2019年2月16日更新

ピクサー映画全20作品おすすめランキング【完全保存版】

モンスターズ・インク
©T.C.D / VISUAL Press Agency

「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」などで知られるアメリカのアニメーションスタジオ・ピクサーは子供から大人まで世代を問わない傑作映画を数多く発表してきました。今回は絶対見るべきおすすめのピクサー映画をランキング順に紹介します。

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ピクサー映画はどれも傑作揃い!

『トイストーリー』 (ゼータ)
© Walt Disney Pictures

1995年公開の『トイストーリー』を長編アニメ映画第1作とするピクサー映画は、2019年現在まで20作品が製作・公開されています。2006年より、ディズニーの子会社となり、描かれる世界観や作品自体が持つ魅力もさらにパワーアップ。毎年魅力的なキャラクターを生み出し、長編アニメ映画界を牽引してきました。 アニメファンはもちろん、これからピクサー映画の魅力にハマってみたいという人にもおすすめ作品をランキング形式で紹介します。

20位:『メリダとおそろしの森』【2012年7月21日公開】

ピクサー初のプリンセスは勇敢な少女!

ピクサーがディズニーに加わってからおよそ20年後の2012年、満を持して発表した初のプリンセス映画が『メリダとおそろしの森』でした。 しかしプリンセス映画といっても、メリダは弓矢や乗馬を得意とする活発な少女。ディズニープリンセスとは一線を画す存在です。また本作はプリンセス映画であると同時に、メリダと母エノリア王妃の複雑な関係が描かれている親子の物語でもあります。 ストーリー的には他のピクサー作品と比べると薄く、親子の物語にしてはあまりそこに重点が置かれていない印象です。さらに、全体的にトーンが暗いのもあまり人気が出なかった要因かもしれません。 とはいえ、CG技術はさすがピクサー。髪の毛のなびき方や風景の美しさは文句なしの仕上がりとなっています。また、吹き替えでメリダを演じた大島優子に対しては、自然な演技が好評価を得ました。

19位:『アーロと少年』【2016年3月12日公開】

名作へのオマージュが盛りだくさんのピクサー作品

2016年3月公開『アーロと少年』は地球に隕石が落ちず、恐竜が絶滅しなかった「もしもの世界」を舞台に、アパトサウルスのアーロと人間の少年・スポットの交流を描いた作品。 本作では、弱虫だった主人公が冒険や友情を経験し、勇敢になっていくという王道の展開がピクサーらしく描かれています。それに対して「物足りない」と思う人もいれば「最高に感動した」という人もおり、評価が分かれるため19位にランクイン。 しかし、『ジュラシック・パーク』『ライオンキング』など名作映画を思い起こさせる場面が満載の本作は映画ファンなら多くの人が楽しめる1本です。例えば、アーロとスポットが他の恐竜に襲われた際にTレックスが救ってくれるのですが、同じく『ジュラシック・パーク』でもTレックスが博士を危機一髪のところで救っています。 さらに、CG技術の高さは「メリダ」からさらに進化。まるで実写かと見間違うかのような美しい自然が表現されています。

18位:『カーズ2』【2011年7月30日公開】

個性豊かなレーシングカーたちが活躍する人気シリーズ第2作

長編作品『カーズ』の続編にあたる『カーズ2』は、2011年に公開されました。ピクサーアニメの中では、「トイストーリー」と同じくシリーズ展開されている作品です。前作で親友となったマックイーンとメーターの友情の亀裂と、レースに仕掛けられた陰謀というスリル溢れる展開が描かれています。 本作ではどちらかというとメーターにスポットが当てられており、ストーリー的にも前作から毛色がガラッと変わるので「続編」というよりは「スピンオフ」といった印象。前作のようなノスタルジーさは感じられず、それに対し残念に感じる人もいるようです。 しかし、メーターのボケっぷりや純粋さが作中で存分に表現されているので、メーターファンにはたまらない一作でしょう。

