タップできる目次
- エマ・ワトソン主演映画『美女と野獣』の監督ビル・コンドンに迫る!
- ビル・コンドンのプロフィール
- ビル・コンドンの監督デビュー作品『地獄のシスター』【1990年】
- ボブ・フォッシーのミュージカルを舞台演出家ロブ・マーシャルが映画化『シカゴ』【2003年】
- オスカー受賞の大ヒットミュージカル映画『ドリームガールズ』【2007年】
- 映画『トワイライト』シリーズ最終章!【2012年】
- 国家権力に戦いを挑んだ男の物語『フィフス・エステート 世界から狙われた男』【2014年】
- 名優イアン・マッケランと再びタッグを組んだミステリー『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』【2016年】
- アカデミー賞授賞式やミュージカルのプロデュースも
エマ・ワトソン主演映画『美女と野獣』の監督ビル・コンドンに迫る!
monotojp
エマ・ワトソンが主演を務めるアメリカ版実写映画『美女と野獣』。
ユアン・マクレガー他、脇を固める超豪華俳優陣や、エマ・ワトソンのドレス姿が美しい、カワイイと話題に。
エマ・ワトソンを主演に迎えた実写映画『美女と野獣』で、メガホンを取ったビル・コンドンは『シカゴ』では脚本を、『ドリームガールズ』では監督・脚本を担当し、ミュージカル映画の分野では確固たる地位を築いています。
ディズニーは当初、『美女と野獣』の実写映画化にあたりミュージカル映画として製作することをためらっていました。1992年にディズニーのアニメーションとして公開され、その後、ブロードウェイミュージカルとしても成功を収めている『美女と野獣』。
多くのファンの注目が集まる実写映画もミュージカル映画にするべきだ、というコンドンの強い主張にディズニーが応じて製作されたのが本作です。日本では2017年4月21日に公開されます。
ビル・コンドンのプロフィール
ビル・コンドンはニューヨーク出身の映画監督・脚本家。12歳頃には、脚本を書く面白さに気付いていたそうです。
学生時代に、ボブ・フォッシーが監督・振付を担当したミュージカル映画『スイート・チャリティ』に感銘を受けたコンドン。映画雑誌でジャーナリストとして働いたのち、映画やテレビ番組のプロデュース、脚本執筆を経験します。
映画『フランケンシュタイン』のジェームズ・ホエール監督の晩年を描いた『ゴッド・アンド・モンスター』(2000年)で、アカデミー賞脚色賞を獲得し注目を集めました。
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ミュージカル映画『ドリームガールズ』や、映画『トワイライト』シリーズ最終章『トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン』の監督、映画『シカゴ』の脚本家としても知られています。
ビル・コンドンの監督デビュー作品『地獄のシスター』【1990年】
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ビル・コンドンが脚本も担当した監督デビュー作品『地獄のシスター』は、ある男の復讐を描いたミステリーです。『マスク』のエリック・ストルツ、『ヘイトフル・エイト』のジェニファー・ジェイソン・リーが出演しています。
ルイジアナで姉シャーロットとホテルを経営するルーシー。宿泊客であるマットに惹かれるルーシーですが、ある日、何者かによりルーシーの幼馴染が殺されます。
ミュージカル映画の監督としてブレイクしたコンドンですが、デビュー当時や、テレビ番組のプロデューサー時代には、スリラーやホラー作品を多く手がけていました。
ボブ・フォッシーのミュージカルを舞台演出家ロブ・マーシャルが映画化『シカゴ』【2003年】
Miyu_Kawasuji
まるで舞台を観てるような映画だった 女性の迫力というか、図太さが歌やダンスに昇華されて圧巻のパフォーマンスになっております
好きなのは女囚人達のダンス。殺人犯の狂気とジャズダンスらしい優雅でしなやかな動きが混ざり合って見入っちゃう
でもロキシーの夫にひたすら同情、感情移入してつらかった…;;
シカゴでの成功を夢みていたものの愛人を射殺したロキシーと、不倫した夫を殺しスターの座から転落したヴェルマ。無罪を勝ち取り、スポットライトを浴びるためには手段を選ばない女たち姿が描かれます。
コンドンが脚本を担当し、ブロードウェイ出身の演出家ロブ・マーシャルが監督・振付を務めます。レニー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、リチャード・ギアといった豪華キャストが披露するミュージカルナンバーも話題になった本作はアカデミー作品賞を受賞しました。
オスカー受賞の大ヒットミュージカル映画『ドリームガールズ』【2007年】
____RiN____
音楽がとにかく素晴らしく素敵。
そしてなによりジェニファー・ハドソンの存在感と歌唱力が圧巻。正直ビヨンセを食う勢い。ストーリーもいつの間にか彼女を中心に回っているのでは、と錯覚させられるくらい。
モータウンサウンド全盛期に活躍したシュープリームスをモデルに、女性シンガーグループのサクセスストーリーを描いた『ドリームガールズ』。ビル・コンドンが監督・脚本を担当し、アカデミー助演女優賞、音響録音賞に輝きました。
ジェイミー・フォックス、ビヨンセ、エディ・マーフィが主演を務めます。また、当時無名だったジェニファー・ハドソンを一躍スターダムに押し上げたのもこの作品でした。
本作での成功が、実写映画『美女と野獣』の監督をオファーされるきっかけとなったようです。コンドンはインタビューで、ミュージカル映画の成功の鍵は音楽にかかっていると話しています。
映画『トワイライト』シリーズ最終章!【2012年】
『トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part 1』
Yukie_Ozawa
よく笑うエドワードが一杯観られる‼︎笑
幸せそうなエドワードもいい
結婚式のシーン最高ー♡♡
ハネムーンも行くし‼︎
幸せいっぱいの後はお約束の悲劇…
皆に祝福されて結婚したのに、
なんてこったーと…
ジェイコブの刻印の相手もビックリだし
Part2気になります٩( ᐛ )و
『トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part 2』
Erika0921
トワイライトシリーズは原作も大好き。だけど、原作だと最後の戦いのシーンがないのでその部分では映画で観ることができ良かったです!
aaa_as7
ハッピーエンドで終わるのが好きな私としては誰も死なずに終わった事がとてもよかった!
