2017年12月1日更新

瞳の色は声優と同じ?『カーズ』シリーズが面白くなる18のトリビア

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『カーズ』シリーズが面白くなる、マニアックなトリビアをご紹介!

2006年公開のピクサー制作のディズニー映画『カーズ』。真っ赤なレーシングカー、ライトニング・マックィーンを主人公にした人気シリーズは現在3作目まで製作されています。 今回はそんな『カーズ』シリーズが10倍面白くなる、驚きのトリビアをご紹介します!その前に『カーズ1』と『カーズ2』のあらすじをおさらいしましょう。

記念すべきシリーズ1作目!『カーズ』あらすじ

ライトニング・マックィーンは若き天才レーサー。ピストン・カップでは史上初となる新人チャンピオンの座を狙いますが、自分勝手な性格のせいで仲間の信頼が得ることができません。 カリフォルニアでの決勝レースへ向かう途中トレーラーと離れ離れになった彼は、ルート66沿いの田舎町ラジエーター・スプリングスに迷い込みます。そして、壊してしまった道路の舗装を終えるまで町から出られなくなったマックィーンでしたが、やがて住人たちに溶け込み、本当に大切なものを見つけます。 そして迎える最終レースの日。彼が最後に取った行動とは……?

『カーズ2』あらすじ

ワールド・グランプリに出場することになったマックィーンは、相棒のメーターとともにまずは第一レースのある日本へ向かいます。メーターのせいで1位になれなかったマックィーンは、一方的に絶交を言い渡し、2台は離れ離れに。 一方バイオ燃料アリノールを使用した車が続々と事故に見舞われる件を調査していた英国スパイのフィン・マックミサイルとホリーは、メーターのことをスパイ仲間と勘違いし行動をともにします。 果たして、ワールド・グランプリの裏で暗躍するペッパー・ファミリーの正体とは?そして、マックィーンとメーターは友情を取り戻し無事にラジエーター・スプリングスに帰れるのでしょうか?

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1.最初のタイトルは『Route 66』

『カーズ』に当初つけられるはずだったタイトルは『Route 66』。しかしすでに1960年代に同じタイトルのテレビドラマが放映されていたことから、『カーズ』に変えられました。

2.マックイーンの名前の由来はグレン・マックィーン

主人公マックイーンの名前は、グレン・マックィーンという人物にちなんだものです。 ピクサーのアニメーターだったグレンは『トイ・ストーリー』(1995)のウッディや『モンスターズ・インク』(2001)のブーなどをデザインした生みの親でもありますが、2002年に42歳の若さで病死しました。 グレンの死の直前に仲間たちは彼に「『カーズ』の主役にあなたの名前を使うから」と約束したそうです。

3.声優とキャラクターの瞳の色は同じ

表情豊かな車たちが活躍する本作。登場する主要キャラクターの瞳の色は、声優の瞳の色と同じなのです。 主人公のライトニング・マックィーンの声を担当するのは『ナイトミュージアム』シリーズや『ダージリン急行』(2007)などで知られる俳優のオーウェン・ウィルソン。たしかにマックィーンは彼と同じ青い瞳をしています。メーター役のコメディアン、ラリー・ザ・ケーブル・ガイはブラウンがかったグリーンの瞳、サリー役の女優ボニー・ハントはエメラルドグリーンの瞳です。 実際に声優の顔写真とキャラクターを比べてみると、どことなく顔立ちまで似てる気がするので不思議です。

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4.ミハエル・シューマッハが声優として参加している

本作には本物のレーサーたちも声優として参加しています。 F1レーサーのミハエル・シューマッハはフェラーリF430役で出演。その他にもF1レーサーのマリオ・アンドレッティ、NASCARドライバーのデイル・アーンハート・ジュニアも出演しています。さらにドイツ語吹き替え版では、F1レーサーのニキ・ラウダとミカ・ハッキネンも出演。 カーレースファンは要チェックです!