17位:『バグズ・ライフ』【1999年3月13日公開】

虫にも虫の世界があることを気づかされる作品

1999年公開『バグズ・ライフ』は『トイ・ストーリー』の次に発表されたピクサー第2作目の作品です。様々な虫が暮らすアントアイランドを舞台に、イソップ童話『アリとキリギリス』をベースにした物語が語られます。 ストーリー的には、主人公で、空回りばかりするアリのフリックが最初は周りから浮いた存在であったものの、バッタ一味との戦いなどを通して他のアリたちから信頼を得ていくという展開になっています。 虫というキャラクター設定は、ピクサーにしては少々地味だと言えるためあまり爆発的な人気に繋がりませんでしたが、自然の摂理や厳しさがきちんと描かれている作品です。 バッタのホッパーがアリたちに向けた「お前らはただ俺たちの食料を運べば良いんだ」という発言に対して「アリはバッタの奴隷じゃない。自分たちがいなければお前たちは食料を得られないのだから、バッタがアリを必要としているんだ。」というフリックの発言は思わずハッとしてしまいます。

16位:『レミーのおいしいレストラン』【2007年7月28日】

“ネズミが料理人” その設定で評価が分かれたピクサー作品

『レミーのおいしいレストラン』(2007)はブラッド・バードがピクサーで手掛けた2本目の作品、ネズミなのに料理好きでフランス料理のシェフになることを夢見るレミーとシェフ見習いの青年リングイニの友情とシェフとしての成長が描かれています。 料理を扱う場所ではご法度の存在“ネズミ”がシェフになりたいという夢を持つという設定により、本作は賛否両論が大きく分かれる作品となりました。(やはり生理的に受け付けないという視聴者もいるようですが……) しかし、ピクサーの映像技術を駆使して生み出された料理はどれも美味しそうで、料理作品好きにはたまらない作品と言えるでしょう。特に物語のカギを握るラタトゥイユは食べたくなること間違いなしのメニュー第1位!

15位:『カーズ』【2006年7月1日公開】

勝つことだけが全てじゃないことを教えてくれる作品

2006年公開の『カーズ』は車が意思を持つ世界が舞台、レース界のスーパースター“ライトニング・マックイーン”がひょんなことから田舎町ラジエーター・スプリングスに迷い込み、親友や大切な存在を手にしていく物語が語られます。 魅力的な車キャラクターがたくさん登場する本作は、子供たちからの支持が高いピクサー作品です。また主人公が車でありながら、キャラクターに同情できる、複雑な葛藤であったり、恋愛であったりと、単なるアニメーション映画では終わらないのが魅力の一つです。 また、徹底的に車がキャラクター化されており、虫まで車で表現されている点など細部までのこだわりがひしひしと伝わってきます。

14位:『カールじいさんの空飛ぶ家』【2009年12月5日】

多くの人が涙する冒頭にピクサーの凄さが凝縮されている作品

『カールじいさんと空飛ぶ家』はピクサー屈指の感動作として知られる作品です。頑固なおじいさん“カール・フレドリクセン”が妻との約束を果たすため空飛ぶ家で冒険へと出掛けます。 本作冒頭のカールと妻エリーの感動的なモンタージュ映像は多くの人の涙を誘い、本作の良さがここで集約されていると言っても過言ではありません。大切な存在を失くした悲しみやそこからの克服を描くという点では、ピクサーのストーリー構成技術が光っています。

13位:『ウォーリー』【2008年12月5日公開】

大人からの支持が高いピクサー作品

2008年公開『WALL-E/ウォーリー』はピクサーの実力を改めて世界に知らしめた傑作です。西暦2805年を舞台に、旧型のごみ収集ロボット“ウォーリー”と最新型の地球探査ロボット“イヴ”の愛の物語が語られます。 限られた表情や仕草だけで繊細に表現されたウォーリーはとてもチャーミング、世界中の人の心をわしづかみにしました。洗練された映像やプロットにより、大人からも高い支持を集めたピクサー作品です。 また、言葉の少なさを表情や仕草で補っているという点でも大人向けと言えます。そのため、幼い子供が見ると理解が難しい可能性も考えられるので13位にランクイン。

12位:『ファインディング・ドリー』【2016年7月16日公開】

なんでも忘れちゃうドリーが唯一忘れなかったのは……

『ファインディング・ドリー』は『ファインディング・ニモ』の続編で、忘れん坊のナンヨウハギ・ドリーを主役とした作品。ドリーが忘れていた生い立ちや家族についての記憶をたどる冒険が繰り広げられます。 何よりもベイビードリーが可愛い!この可愛さだけでも一見の価値ありですが、本作に登場するキャラクター皆にも注目して欲しいのです。彼らは皆どこか欠点を持っているのですが、仲間の手によってその欠点が埋められていく様子が丁寧に且つダイナミックに描かれているのが、本作の魅力の一つです。 小ネタや伏線回収もなされており全体的に良作と言えますが、ドリーの性格に対してもどかしく感じる視聴者もいるようなので12位にランクインさせました。