吸血鬼になったベラが本当にセクシーで魅力的でした♡
人間とヴァンパイアの禁断の恋を描いた人気映画『トワイライト』シリーズの最終章となる2部作をコンドンが監督しました。
Part1では、人間のベラとヴァンパイアのエドワードがついに結ばれるものの、ベラの妊娠が発覚します。そして、Part2でベラとエドワードの娘レネズミを守るための戦いが描かれます。
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アクション映画の経験がなかったというコンドンの抜擢に驚きの声も上がりました。しかしコンドン自身にはホラーやサスペンス作品のプロデュース経験といったバックグラウンドがあります。
世界的な人気を誇るシリーズに、敬愛する古典的ホラー作品の要素を取り入れられる作品であることにコンドンは魅力を感じたそうです。さらに主人公ベラを演じるクリステン・スチュワートに興味を持ったとも語っています。
国家権力に戦いを挑んだ男の物語『フィフス・エステート 世界から狙われた男』【2014年】
tora
ウィキリークスっていう題材にとても惹かれて観たけれど、イマイチ話に入り込めませんでした。ただ創設してからの大きな事件とその背景が分かるので(あくまで離反者側の視点ですが)勉強になりました。アサンジ氏が稀代のジャーナリストなのか単なるエゴイストか、世論も割れているしジャッジが難しいなと。
oddo
カンバーバッチの演技を初めて見たけどなかなかですな。
内部告発サイト ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジを、『ドクター・ストレンジ』のベネディクト・カンバーバッジが演じる本作。ウィキリークスで公開された情報により、国家や大企業といった権力が脅かされていく様子やそれに対する世界の反応が描かれます。
コンドンは機密情報を匿名で公開するという手法に対する議論が活発化することを期待して、本作を製作したそう。ベネディクト・カンバーバッジがジュリアン・アサンジ本人から、降板を求めるメッセージを受け取ったことも明かされ注目を集めました。
名優イアン・マッケランと再びタッグを組んだミステリー『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』【2016年】
southpumpkin
年老いたホームズはワトソンとも別れ、今は田舎で家政婦とその息子とともに暮らしている。そんなホームズが日本旅行から帰ってくるところから物語は始まります。劇中でホームズは自分が受け持った最後の事件に関する小説を綴っています。その最後の事件の回想、さらに直前の日本旅行までを回想する構成です。
ホームズの晩年は苦しいものでした。過去の贖罪によって塞ぎ込み、人の名前をも覚えることができない。相変わらず頭脳は明晰なのが、逆に皮肉のように見えます。長年の親友であったワトソンともあっさり離れたホームズが、老いによる死を目前にし、人々とのつながりを求めるようになる様はとても哀しく感じました。劇中でホームズにあった人々は「こんなの小説で知っているホームズじゃない」と言いますが、それは我々観客の言葉を代弁したものでしょう。人間離れしたホームズが、歳を老ったがために人間的になっていく。どこか物悲しく、儚くも美しい快作でした。
映画としても意表をつく展開も多く、静かな作品ながらも飽きさせない工夫もなされています。
劇中劇として「小説版シャーロック・ホームズの映画」が流されます。現在も映画、ドラマが製作され幅広く人々から愛されるシャーロック・ホームズとの住み分けがきちんとなされている点も非常に評価が高いです。
年老いて認知症を患い始めたシャーロック・ホームズが、現役最後となった未解決事件の真相を追うミステリーです。
主人公シャーロックを演じるのは、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズにも出演する名優イアン・マッケラン。『ゴッド・アンド・モンスター』で主役を、実写版『美女と野獣』では時計のコグスワースを演じるなど、コンドン作品に縁があります。
またホームズの家政婦マンロー婦人を演じるのはローラ・リニー。コンドンが監督を務めた『愛についてのキンゼイ・レポート』(2005年)で、アカデミー助演女優賞にノミネートされました。さらに日本を訪れるホームズを案内するミスター・ウメザキ役で、真田広之が出演しています。
アカデミー賞授賞式やミュージカルのプロデュースも
"Oh, I adore New Year's Eve!" pic.twitter.com/7mBj1JAQJ4
— Side Show Broadway (@SideShowBway) 2014年12月31日
映画監督として注目を浴びる前は、テレビ番組の脚本家やプロデューサーとして活動していたコンドン。そうした経験から2009年の第81回アカデミー賞では、授賞式の生放送番組のプロデューサーを務めました。
また、2014年にはブロードウェイミュージカル『サイド・ショウ』のリバイバル公演の演出を担当するなど、幅広い分野で活躍しています。
2018年に公開が予定されているヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画『ザ・グレイテスト・ショーマン(原題)』には、脚本家として参加するようです。