5.グッズがバカ売れし、ピクサーを大儲けさせた

『カーズ 』(2006)の世界興収は6010万ドル、『カーズ2』(2011) は6610万ドル。これはまずまずの結果と言って良いでしょう。 ちなみに昨年公開されたイルミネーション・エンタテインメントの『ペット』(2016)が全米公開3日間で興行収入1億320万ドルを突破し、続編ではないアニメ作品としての歴代1位の記録を樹立しました。 しかしマテル社から発売された『カーズ』キャラクターのミニカーは、世界中で爆発的に売り上げを伸ばし、グッズ販売だけでもピクサーに100億ドルの利益をもたらした言われています。 たしかに、個性的なキャラクターたちのミニカーはコンプリートしたくなっちゃいますね。

6.『カーズ』に登場するA113

ピクサーやディズニーアニメの中で暗号のようにさりげなく登場する「A113」。実はこれ、カリフォルニア芸術大学アニメーションクラスの教室番号なんです。アニメーター間での内輪向けジョークのようなものですね。 実は本シリーズ内にもA113は登場しています。まずはマックイーンの親友、モーターのナンバープレート。踏切を通る電車のトレヴ・ディーゼルの車体にもA113が。『2』では飛行機の尾翼の数字がA113にもなっていますね。 ちなみにカリフォルニア芸術大学のアニメーションクラスは卒業生の多くがアニメ制作に携わる名門クラス。ピクサーやディズニー作品以外でもテレビアニメや実写映画の中で発見されることもあるそうです。

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7.エンディングテーマはチャック・ベリーの予定だった

『カーズ』のエンディングテーマはジャズのスタンダードナンバーとして名高い「ルート66」。多くのミュージシャンにカバーされてきた名曲で、 チャック・ベリーの5枚目のアルバム『New Juke Box Hits』の中にも収録されています。 制作者は当初、チャック・ベリーのシングルのB面に収録されたあまり有名でないバージョンの「ルート66」をテーマ曲に希望し、ベリーのレコード会社を訪れましたが、スタッフの誰もがそのバージョンは知らないと言われ断られてしまいました。最終的にはチャック・ベリーから強く影響を受けたとされるミュージシャン、ジョン・メイヤーによるカバーを採用しました。 ちなみにその後ベリーのレコード会社が倉庫を漁ってみたところ、ピクサー側の言っていたバージョンはたしかに存在することが判明しました。

8.マックィーンの舌を出す癖は、監督の癖?ジョーダンの癖?

主人公マックィーンは何か考えごとをしている時に、舌を飛び出させる癖がありますね。これは、ジョン・ラセター監督のクセをアニメーターが遊び心から取り入れたそうです。 またマックイーンのモデルは伝説のバスケ選手であるマイケル・ジョーダンであるとも言われています。彼はシュートを決める際に舌を出す癖があり、それがマックイーンのこの癖になっているのだとか。

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9.マックィーンの車体番号は『トイ・ストーリー』の公開年

Legendary. ⚡ #Cars3 is now playing. #PixarInPictures

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主人公マックィーンの車体に書かれた番号は95。これはピクサーの初映画『トイ・ストーリー』の公開年が1995年であることから採用された数字です。まさにピクサーのはじまりの年ですね。 他のキャラクターたちのナンバープレートにもそれぞれ意味があります。フィアット 500のルイジのプレートナンバー445-108は、イタリアのモデナにあるのフェラーリ工場の緯度と経度です。またマーキュリー・ポリス・クルーザーのフィルモアのナンバー「51237」は声優のジョージ・カーリンが1937年5月12日生まれであることから取られています。

10.ピザプラネットのトラックも登場

『トイ・ストーリー』以降ピクサー映画のどこかに必ず登場するピザプラネットのトラック。ピクサーファンにはお馴染みの存在ですよね。本シリーズではどこに登場したかわかりましたか? 実は『カーズ』では最終レースの会場の入り口付近に並んでいる観衆の車の中に登場していました。『カーズ2』ではラジエーター・スプリングス・グランプリの観衆の中に映っています。

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11.受付カウンターで働く双子の姉妹の名前はサツキとメイ

『カーズ2』に登場する、東京国際空港の受付カウンターで働くブルーのスマート・フォーツークーペの双子の姉妹。彼女たちの名前が「サツキとメイ」なのはご存知でしたか? ジョン・ラセター監督は宮﨑駿の大ファンで非常に影響を受けたそうです。

12.『カーズ2』の挿入歌にPerfumeの「ポリリズム」が!