11位:『モンスターズ・ユニバーシティ』【2013年7月6日公開】

夢を持ち続けることの大事さを教えてくれた作品

2013年公開『モンスターズ・ユニバーシティ』は『モンスターズ・インク』の前日譚が語られる作品。マイクとサリーの出逢いや2人のキャンパス生活が描かれています。 いくら見た目が可愛くても、それはモンスターの世界では役に立ちません。そんな逆境にもめげずに立ち向かうキャラクターをついつい応援してしまうストーリーは、親子で観たい作品の代表作となっているのではないでしょうか。 また前作が公開された2001年よりも技術が進歩しているため、サリーの毛並み表現などアニメーションがオリジナルよりも大幅に進化しています。ただ、やはり前作のストーリーやブーの可愛さには及ばず11位にランクイン。

10位:『トイ・ストーリー2』【2000年3月11日公開】

ウッディの正体が判明するシリーズ第2弾

アンディのおもちゃたちが繰り広げる愉快な物語を描いた『トイストーリー』の続編がこの『トイストーリー2』です。 少年アンディのおもちゃたちは、ウッディをはじめ皆仲良しで、飼い犬のバスターとも良い関係を築いていました。そんな中ある出来事がきっかけで、ウッディがおもちゃ屋に盗まれてしまいおもちゃたちのウッディ救出作戦が始まります。 ウッディが修理屋の手によって新品同様に復活していくシーンはファンの中でも話題に。

9位:『ファインディング・ニモ』【2003年12月6日公開】

子供にはトラウマ?大人は泣ける!

『ファインディング・ニモ』(2003)はオーストラリアを舞台に、カクレクマノミのマーリンとナンヨウハギのドリーが人間に捕らえられたマーリンの息子ニモを探す物語が語られます。 メインキャラクターの他にもウミガメのクラッシュやサメのトリオなど魅力的な海洋キャラクターがたくさん登場、海底世界は息を呑むほど美しく描かれています。 魚から見た人間の世界が描かれていることで、自分が人間であることを忘れ「人間って怖い!」と感じた子供時代。その後、大人になってからは親から見た子供への愛情がひしひしと伝わり、泣ける作品となっているように思います。 子供も大人も本作に学ぶことがあるという点ではやはり傑作と言えるでしょう。ただ、歯医者のシーンがトラウマ……という人もいそうなので9位にランクイン。

8位:『Mr.インクレディブル』【2004年12月4日公開】

ピクサー初の人間が主人公になった作品

『Mr.インクレディブル』(2004)は動物やおもちゃではなくピクサーが初めて人間を主役に迎えて製作した映画。人間とは言っても、本作は超人能力を持つキャラクターたちが主役のスーパーヒーロー映画です。 長男のダッシュが水の上を颯爽と走るシーンなど誰もが見て楽しめるシーンもある一方、ピクサー作品にしては珍しく人が死んでしまうシーンもあるのでどちらかというと大人向けかもしれません。

7位:『インサイド・ヘッド』【2015年7月18日公開】

感情が主人公!アカデミー賞受賞作品

2015年公開『インサイド・ヘッド』は少女ライリーの頭の中の感情を主人公とした作品。感情がキャラクターという奇想天外な発想ながら、しっかりとブラッシュアップされた脚本によってピクサー最高傑作との呼び声も高い作品です。 特に心理学や、人間の頭の中の構造に則して表現されたアニメーションは秀逸。可愛らしいキャラクターによって子供にもわかりやすく表現されている点には「さすがピクサー」としか言いようがありません。

6位:『カーズ/クロスロード』【2017年7月15日公開】

絶対的エースが下した決断に涙が止まらない

ピクサーアニメの人気シリーズ「カーズ」の第3作で、2017年に公開された『カーズ/クロスロード』。レーサーとして成功を収めたマックィーンの挫折や転機、新たなる挑戦を描きます。 1作目、2作目と観てきたファンにとって、絶対的王者マックィーンが敗れ、世代交代が想像される展開は辛いものがあります。しかし、エースとして地位を築き上げた彼が最終的に下した決断に涙せずにはいられません。 マックィーンの複雑な葛藤や心情が描かれているという点では大人向けと言えますが、1作目、2作目をさらに超える名作だと言えるでしょう。

