15年1月15日。どんど焼きに来た三上夫婦は雨宮がいることに気付き、三上が目崎の次女から預かった紙袋を渡すと、雨宮は出頭すると言います。そして、紙袋から翔子が描いた家族の絵と彼女が好きだった団子木を火の中に投げ入れ、ロクヨン事件が幕を閉じました。 三上夫婦は燃える火を見つめながら、娘を自分たちの手で探すことを誓うのでした。

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映画『64 ロクヨン』で豪華キャストが織りなす複雑な人間関係に注目

複雑に絡まり合った人間関係と警察内部の確執と失態を細かく描写。新たな事件をきっかけに、散りばめられた伏線が一気に回収されていきますので、1分1秒見逃せません。 また近年稀に見る豪華キャストなのも見どころです。
64 ロクヨン 前編
2016年5月7日公開
日本
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