舞台として東京も選ばれた『カーズ2』。本作でストーリーの中心となるワールド・グランプリレースの前夜のパーティー会場で挿入歌として日本人にはおなじみのPerfumeの「ポリリズム」が流れており、またサントラ盤にも収録されています。 ジョン・ラセター監督がこのシーンで流す日本人アーティストの曲を探していたところ、J-POPに詳しいピクサースタッフが推薦し、監督も非常に気に入ったからだそうです。

13.『カーズ』のキャラクターがWEEZERのPVに登場

『カーズ2』でマックィーンとメーターが日本にやって来るシーンで流れるのがのシーンで流れる曲は、本作と同名のバンドThe Carsが1984年に発表した「ユー・マイト・シンク」を、日本でも人気のロックバンドWEEZERがカバーしたものです。 親日家としても知られるWEEZER。プロモーションビデオでは、映画のキャラクター達と、日本の風景、WEEZERの日本公演に集う日本人ファンの様子がシンクロして映し出されます。

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14.『カーズ2』にはピクサーファンにはおなじみの看板が登場

本作にはピクサー作品ファンにはおなじみの看板も登場します。 『レミーのおいしいレストラン』(2007)で主人公レミーの前に幽霊となって現れる伝説のシェフ、グストー。さらには『トイ・ストーリー3』(2010)のロッツォ・ハグベアの宣伝カーも。 ちなみにロッツォ・ハグベア『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)にも先行出演しています。探してみてください!

15.『カーズ』シリーズのスピンオフ作品も登場

2013年に公開された『プレーンズ』は『カーズ』シリーズのスピンオフ作品です。 本作は農薬散布用飛行機であるダスティがレースに憧れる彼が仲間の力を借りながら飛行機レース大会に参加するという作品。つまりは『カーズ』の飛行機版ですね。こちらはピクサーではなくディズニーによって制作されたようですが、世界観は一緒になっています。 2014年には続編の『プレーンズ2/ファイアー&レスキュー』も公開されました。

16.ラスティー&ダスティー兄弟の声優は自動車修理番組の司会者

マックイーンのスポンサーでラスティーズ社を経営する社長兄弟のラスティーとダスティー。軽妙な掛け合いを見せる二人の声優を務め、キャラクターのモデルにもなったのが、マグリオッチ兄弟です。 彼らは1970年代から全米ラジオにて放送されている『Car Talk』という番組の司会者として、自動車ファンの間では有名な人物です。 技術者である兄弟が、世界中からかかってくる車の修理に関する電話相談を受け、ときに真摯にアドバイスし、ときには笑い飛ばす人気番組でした。兄のトム・マグリオッチは2014年に77歳で亡くなりました。

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17.ルート66の歴史専門家が製作に参加

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https://www.amazon.com/Route-66-Mother-Road-Anniversary/dp/0312281617/ref=sr_1_3?ie=UTF8&qid=1498758155&sr=8-3&keywords=Michael+Wallis

カゴとサンタモニカを結び大陸を横断する国道66号線(ルート66)。1985年に廃線になりましたが、これまでさまざまな映画や小説の舞台となってきました。 本作に登場するラジエーター・スプリングスは架空の街ですが、監督のジョン・ラセターとジョー・ランフト、ピクサーのスタッフは実際にルート66上に位置するオクラホマ、テキサス、ニューメキシコ、アリゾナなどの街を訪れ、その経験を元にラジエーター・スプリングスのイメージを固めたそうです。 その旅のガイドをつとめたのが、作家でありルート66の研究家として知られるマイケル・ウォリス。ウォリスは本作中、保安官の車の役で声優としても参加しています。

18.『カーズ/クロスロード』はドック・ハドソンとの思い出話が…

1作目に登場した1951年型ハドソン・ホーネットのドック・ハドソン。伝説のレーシングカーでありマックイーンを支えたキャラクターでしたが、声優をつとめたポール・ニューマンが2008年に83歳でなくなったため『2』には登場しませんでした。 しかしシリーズ3作目となる『カーズ/クロスロード』にはドック・ハドソンが再び登場! ベテランとなったライトニング・マックィーン。新たなライバルも出現し、引退についてもささやかれるようになった彼が、ラジエーター・スプリングスの仲間たちと共に再起をかけて奮闘します。師匠であるドック・ハドソンとの思い出話も本作のみどころ。 『カーズ/クロスロード』は日本では2017年7月15日に公開されました!