5位:『トイ・ストーリー』【1996年3月23日公開】

ピクサー伝説の始まりの作品

『トイ・ストーリー』は記念すべきピクサーの長編アニメーション映画第1作目。「もしもおもちゃに意志があったら」という想像を膨らませて作られた本作は、世界で最も愛されているアニメーション映画の1本だと思います。 おもちゃが主人公だという斬新な設定に負けず、仲間と協力することの大切さというメッセージがきちんと描かれ、20年以上たった現在でも多くのファンを魅了し続ける本作によって改めてピクサーの凄さを思い知らされます。 また、本作から数々の名キャラクターや、多くの人の心を揺さぶる名シーンが誕生していったという点で、おすすめランキングベスト5に入れるべき作品だと言えるでしょう。

4位:『モンスターズ・インク』【2002年3月2日公開】

ピクサー史上ナンバー1コンビと、幼い少女の物語

『モンスターズ・インク』は様々なモンスターが暮らすモンスターシティを舞台に、怖がらせ屋コンビのマイク&サリーと少女ブーの物語が語られます。 もともとのストーリーの笑いの要素に加えて、吹き替え版ではサリーの声を石塚英彦が、マイクの声を田中裕二が演じており、お笑い芸人ならではのテンポの良さも本作が「面白い!」と言われる要因でしょう。 それぞれ1人では少し頼りないサリーとマイクですが、ひとたび2人がコンビを組めば他に敵はいません。そういう点では、本作はピクサーナンバー1のバディムービーだと言えるでしょう。

3位:『インクレディブル・ファミリー』【2018年8月1日公開】

アクション映画としても十分楽しめるファミリードラマ

『Mr.インクレディブル』待望の続編。今作は母ヘレナがヒーローとして活躍し、父ボブは家で家事育児、さらには末っ子ジャック・ジャックのとんでもない能力が開花します。 前作から14年が経ちキャラクターの見た目が少し変わっているものの、家族の絆は変わっていないところがファン的には泣けるポイント。 また、CG技術の発達によって実写に劣らないレベルのアクションシーンが楽しめ、ファミリー映画という側面だけでなくアクション映画としても申し分ない作品となっています。ジャック・ジャックの最強パワーと可愛さは超必見。

2位:『トイ・ストーリー3』【2010年7月10日公開】

おもちゃで遊ばなくなった大人にこそ見て欲しい第3作目

2010年公開『トイ・ストーリー3』は不動の人気を誇る「トイ・ストーリー」シリーズの第3作、第1作から10年後を舞台にした作品です。 『トイ・ストーリー』や『トイ・ストーリー2』が素晴らしかったため本作の製作が発表された時、本作のクオリティを疑った人も多かったはずです。 しかし、ピクサーは誰もが納得する完璧なエンディングを提示。おもちゃにとっての幸せは何なのか、その心を忘れなかったアンディの選択に思わず涙が溢れます。 こうして『トイ・ストーリー3』のクオリティーは1作目、2作目を超え、ファンから愛される屈指の名作となりました。

1位:『リメンバー・ミー』【2018年3月16日公開】

夢に生きながら家族を大切にすることはできるのか

日本では、2018年公開のピクサー映画『リメンバーミー』。愛する音楽と家族の間で葛藤する少年の苦悩と成長を描きます。 ミゲルの夢と家族の反対、ヘクターとの絆……などなど全てにおいて計算され尽くされたエンディングへの流れは見事としか言いようがありません。特にラストシーンの「リメンバー・ミー」で涙腺が崩壊した人は数知れず。 「死」という子供にとっては少し難しいテーマを扱っているものの、感動的なプロットと他では真似できないピクサーの卓越した美しい映像表現によって屈指の名作アニメ映画が誕生しました。

独特の世界観に注目!ピクサー映画の魅力

ファインディング・ニモ
©T.C.D / VISUAL Press Agency

自由に話すことや動くことができるおもちゃや、個性豊かなレーシングカーなど、他のアニメ映画とは異なる異色の主人公や登場キャラクターが魅力のピクサー作品。描かれるストーリーや世界観もまた、これまでアニメ映画では表現されることのなかったものが多く、作品ごとに新たな挑戦をし続けてきました。 今回はおすすめランキングとして紹介しましたが、20位の『メリダとおそろしの森』が駄作だった訳ではありません。どの作品も視聴者の誰かにとって1位の物語になり得るのが、ピクサー映画の素晴らしいところではないでしょうか。